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上杉謙信居城の春日山城跡を山城の姿に 上越市がスギを伐採中 本丸へは通行止め

新潟県上越市は2025年2月から郷土の戦国武将、上杉謙信の居城だった春日山城跡に植林されたスギの伐採を始めた。作業に伴い、市道や遊歩道の一部が通行止めとなっており、3月14日(予定)まで本丸に登ることができない。

春日山城跡で行われているスギの伐採作業(2025年2月14日撮影)

伐採は中川幹太市長の看板公約である通年観光計画の事業の一つ。春日山城跡のスギは昭和になって植林されたものもあり、遺構の保護のほか、伐採して山城の輪郭をわかりやすくし、現存する最古の約100年前の写真の姿に戻す。千貫門跡周辺と直江屋敷跡北側の約100本の伐採を予定していて、遺構を傷付けないよう木材を搬出するため積雪期に作業している。

植林されたスギを伐採して100年前の姿に戻す(上越市作成資料より抜粋)

通行止めとなっているのは、謙信公銅像から南三の丸までの市道春日山城上正善寺線の一部と、春日山神社横から直江屋敷付近までの遊歩道。このため通行止め期間中は、本丸に登ることができない。

通行止めの期間や区間は、積雪や作業の進ちょくによって変更となる場合がある。問い合わせは上越市教育委員会文化行政課(直通)025-545-9269

植林されたスギを伐採している春日山城跡(2025年2月14日撮影)