デジカメレビュー
ホルガ
HOLGA-DG(ホルガデジタル)
業界的には本当に今さらという感じではございますが、
あのホルガがデジタルカメラとして帰ってきました。
今回は、そんなHOLGA-DGでございます。
クラウドファンディングで有名になりましたね。
割りと早いうちから購入するか悩んでおりましたが、
ズルズルと時間だけが経っておりました。
HOLGA-DGは、






スペック
■センサー・仕様/TCP1.01 | |
センサーサイズ/センサー | 1/3.2インチCMOSセンサー |
画素数 | 800万画素 |
映像エンジン | 記載なし |
液晶 | なし |
オートフォーカス | x |
ISO感度 | 100? |
■レンズ性能 | |
焦点距離(35mm換算) | 記載なし |
F値 | F2.8 |
ズーム倍率 | 単焦点レンズ |
レンズブランド | HOLGA OPTICAL LENS |
最短撮影距離 | 1.5m |
手ぶれ補正 | なし |
■基本仕様 | |
仕様メディア | SDHCメモリーカード(32GBまで対応) |
使用電源 | 単3乾電池x2 |
動画撮影機能 | x |
動画記録形式 | – |
動画最大解像度 | – |
音声記録 | x |
録画時間 | – |
トイデジカメらしい設計ですが、
SDHCまで対応しているのが今の情勢的にありがたいです。
・デザイン・メカ・インターフェイス
ホルガ120FNよりも小さくて、
ライカよりもでかい。
そんなカメラでございます。
とにかくチープ。
元のホルガを凌駕するチープなボディですが、
隠れトイデジカメ好きとしては
なかなか、楽しめそうな一台です。
軽く、
ボタン類は意外とカチッとしております。
操作もし易いというか、
特に操作できる部分もないので、
快適に使えますね。
ホルガのデザインがそもそもおしゃれなので、
それを模して一回りコンパクトにしているあたりが、
非常に良い感じです。
ホルガっぽいけど、
やはりレンズ周りとかは違いますね。
ホットシューも付いています。
ホルガらしいこの太陽光と曇りの切り替え。
フィルム版だと絞りになっているようにみえて、
実は欠陥でどちらに動かしても変わらない仕様だったわけですが、
今回は一応作動するらしいですね。
ただ、F値が変わるわけではなく、
露出補正で対応しているという噂。
しかも、レバースイッチが表記と逆になっているようですね。
おしゃれなダイヤル。
電源も兼ねておりますが、
135と120スイッチに切り替わっております。
135が4:3+コーナーエフェクトでトンネル効果写真。
120が1:1のアスペクト比で撮れるということですが、
そもそも、135は2:3だし、
フィルム版は6×4.5でも撮れたし。
と、一応突っ込みどころはあります。
背面は非常にシンプル。
底面。
SDカードスロットはむき出し。
MicroUSBなのが近代的です。
底面のレバーはカラーとモノクロの切り替え。
ピカッ
このLEDは晴天下の屋外だと見えないです。
2台の比較
+Minoxとの比較も。

・画質・撮影
アスペクト比の変更とモノクロ・カラー切り替えが出来る代わりに、
フォーカスリングすら付いていないという、
本家ホルガ以上に簡単なカメラですが、
撮ってる時は非常に楽しいです。
しかし取り出した画像をみると、
結構打率は低めですね。
その要因としては、
いつシャッターが切られているのか分からないというものが主でして、
更に、シャッタースピードというか、
トイデジカメ特有の現象として、
CMOSセンサーの記録スピードが遅く、
下から上にちょっとずつ記録していく方式な故、
グニャグニャでブレブレという、
なかなか面白い写真を量産してしまいます。
それも慣れですけどね。
トンネル効果は135モードのみですが、
中に組み込まれているコーナーエフェクターによるもの。
ホルガの割にレンズが非常に優秀なので、
なんというか、撮れる時はしっかり写るのでつまらないですね。
トイデジカメ的な写真を撮りたいなら、
写真だけでなく、本体の設計もアレで不安定だったり実用上難があるレベルの不具合が結構出てくるビスタクエスト製のトイデジカメの方がずっと面白いです。
見た目はこっちのほうがキュートですけどね。
コメント
無骨な感じがフジペットのようですね。
確かに、そのあたりのカメラを彷彿とさせるデザインです。
出来はもとより、元ネタのコンセプトは同じような感じですし、
素晴らしいカメラだと思います