Location via proxy:   [ UP ]  
[Report a bug]   [Manage cookies]                

任官とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 社会 > 身分 > > 任官の意味・解説 

にん‐かん〔‐クワン〕【任官】

読み方:にんかん

[名](スル)官に任じられること。官職に就くこと。「一等書記官に—する」


任官

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/01 08:59 UTC 版)

任官(にんかん)とは、官職に任用されることをいう。古くは奈良時代律令制導入の際より日本の官制において用いられた用語であり、今日の政府や国家機関等においても使用されている。今日では国家公務員の職、特に裁判官検察官自衛官即応予備自衛官予備自衛官を含む)、警察官海上保安官刑務官労働基準監督官などに任ぜられる場合に用いられる。対義語は「免官」、「退官」。

なお、関連用語として、「任官拒否」という用語もある。用法としては、司法修習修了者のうち、裁判官等への任官を希望したのに拒否された場合に用いられ、その他には防衛大学校卒業者が自衛官への任官を拒否する場合にも用いられ、「任官辞退」とも呼ばれる。なお、国家公務員が異なる官庁・職種に転じる場合、転官ともいう。

律令制下の任官

律令制下における官職の序列は位階に基づいて定められ、ともに不可分の関係にあり官位と称された。即ち、位階に相当する官職に任ずる官位相当制を基本とし、朝廷の人事である除目では叙位任官は同時になされることも多かった。

鎌倉幕府と自由任官の禁止

鎌倉時代以降、鎌倉幕府御家人たる武士の叙位任官は鎌倉殿を通じて朝廷に具申することを原則として、御家人が直接的に朝廷から叙位任官を受けることを厳禁とした。これは、御家人の主人はあくまで幕府主宰者たる鎌倉殿であり、御家人が直接的に朝廷と関わりを持つことは、御家人の離反や自立などの事態を招く危険もあり、これを予防する意味があった。この禁を破り、御家人が鎌倉幕府を介せず、または許しを得ることなく、叙位任官することを自由任官という。幕府では御家人の任官を将軍による統制下に置くため幕府内に官途奉行を置き、武家の任官の申請窓口とした。 実際には、頼朝の時代に源義経をはじめ、24人の東国御家人が自由任官をし、墨俣以東に入ることを禁ぜられた事例がある。

関連項目


任官

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/03 01:51 UTC 版)

国王大権 (イギリス)」の記事における「任官」の解説

首相大臣公務員軍人裁判官任免国王大権である。 技術的に君主任命したいと欲する者を首相に任命することができるが、実際に任命を受ける者は常に下院において過半数支持を得る者である。通常、これは総選挙後過半数の席を得た政党党首である。困難が生じるのは、いわゆる宙吊り議会」(ハング・パーラメント)である。そこではいずれ政党過半数支持得ていない。この状況では、憲法上の慣習により、前任現職者が、連合政権形成し首相任命求め優先的権利有する首相会期半ば退陣決定した場合1957年アンソニー・エデンがしたように。)は、君主には裁量はない。通常は、下院過半数支持有する待機中の首相」(prime minister-in-waiting)が存在し、その者がほぼ自動的に任命される

※この「任官」の解説は、「国王大権 (イギリス)」の解説の一部です。
「任官」を含む「国王大権 (イギリス)」の記事については、「国王大権 (イギリス)」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「任官」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「任官」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



任官と同じ種類の言葉


品詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「任官」の関連用語

任官のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



任官のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの任官 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの国王大権 (イギリス) (改訂履歴)、議定官 (改訂履歴)、裁判所書記官 (改訂履歴)、警視正 (改訂履歴)、警視 (改訂履歴)、警視長 (改訂履歴)、航空管制技術官 (改訂履歴)、巡査長 (改訂履歴)、警部補 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS