Microsoftが、クラウド型のミニパソコン「Windows 365 Link」を発表。発売は2025年春予定。
OSはストリーミングで
Windows 365 Linkは、ミニPC型端末。イメージとしてはAppleのMac miniが近いです。が、徹底的に異なるのはOS非搭載なこと。OSはクラウドにあり、ストリーミングして使用します。端末内でWebexのMicrosoft Teamsを走らせるものの、それ以外はすべてクラウド処理します。
2021年以来、クラウドPCを進めてきたMicrosoft。今回のWindows 365 Linkは一般消費者向けにも非常に手に取りやすい形になりました。
メリットはセキュリティ
オフィスでの利用が想定されていますが、最大の導入メリットはセキュリティ。
Windows 365 Linkの利点はローカル保存のデータもアプリもなく、保存するデータはすべてMicrosoft Cloudの中、つまりMicrosoftのセキュリティで守られているということ。エンドユーザーによる不要・不適切なダウンロードもできません。会社のテック担当者・アドミンの肩の荷は、これでかなり軽くなります。
接続仕様
4Kモニター最大2台接続可能。ポートはUSB-Cが1つ、USB-Aが3つ、DisplayPortが1つ、HDMIとEthernetが1つずつ。WiFi 6E、Bluetooth 5.3対応。
ログインには、バイオメトリックIDを活用し、パスワードは使用しません。
来年4月発売予定。価格は349ドル(約5万4000円)。
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Source: Microsoft