伊勢幹線・鈴鹿幹線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 03:47 UTC 版)
「中部電力パワーグリッド」の記事における「伊勢幹線・鈴鹿幹線」の解説
伊勢幹線は、伊勢開閉所(三重県松阪市)から鈴鹿開閉所(三重県亀山市)に至る2回線の送電線であり、鈴鹿幹線は、鈴鹿開閉所から西部変電所(三重県いなべ市)に至る2回線の送電線である。いずれも500 kVに耐える設計であるが、運転開始以来、275 kVで使用している。大電力を安定して送るために、大束径6導体という構成を採用した。鈴鹿幹線は、途中、鈴鹿山脈の滋賀県側を通っている。 伊勢開閉所から西部変電所までを伊勢幹線として、1982年(昭和57年)4月に着工し、1987年(昭和62年)2月に完工した。その後、途中に鈴鹿開閉所を設置し、以北を鈴鹿幹線に改称した。 建設の目的は、「三重県方面の電力需要増加」と「将来の同県南部方面の大規模電源開発」に対応するためであった。「将来の同県南部方面の大規模電源開発」には、当時、中部電力が三重県南部に計画していた芦浜原子力発電所を含むものと見られる。
※この「伊勢幹線・鈴鹿幹線」の解説は、「中部電力パワーグリッド」の解説の一部です。
「伊勢幹線・鈴鹿幹線」を含む「中部電力パワーグリッド」の記事については、「中部電力パワーグリッド」の概要を参照ください。
- 伊勢幹線・鈴鹿幹線のページへのリンク