字幕.in
字幕.inとは、動画共有サイト「YouTube」で配信されている動画に対して、ユーザーが自由に字幕を付けて公開できる投稿サイトの名称である。
字幕.inのように、動画にコメントをつけて楽しむサービスとしては、ニワンゴより2006年12月に公開された「ニコニコ動画」がある。ニコニコ動画では複数人数が左右に流れていくコメントを書き込みできる仕組みであり、字幕.inでは一人の投稿者が単独で動画の字幕を付ける仕組みであるという点が異なる。
2007年2月には、ニコニコ動画のサービスが一時停止するという事態が起こり、同様のサービスを求めるユーザーたちによる字幕.inの利用が進んだ。1日あたりのページビュー数は200万に達し、それ以来字幕.inは字幕をつけて楽しむ動画投稿サイトの定番の一つとして知られている。
字幕.inは矢野さとる氏によって開発されたもので、2007年5月からは新設された「字幕in株式会社」によって運営されている。
参照リンク
字幕.in
動画配信サービス: | ニコニコ動画 Qriocity SMILEVIDEO 字幕.in Truveo Ustream Ustreamチップ |
字幕.in
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/11/27 09:48 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動字幕.in (jimaku.in) はYouTubeの動画に字幕を付けて公開することができるサービス。製作者は矢野さとるで、YouTubeの動画に画像が貼り付けられるサービス「モザモザ動画」[1]、2ch2.net、youtubech.comなどのサイトも手がけていた。なお、英語版も存在した。
概要
投稿者はウェブブラウザ上からYouTubeにアップロードされた動画を再生しながら、画面下に字幕を入力して公開することができる。他のユーザーは公開された字幕付きの動画にコメントを付けることができる。2007年2月22日にニコニコ動画がサービスを一時休止して以降、字幕.inへのアクセス数が急増し同年2月末には1日200万ページビューに近づく勢いとなっていた[2]。が、ニコニコ動画のサービス再開後は今まで通りのページビューに戻った。3月5日にジオマックス運営の動画共有サービス「RAGUUN」の協力より動画投稿機能を追加[3]。
4月27日から29日にかけて、サービスが停止した。原因はサーバの不都合と人為的ミスで、投稿されていた字幕などのデータが消えたが、30日までにおおよそ復旧された。
5月24日に株式会社化され、字幕in.株式会社となった[4]。資本金は50万円。 また製作者は、動画に字幕を付けるという発想は、ニコニコ動画に影響を受けていると語っている。ちなみに本家YouTubeでは2008年に字幕登録機能が追加されている[5]。
2011年現在、サイトにはアクセス不可となっている。
脚注
- ^ “動画に墨塗り画像などを入れられる「モザモザ動画」、字幕.in作者が開発”. internet.watch.impress.co.jp. 2018年11月27日閲覧。
- ^ ニコニコ動画の一時休止で、「字幕.in」が1日200万PVに:RBB TODAY (ブロードバンド情報サイト) 2007/02/27
- ^ “「字幕.in」も独自の動画投稿機能を追加”. internet.watch.impress.co.jp. 2018年11月27日閲覧。
- ^ ITmedia News:無職から社長に――「字幕.in」が会社化
- ^ “YouTube、字幕登録機能を公開”. internet.watch.impress.co.jp. 2018年11月27日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 字幕.in - 閉鎖。(2010年5月10日時点のアーカイブ)
- 字幕.in(英語版) - 閉鎖。(2010年5月28日時点のアーカイブ)
- 字幕.in開発ブログ
- 字幕in.株式会社 - 閉鎖。(2010年4月23日時点のアーカイブ)
- 矢野さとる公式ホームページ
- 字幕.inのページへのリンク