分類の変遷
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第4回大会より家族での参加・モーター数の制限・重量の制限・有線コントロールの許可といったJr.大会も開催されるようになった。(後に参加を家族に限らないJ-Classに発展) Robo-One大会が参加難易度が高いため、比較的初心者が参加しやすいようにJ-Classが開催されるようになった。(第7回で終了)
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分類の変遷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/17 14:50 UTC 版)
種と属の分類 本種は記載以降、数年おきに亜種から同種、別種と扱いが変わり、分類先の属もまた転変している。このことはこのグループの形態のみでの分類の難しさを示している。 下記の要約 奥谷・藤原(2000)は日本近海で採取されたジゴクツムバイを南半球の Eosipho desbruyeresi の亜種として記載し、Eosipho 属に置いた。 Kantor ら(2013)はジゴクツムバイを desbruyeresi の異名とし、desbruyeresi を Thermosipho 属に置いた。 奥谷(2017)は原記載時のとおりジゴクツムバイを desbruyeresi の亜種として復活させ、分類先も Eosipho 属に戻した。 Chenら(2020)はジゴクツムバイと desbruyeresi はそれぞれ別種であるとし、両者を Enigmaticolus 属に置いた。 ジゴクツムバイは原記載時、南半球の北フィジー海盆とラウ海盆から記載された Eosipho desbruyeresi Okutani & Ohta, 1993の亜種として記載された。亜種としたのは、ジゴクツムバイと E. desbruyeresi は形態的には同種とも見えるものの、両者の生息地が7000-8500kmも離れており、同程度の距離をもつ北フィジーとマリアナのアルビンガイでは種分化が起きていることから、ジゴクツムバイもある程度分化しているであろうとの推定からであった。しかし Kantor ら(2013)は両者を同一種としてジゴクツムバイを desbruyeresi の異名とし、同時に新設した Thermosipho 属(タイプ種は Eosipho auzendei Warén & Bouchet, 2001)に分類先を変更し、両者を Thermosipho desbruyeresi として1種にまとめた。しかし desbruyeresi とジゴクツムバイの両方の原記載者の一人である奥谷(2017)はこれを認めず、日本の代表的な貝類図鑑である『日本近海産貝類図鑑 第二版』に Eosipho desbruyeresi nipponensis の学名でジゴクツムバイのホロタイプを原色写真で図示解説し、原記載時の分類を復活させた。 その後 Chenら(2020)はより多くのサンプルを用いて分子系統解析を行い、desbruyeresi とジゴクツムバイは亜種ではなく別種であり、それまで別種とされていたモザンビーク海峡産の Enigmaticolus monnieri Fraussen, 2008と南シナ海産の Enigmaticolus inflatus S.-Q. Zhang, S.-P. Zhang & H. Chen, 2020の2種はジゴクツムバイと同種で、その新参異名になると結論した。ここで異名とされた E. monnieri Fraussen, 2008はジゴクツムバイ属 Enigmaticolus Fraussen, 2008 のタイプ種であるため、この見解に従えばジゴクツムバイが実質的にジゴクツムバイ属のタイプ種となる。 科の変更 原記載以来エゾバイ科に分類されていたが、2021年に発表されたエゾバイ上科を分子系統に基づいて再分類した論文で、分子系統で近縁とされる諸属とともに同論文内で新設された科 Eosiphonidae Kantor, Fedosov, Kosyan, Puillandre, Sorokin, Kano, R. Clark & Bouchet, 2021に置かれることになった。
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分類の変遷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/08/17 23:27 UTC 版)
アオスゲはその生育環境の広さもあって、変異の幅が極めて広い。大きさでは高さ40cm近くになるものから、地表すれすれ、ほとんど数cmほどのものまで、葉の幅も3mm以上のものから1mm程のもの、色も淡緑色から深緑色まで、葉や花茎の縁にざらつきがあるものないもの、小穂が茎の先端に集まるもの、やや離れるもの、あるいは葉の間に短い柄を延ばして小穂をつけるもの、匍匐枝を出すもの、その他、さまざまなものがある。これらの扱いをどうするかについては、古くから論議があり、なかなか定まらない。 日本のアオスゲに関しては、1940年代より秋山茂雄らによって研究がすすめられ、いくつものアオスゲ類が記載された。秋山(1955)には以下の種と変種が認められている。オオアオスゲはアオスゲの、ヒメイトアオスゲはイトアオスゲの変種としている。 イセアオスゲ Carex karashidaniensis Akiyama ムツアオスゲ C. aquilonalis Akiyama イソアオスゲ C. meridiana Akiyama アオスゲ C. leucochlora Bungeオオアオスゲ var. lonchophora Akiyama イトアオスゲ C. puberula Boottヒメイトアオスゲ var. gracillima Akiyama ヒメアオスゲ C. discoidea Boott スナスゲ(ハマアオスゲ)C. fibrillosa Franch. et Sav. ハイアオスゲ C. tosaensis Akiyama これに対して、その後これらをまとめて扱う流れが生じる。北村他(初版1964、カヤツリグサ科は小山が担当)による保育社の『原色日本植物図鑑』や、『新日本植物誌』(大井次三郎著、北川政夫改定 1983)にそれが見て取れる。『原色日本植物図鑑』では、アオスゲ一種のみを認め、学名はC. breviculmisとした。この下に亜種としてハマアオスゲC. breviculmis subsp. fibrillosa と、オオアオスゲ C.breviculmis subsp. lonchophoraを、基本亜種の下に品種としてメアオスゲ forma aphanandra とイトアオスゲ forma filiculmisの二つのみを認めた。つまり、以下のように分類されている。 