実包
実包
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/14 16:33 UTC 版)
通常の実包。被甲は当初厚さが均一なものが使用されたが、先鋭弾においては磨耗した銃腔では極度の命中率低下を招いたため、1913年(大正2年)2月に弾丸の重心を後部に移し、かつ圧拡作用が良好になる様に被甲前半部約2/3を厚くした被甲を採用した。この改正の際、弾丸重量を旧式三八式実包と同等にするため、弾丸の長さを0.5mm延長している。被甲の材質はニッケル含有量20%の白銅製のものを使用したが、物資不足によりマンガン黄銅製やギルドメタル製のものが使われるようになった。弾丸は長さ32.5mm(旧式は32mm)、径6.65mm、重量9g、装薬量は2.15gで実包全体の重量は21gであった。 後に名称統一のため「三八式普通実包」へと改称された。 価格は10,000発当たり挿弾子と紙函付きで525円、保弾板と紙函付きで605円、紙函のみの場合は465円。
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「実包」の例文・使い方・用例・文例
- 実包, 実弾.
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