アンチコドン
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アンチコドン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/03 05:18 UTC 版)
アンチコドン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 22:51 UTC 版)
mRNA上のコドンと対合する3塩基をアンチコドンと呼ぶ。例えばAAAというコドンはリジンをコードしているが、これに対応するリジンtRNAのアンチコドンはUUUとなっている。しかしこの対応関係は1対1とは限らず、1つのアンチコドンが同じアミノ酸をコードする複数のコドンを認識する場合がある。仮に1対1だとすれば61種のtRNAが必要になるが、通常はこれよりも少ない種類のtRNAしか存在しない。 アンチコドンの1文字目は化学修飾によりイノシン(I)またはシュードウリジン(Ψ)になっている場合がある。これらの修飾塩基は複数の塩基と水素結合を形成できるため、こうしたtRNAは3文字目だけが異なる複数のコドンを認識できる。例えばグリシンをコードするコドンは、GGU・GGC・GGA・GGGの4つだが、アンチコドンの1文字目が化学修飾されていれば1つのtRNAで4つのコドンを読むことが可能である。 tRNAはそれぞれ特定のアミノ酸としか結合しないが、遺伝暗号が縮重しているため、異なるアンチコドンを持つtRNAが同じアミノ酸と結合する場合がある。1つのアミノ酸に対して2種類以上のtRNAが存在し、1つのtRNAは複数のコドンに対応しうるため、30から40種のtRNAが1つの翻訳系で使われる。
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