アオスゲ C. breviculmis R. Br.メアオスゲ C. breviculmis R. Br. forma aphanandra Kiuekenth. イトアオスゲ C. breviculmis R. Br. forma filiculmis Kiuekenth. オオアオスゲ C.breviculmis subsp. lonchophora (Ohwi) ハマアオスゲ C. breviculmis subsp. fibrillosa (Fr. et Sav.) なお、植物誌の方はイトアオスゲとハマアオスゲをアオスゲの変種としており、それ以外は認めていない。ちなみに、琉球列島において日本植物誌に相当する「琉球植物誌」(初島住彦 1975)も、これらとほぼ同じ扱いで、種としてはアオスゲのみを認め、その下に品種としてメアオスゲを、変種としてヒメアオスゲを、また亜種としてハマアオスゲを認めている。 しかし、1990年代ころより再び細分の流れが強まる。新たな研究者達により、カヤツリグサ科の研究が活発になり、アオスゲ類の見直しが進められた結果、改めてアオスゲの変種や品種が独立させられ、新たな種が追加された。勝山(2005)では、以下の種がそれぞれ独立種として認められている。 アオスゲ C. leucochlora Bunge イトアオスゲ C. puberula Boott ミセンアオスゲ C. horikawae K. Okamoto メアオスゲ(ノゲアオスゲ) C. caudolleana H. Lev. et Vaniot. ニイタカスゲ C. aphanandra Franch. et Sav. イソアオスゲ C. meridiana (Akiyama) Akiyama ヒメアオスゲ C. discoidea Boott ヤクシマイトスゲ C. perangusta Ohwi オオアオスゲ C. lonchophora Ohwi ハマアオスゲ C. fibrillosa Franch. et Sav. イセアオスゲ C. karashidaniensis Akiyama なお、保育社の図鑑は、総覧的な図鑑としては長く標準に地位にあった。2005年現在、これよりむしろ「日本の野生植物」の方がそう見られる傾向があるが、スゲ類に関してはこの図鑑は省略が多い。また、新日本植物誌はより専門的な図鑑として標準に近い位置にある。これに対して、アオスゲ類の新しい扱いについて、一般的な図鑑で掲載されているものはない。前記のものを含め若干の図鑑等は出ているものの、スゲやカヤツリグサ類専門であったり、一般に広く流布するものとは言いがたい。そういう訳で、現在もまとめた方の扱いを見ることが多い。 スゲをふくむカヤツリグサ科については、日本スゲの会のような全国規模の会も存在し、専門家による研究も現在精力的に行われている。今後も新たな改編が行われるものと思われる。
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分類の変遷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/07 20:41 UTC 版)
本種は、コウモリソウ属が Cacalia属とされていたとき、Cacalia auriculate DC. var. kamtschatica (Maxim.) Matsum. とされ、日本には分布しないカラフトミミコウモリを基本種とする変種とされてきた。Cacalia属が廃止され、アジア産のものが Parasenecio属とされた際にも、1995年に小山博滋によって Parasenecio auriculatus (DC.) J.R.Grant var. kamtschaticus (Maxim.) H.Koyama と同様に変種として組み替えられた。2009年には、門田裕一によって、Parasenecio kamtschaticus (Maxim.) Kadota と独立した種とされた。
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分類の変遷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/17 09:41 UTC 版)
本属のタイプ種はHesseltineとAnderson によって1956年に記載されたが、この時にはエダケカビ属のものとの判断から Thamnidium anomalum とされた。しかしエダケカビ科全体の見直しの中でBenjaminらは上記のような判断からこの種を独立属として本属を記載した。なお、属名はこの分野で著名な菌類学者であるJohn J. Ellis に献名されたものである。これ以降、本属の種は新たに記載されていない。 他方、属の所属に関しては記載の時点では特に議論のないままにエダケカビ科とされた。これは分枝した枝先に少数胞子の小胞子嚢をつけ、接合胞子嚢がケカビ Mucor に類する形式のものであるものをエダケカビ科とする、との判断に基づく。これはこの時点までに行われてきた無性生殖と有性生殖の器官の特徴を用いた分類体系によるものであった。 しかしながら、分子系統による情報がこれらが真の系統関係を反映していないことを示し、大きな見直しが行われた。Hoffmann et al.(2013)によると本属のものは系統樹の一番奥、きわめて多彩な属種の入り交じったクレードに含まれ、これがケカビ科 Mucoraceae とされている。詳しく見ると、本属のものはケカビ属の種である M. circinelloides や M. ctenidius などと同じクレードに含まれている。 さらにこのケカビ属の M. circinelloides と、本属を含むそれに類縁とされる群について詳細に調べた結果によっても本属のものとこれらのケカビ属の種とがやはり近縁である、というよりこの群の系統樹の真ん中に入り込んでいる、との結果が得られている。もちろん本属の特徴は一般的なケカビ属の特徴、大型の胞子嚢のみを付ける、というのとは大いに食い違うのであるが、ここで興味深いのは M. ctenidius という種の存在である。この種は直立する胞子嚢柄の先端に大型の胞子嚢を付け、その軸の側面から短い細い枝を出して小胞子嚢をつける、というもので、そのために最初の記載ではエダケカビ属 Thamnidium ctenidiumとされ、後にバクセラ属 Backusella に移された(B. ctenidia)ことがある、というもので、つまり近縁な群に小胞子嚢をつけるものが存在していることになる。ただしこの種の系統樹の上での位置は、この群の一番基盤で分枝し、他の全種に対して姉妹群をなす、ということになっている。なお、この研究では上記のような結果を得た上で、本属を属として維持する、との判断を示している。
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