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バザールとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > ビジネス > 商取引 > 市場 > バザールの意味・解説 

bazaar

別表記:バザール

「bazaar」の意味・「bazaar」とは

「bazaar」は、英語の単語で、主に中東南アジア見られる市場商店街を指す言葉である。商品取引が行われる場所としての意味を持つ他、様々な商品が集まる場所という意味合い含まれている。また、チャリティイベント学園祭など、特定の目的のために設けられ一時的な市場を指すこともある。

「bazaar」の発音・読み方

「bazaar」の発音は、IPA表記では/bəˈzɑːr/となる。IPAカタカナ読みでは「バザー」となり、日本人発音するカタカナ英語読み方も「バザー」となる。この単語発音によって意味や品詞が変わる単語ではない。

「bazaar」の定義を英語で解説

「bazaar」は、"A market consisting of a street lined with shops and stalls, especially one in the Middle East."と定義される。つまり、店舗露店が並ぶ通りから成る市場、特に中東地域のものを指す。

「bazaar」の類語

「bazaar」の類語としては、「market」、「fair」、「flea market」、「swap meet」などが挙げられる。これらの単語商品取引が行われる場所を指すが、それぞれに特定のニュアンス使用状況がある。

「bazaar」に関連する用語・表現

「bazaar」に関連する用語として、「vendor」、「stall」、「goods」、「trade」などがある。これらは市場商店街での取引直接関わる単語で、商品売買を行う場所や人、商品自体取引行為を表す。

「bazaar」の例文

1. English: I bought this rug at a bazaar in Istanbul.
日本語訳: このラグイスタンブールバザー買った
2. English: The school is holding a bazaar to raise funds for the new gym.
日本語訳: 学校新し体育館資金集めのためにバザー開催している。
3. English: The bazaar was bustling with people.
日本語訳: バザーは人で賑わっていた。
4. English: There are many exotic goods in the bazaar.
日本語訳: バザーには多くエキゾチックな商品がある。
5. English: The bazaar offers a variety of spices.
日本語訳: バザーではさまざまなスパイス提供されている。
6. English: The bazaar is a place where local vendors gather.
日本語訳: バザー地元ベンダーが集まる場所である。
7. English: The bazaar was filled with the scent of incense.
日本語訳: バザー香料香り満たされていた。
8. English: The bazaar is a feast for the senses.
日本語訳: バザー五感饗宴である。
9. English: The bazaar is a hub of trade in the city.
日本語訳: バザー都市取引中心地である。
10. English: The bazaar is a great place to experience the local culture.
日本語訳: バザー地元文化体験するのに最適な場所である。

バザール【(ペルシア)bāzār/(フランス)bazar】

読み方:ばざーる

南アジア中近東バルカン半島などに見られる都市市場。ふつう屋根をもつ歩廊式の建物内商店工房が並ぶ。

デパート大商店などの特売会。また、特設売り場

バザールの画像

バザール

【英】bazaar

元来ペルシャ語で、インド中東諸国活気ある市場のこと。転じて雑多な商品販売する小さな店を集合した常設市や、百貨店自動車販売店などが行なっている活気のある演出をした大売出しのことをいう。

バザール

名前 Bazard

バザール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/25 05:47 UTC 版)

タブリーズのバザール」。世界遺産。絨毯を売っているエリア。
トルコのイスタンブールカパルチャルシュ(「グランバザール」とも。)2004年

バザール英語: bazaarフランス語: bazarペルシア語ウルドゥー語:بازار、ヒンディー語: बाज़ारトルコ語: pazar)とは、中東諸国・中央アジアインドなどの市場のこと[1]。イスラーム世界の市場「スーク」のこと。日本語では「バーザール」という表記をすることもある。

概要

ムーア人のバザール

「bāzār バザール」は、市場を意味するペルシア語である[2]

語源としては中世ペルシア語の1つパフラヴィー語baha-charから来ており、「(物の)値段の決まる場所」が原意で、バザールでは“定価”はない、というのが一般的である(つまり、商品ごとや取引ごとに 売り手と買い手が価格交渉して、買い手ごとに異なった値段が決まる。一物多価。)。アラビア語では同様のもの(おおむね同様のもの)を「sūq スーク」という[2]

バザールは都市においては一般的に、住宅地から独立してバザールだけで独立した区画を形成しており、商店が密集している[2][注 1][注 2](近・現代では)屋根を持つ歩廊式の建物内(≒屋根がついた "通り" )の両側に商店工房が並ぶ方式が一般的である[3]。(→アーケード

類似語にPasar(パサール)がある。

歴史

古代のメソポタミア西アジアでは、食物をはじめとする必需品を貯蔵して宮殿や都市(城砦都市)の分配し、バザールでは手工業品の販売を行なった。やがてイスラーム世界の商業が浸透すると、バザールは地域の食料市場も兼ねるようになった[4]

