これは、記憶の欠落した少年が、奇怪な古城を探索する一夜の物語。
ゴシックホラーRPG『Zelle -ツェレ-』が、iOS / Android向けに事前登録を開始した。
パブリッシャーのodencatは、『くまのレストラン』などをリリースするDaigo Studioの新ブランドで、その第一弾。初のパブリッシュだけあって、満を持して強烈な個性のゲームを出してきた印象だ。
本作には2つの魅力がある。1つは、ゴシックホラーエンターテイメントとしての側面。
プレイヤーは主人公のエメラダとしてゲームをプレイし、悪魔が巣食う古城からの脱出を試みるが、そこには奇怪な住人達、奇妙なイベントの数々が待ち受けている。
そこに待っているものは、どれ1つとして同じイベントはなく、プレイヤーの意表を突き続ける。
2つ目は、濃密なエンターテイメントとしての側面。
2DRPG風になったり、ポイントクリックアドベンチャーになったりと、場面に応じて画面の見せ方と遊び方が変化し、3時間程度のプレイに濃い体験を詰め込んでいる。
悪魔とのバトルには、悪魔の眼と同じ色のカードをタップするアクションバトルを採用している。
悪魔とカードの表示パターンは工夫が凝らされており、シンプルに聞こえるが十分魅力的。
世界観が気になったのなら、ほぼ満足できる内容と言える。
まずは公式トレーラーを見て、興味を惹かれるか確かめて欲しい。
すでに私はPC版をクリアしているが、システム面、ビジュアル面、なにより音楽の素晴らしさにすっかりやられてしまった。
価格は600円、リリース時期は4~6月ごろを予定している。
シナリオ面で不満があったのだが、スマホ版ではそこも解消されるという。
▲情報量の多い3D画面から、急に2Dのすっとした画面になるなど、場面の使い方がズルい。
価格は600円、リリース時期は4~6月ごろを予定している。
世界観が気に入れば、有料ゲームとしてお値段以上のものであることはPC版を遊んだ私が保証できる。動画を見て気になったら、ぜひ予約しておいてほしい。
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