お年寄りの詐欺被害を防ごうと、大安寺中等教育学校(岡山市北区北長瀬本町)の生徒が5日夕、近所の高齢者約20人を招き、スマートフォンの使い方教室を初めて開いた。生徒はお年寄りの悩みに寄り添い、デジタルネーティブの強みを生かして操作のこつを丁寧に伝えた。生成AIを活用したSNS(交流サイト)型投資詐欺の体験もあり、お年寄りが生徒と一緒に対策を学んだ。
ソフトバンクと県警がサポート。同社などが開発したSNS型投資・ロマンス詐欺仮想体験ツールを使った被害防止講座開催は全国の学校で初という。
同校は県内中高生がスマホ利用について考える昨秋の「OKAYAMAスマホサミット」の発表に向けて調べる中で地域課題の解決に注目。高齢者が詐欺や個人情報漏えいといった被害に遭わないよう開催を決めた。
教室では2~5年の23人がマンツーマン形式で対応。「店の情報を友達に送りたい」「機種変更して操作が変わった」といった相談にスマホを使って応じた。通信アプリ・LINE(ライン)で詐欺被害を体験。AIが自動で送る架空のもうけ話にわざとだまされて手口を学んだ。県警から被害状況と対策の説明もあった。
参加者(87)は「新しい使い方が分かった。知らない人の電話やメッセージは無視する」。5年生(17)は「地域の人と交流できて良かった。参加者はだまされなさそうで安心」と話した。
ソフトバンクと県警がサポート。同社などが開発したSNS型投資・ロマンス詐欺仮想体験ツールを使った被害防止講座開催は全国の学校で初という。
同校は県内中高生がスマホ利用について考える昨秋の「OKAYAMAスマホサミット」の発表に向けて調べる中で地域課題の解決に注目。高齢者が詐欺や個人情報漏えいといった被害に遭わないよう開催を決めた。
教室では2~5年の23人がマンツーマン形式で対応。「店の情報を友達に送りたい」「機種変更して操作が変わった」といった相談にスマホを使って応じた。通信アプリ・LINE(ライン)で詐欺被害を体験。AIが自動で送る架空のもうけ話にわざとだまされて手口を学んだ。県警から被害状況と対策の説明もあった。
参加者(87)は「新しい使い方が分かった。知らない人の電話やメッセージは無視する」。5年生(17)は「地域の人と交流できて良かった。参加者はだまされなさそうで安心」と話した。