バザールは、通りの両側に常設店舗が並ぶ構造が基本となる。これが発展すると十字路を作り、交差する通りや並行する通りに店舗が増えていき、このようにしてバザールは拡張された。常設店舗はペルシア語で「ドッカーン」と呼び、売買に加えて職人の工房も兼ねた。店舗から独立している工房(カールガーフ)や、それより大きい工場(カールハーネ)もあった。バザールには同業者が区画に集まり、並行する通りを結ぶ「ダーラーン」と呼ぶ通廊や、さらに大規模な「カイサリーヤ」と呼ぶ通廊があった。同業者が集まることにより、競争による公正な取引や、行政の管理を容易にするなどの利点があった[5]

常設店舗から離れた場所には、サライキャラバンサライと呼ぶ遠隔地交易のための宿泊、倉庫、取引に使われる施設があった。これに対して地域の卸売や取引に使われる施設には、ティームチェやティームがあった。

通りの出入口には広場があり、周りにモスクマドラサ(教育施設)、ハンマーム(公衆浴場)が建っていた。広場は刑の執行、宗教的な祝祭、定期市などさまざまな目的に用いられた。広場での取引には賃借料が不要であったため、常設店舗を持てない露天商行商、そして農民など商人でない者でも参加できた。広場では職人たちの商品よりも場所を取る野菜や果物など生鮮食料品、家畜が取引された。さらには、不用な物を売るための蚤の市も開かれた[6]

現代のバザールの多くは、香料・織物・塩・金などを交換する商店が集積する一帯で、通常、街中のモスク周辺の屋根のある通りに、競合する同業の卸売や小売業者が固まっている。

影響

このbāzārが、北米などでは転じて主にクリスマスの時期などに教会に献金するお金を得るため、人々が各家庭で不要になった書籍・衣類・日用品・工芸品などを教会堂近くで並べて安価に売ること(即席のマーケット)をいうようにもなり(バザーを参照)、さらには「在庫一掃」の意味で商業的に用いられるようにもなった。

イランのバザール

イランの伝統的なバザールは、煉瓦でできた小さなドームが次々と連なって続く屋根に覆われている。煉瓦以外に、トタンや木で屋根が覆われている場合もあるが、バザールは基本的に屋根付きである。これは夏の暑さや日差し、冬の風や雨を避けるための工夫である[7]

通路の両側には間口、奥行きともに狭い小さな店がぎっしりと並んでいる。店主やその家族はそこに住まず、彼らの家は別の地区にある。店主は毎日店に通ってくるのが原則である。かつてはバザールの店舗は賃貸に限られ、いわゆる所有権は認められていなかった。

バザールでは、日常生活を送るために必要なありとあらゆる商品が販売されている。ただし、肉や野菜などの生鮮食品は別の区画や広場の青空市で売られることが多いため、バザールで扱う商品はそれ以外である。衣料品、日用雑貨、それに手工芸品が主だが、貴金属宝石などの高価な品が売られている場合もある。商品にはそれぞれ別の区画が割り当てられている。金物は金物の区画、靴や鞄などの皮革製品には皮革製品の区画、衣類や布にはそのための区画が割り当てられている。一つの区画のなかに同じ品物を扱う店が沢山集まっているため、客は商品を比較しながら、より安価でより良質な品を求めることができる。

イランのバザールでは、狭い店にいかにたくさんの商品をおくかが店主の腕の見せ所になる。天井までところ狭しと釣り下げられた靴、皿、服など、ものをたくさん持っていることが良い店の証となっている。

バザールの中あるのは小売店の小さな店だけではない。その通路に面して、隊商宿(キャラバンサライ)、モスク、マドラサ、イマームザーデといった施設への小さな入り口が開かれている。

ギャラリー

脚注

注釈

  1. ^ 恒久的な商業地区をいう[要出典]
  2. ^ 市場であり、商店の並ぶ通りである。

出典

  1. ^ 広辞苑 第六版【バザール】
  2. ^ a b c ブリタニカ国際大百科事典【バザール】
  3. ^ 大辞泉【バザール】
  4. ^ ポランニー 『人間の経済2』第10章
  5. ^ 坂本「イスラーム都市の市場空間とイスファハーン」 p22
  6. ^ 坂本「イスラーム都市の市場空間とイスファハーン」 p47
  7. ^ 羽田正 (1999). “都市の装置:バーザールとモスク”. アジア読本:イラン: 16-18. 

参考文献

関連項目

外部リンク


バザール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 05:08 UTC 版)

ダイイングライト2」の記事における「バザール」の解説

ソフィーSophie) 声 - 青木瑠璃子 バザールの保安担当ヘルマン(Hermann)という無口ボディーガードと共に行動することが多い。 ルース(Loes) 声 - 山田奈都美 バザールの住人。 ヴィンセンツォ(Vincenzo) 声 - 松岡大介 クラフトマスター。アルベルト息子バーニー(Barney) 声 - 野澤英義 バザールの重鎮で、ソフィーの弟。 ヴェロニカ・ライアン(Veronika Ryan) 声 - 橘U子 医師ネリス(Nerys) 声 - 武田華 バザールの住人アルベルトAlberto) 声 - 後藤ヒロキ クラフトマスター。ヴィンセンツォの父親

※この「バザール」の解説は、「ダイイングライト2」の解説の一部です。
「バザール」を含む「ダイイングライト2」の記事については、「ダイイングライト2」の概要を参照ください。

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