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イセエビ属とは? わかりやすく解説

イセエビ属

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/17 05:00 UTC 版)

イセエビ属
カリフォルニアイセエビ Panulirus interruptus
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 軟甲綱 Malacostraca
: 十脚目 Decapoda
下目 : イセエビ下目 Achelata
上科 : イセエビ上科 Palinuroidea
Latreille1802
: イセエビ科 Palinuridae
: イセエビ属 Panulirus
学名
Panulirus
White, 1847
タイプ種
Panulirus japonicus
(Von Siebold, 1824) [1]

イセエビ属Panulirus)はイセエビ科 Palinuridae の下のである。この属には、触角に鞭毛のある種が含まれる[1]

この属には以下の種が含まれる:[2]

和名は関口(2014)による[3]

参考文献

  1. ^ a b Lipke B. Holthuis (1991). Panulirus. FAO Species Catalogue, Volume 13. Marine Lobsters of the World. FAO Fisheries Synopsis No. 125. Food and Agriculture Organization. ISBN 92-5-103027-8. http://nlbif.eti.uva.nl/bis/lobsters.php?selected=beschrijving&menuentry=soorten&id=47 
  2. ^ Tin-Yam Chan & Michael Türkay (2010). "Panulirus White, 1847". World Register of Marine Species. 2012年1月11日閲覧
  3. ^ 関口秀夫 (2014). “イセエビ・セミエビ類の和名について”. タクサ:日本動物分類学会誌 37: 36-45. https://www.jstage.jst.go.jp/article/taxa/37/0/37_KJ00009470206/_article/-char/ja/. 

関連項目


イセエビ属

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/20 23:51 UTC 版)

イセエビ科」の記事における「イセエビ属」の解説

イセエビ属 Panulirusイセエビなど重要種を多く含む、イセエビ科最大の属である。以下に代表種を示す。日本近海からはイセエビを含む計6種が知られるイセエビ P. japonicus - 体長30cmほど。全身暗赤色日本近海のみに分布するカノコイセエビ P. longipes (A. Milne Edwards, 1868) - 体長30cmほど。イセエビに似るが体に白や橙色小さな斑点散在するので「鹿の子」の名があるまた、第1触角(細い触角)に7本の横しまが入るのも特徴である。西太平洋インド洋熱帯域広く分布し南西諸島ではイセエビよりも漁獲量が多い。また、産卵期3 - 10月と長い。 シマイセエビ P. penicillatus (Olivier, 1791) - 体長30cmほど。イセエビに似るが歩脚に白い縦線があり、第1触角しま模様がない。熱帯インド洋太平洋諸島広く分布するが、日本では伊豆諸島以南分布するイセエビよりも若干、黒い色も特徴1つ東部太平洋分布する個体群中西部太平洋とは遺伝的に亜種レベル分化していることが水産総合研究センターによる最近遺伝子分析明らかになっている。 ケブカイセエビ P. homarus (Linnaeus, 1758) - 体長30cmほど。腹部の節ごとに短い毛の生えた溝があるが、これが背中中央部切れずに繋がる点でイセエビ区別する体色青灰色がかっていて、第1触角に7本の横しま歩脚黒と白まだら模様、腹肢と尾は橙色をしている。西太平洋インド洋熱帯部に広く分布するが、日本では数が少ない。 ゴシキエビ P. versicolor (Latreille, 1804) - 体長30cmほど。体色黒色で頭胸甲黄色模様、腹の節ごとに黄色縁取りがある。さらに歩脚には黄色縦線、腹肢は赤黒の縦じま、第2触角の根もとと尾の先が赤色をしている。西太平洋インド洋熱帯部に広く分布するが数は少ない。名の通り多彩さから、食用よりも寧ろ観賞用剥製として利用されるニシキエビ P. ornatus (Fabricius, 1798) - 体長最大50cmを超え、イセエビ属の最大種。胸甲水色突起橙色腹部は黒の横しまがあり、両脇黄色斑点2つずつある。第1触角歩脚白黒まだら模様西太平洋インド洋熱帯部に広く分布しサンゴ礁の外礁斜面からやや深い砂泥底まで生息するが数は少ない。大型多彩な体色から、観賞用剥製にされて珍重される。 アカイセエビ P. brunneiflagellum - 小笠原諸島及び伊豆諸島一部だけに分布する海老。まれに本州紀伊半島などで見つかることもある。2005年三重大学研究チームにより新種判明カノコイセエビ似ている第一触角(頭の前方伸びる短い一対のひげ)に白い帯がないことと、第二腹節背面の溝が側部の溝と連続していないことなど違いがある。ほとんど小笠原固有種なので漁期年間2週間限定し保護している P. cygnus (George, 1962) オーストラリアイセエビ - 体長25cmほど。体色ピンク色強く腹部両脇に白い斑点が並ぶ。オーストラリア西岸分布する。 P. argus (Latreille, 1804) アメリカイセエビ - 体長30cmほど。体色黄褐色で、腹部の節ごとに白い斑点が横に並ぶ。秋に冬眠のため深場に移るが、この時に行列をなして移動する変わった習性がある。大西洋西部分布する上記のほか、アメリカミナミイセエビ Panulirus laevicauda ・カリフォルニアイセエビ Panulirus interruptus ・ハワイイセエビ Panulirus marginatus などがある。

※この「イセエビ属」の解説は、「イセエビ科」の解説の一部です。
「イセエビ属」を含む「イセエビ科」の記事については、「イセエビ科」の概要を参照ください。

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