飛ぶ鳥を落とす勢いだった「令和ロマン」(髙比良くるま、松井ケムリ)に急ブレーキがかかった。

 15日、ユーチューブチャンネルを更新し、くるまが一部で伝えられたオンラインカジノ賭博を認めた。

 くるまは「この度、オンラインカジノにまつわる事情聴取を受けたという記事により、大変お騒がせしてしまい、申し訳ございません」と謝罪。「今回、記事にあった通り、オンラインカジノをしていたというのは事実であります」と報道を認めた。

 2019年末に大学時代の知人から誘いを受け「海外の口座から送金してオンラインカジノをやっているのは違法ではない」と言われ「当時インターネット上で広告が上がっていた。そういったサイトの広告があったというのもありまして、こちらとしても違法ではないという認識をしてしまい、オンラインカジノをしておりました」と説明。2020年末まで「1年間ほど続いていた」としている。

 動画終盤では「全ての皆様にご迷惑をおかけしたことを深く反省しております。本当に申し訳ございませんでした」と頭を下げた。

 ファンからは「うわーショック」「応援していただけに凹む」といった悲鳴が上がる一方で、オンラインカジノに手を出した〝期間〟を知り安堵の声も上がっている。

 令和ロマンの2人は慶大のお笑いサークルで出会い、旧芸名「魔人無骨」から19年5月に現在の芸名に改名した。くるまがオンラインカジノに手を出したのはその年の年末で「まだまだ下積み時代。生活も苦しかったはずだ」(お笑い関係者)。くるまはオンラインカジノで得たお金を生活費の足しにしていたという。

 くるまがハマったのは約1年間。その後は足を洗い、コンビは23年にMー1優勝、昨年は史上初の連覇を達成した。

 お笑い関係者は「違法性のあるモノに手を出すことは許されない」と前置きした上で、次のように語る。

「M―1王者になってからも〝オンカジ沼〟にハマっていたらファンも幻滅していただろうが、本人の説明を信じるなら、下積み時代だけで完結している。ここはファンも〝救われた〟部分だろう」

 令和ロマンをめぐっては、15日放送予定だったABCテレビ系の冠番組が、他番組に差し替えられた。ほかにも、くるまが出演予定だった16日放送のフジテレビ系番組も、出演者の変更がアナウンスされている。