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昏睡とは? わかりやすく解説

こん‐すい【×昏睡】

読み方:こんすい

[名](スル)

前後も知らず深く眠り込むこと。また、その眠り。「酔って—する」

高度の意識障害の状態。完全に意識失われこんこんと眠っており、刺激に対して反応しない状態。

「昏睡」に似た言葉

昏睡

読み方:コンスイ(konsui)

前後不覚にねむること


昏睡

【仮名】こんすい
原文coma

深く眠っていて目覚めさせることができない状態。昏睡が起き原因数多くあり、外傷薬物毒素特定の疾患などが挙げられる

昏睡


昏睡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/13 06:44 UTC 版)

昏睡
概要
診療科 神経学, 集中治療医学
分類および外部参照情報
ICD-10 R40.2
ICD-9-CM 780.01
Patient UK 昏睡

昏睡(こんすい、coma)とは意識障害の一つ。意識障害の中で最も重いものである。

概要

救急医療の分野では、意識障害(意識レベルの診断)は傾眠(somnolence)、昏迷(stupor)、半昏睡(semicoma)、昏睡(coma)、深昏睡(deep coma)に分類されることがあった[1]。また、労働衛生の分野でも、意識喪失意識混濁とともに意識障害関係の疾病等の段階の一つとされ、昏睡は意識障害の最高度にあたる分類に位置づけられた[2]

ただ、救急医療の分野で用いられた傾眠、昏迷、半昏睡、昏睡、深昏睡などの分類も、それぞれの定義が曖昧で問題があり、救急患者の意識レベルの診断には意識レベルの客観的評価であるJapan Coma Scale(JCS)やGlasgow Coma Scale(GCS)が用いられるようになった[1]

意識レベルの客観的評価

Glasgow Coma Scale(グラスゴー昏睡尺度、GCS)[3]
脳外傷による脳機能障害の程度を評価するスケールとして標準化された尺度[3]。意識レベルを開眼、最良言語反応、最良運動反応の3つの反応ごとに独立して数値で評価するもの[1][3]
Japan Coma Scale(ジャパン・コーマ・スケール、日本昏睡尺度、3-3-9度方式、JCS)[3]
日本で提唱された昏睡尺度の一種で、意識レベルを3つ(意識清明とそれと区別する3段階)に分類し、それぞれを3段階に細かく分けることからこの名がある[1][3]
Emergency Coma Scale
JCSやGCSを改良したものとしてEmergency Coma Scaleがある[1]

意識障害の原因

意識障害の原因は全身性疾患と頭蓋内疾患に大別される[4]

脚注

  1. ^ a b c d e 卜部 貴夫「シリーズ:内科医に必要な救急知識 意識障害」『日本内科学会雑誌』第99巻第5号、日本内科学会、2010年5月10日、1082-1089頁。 
  2. ^ 労働基準法施行規則の規定に基づき労働大臣が指定する単体たる化学物質及び化合物(合金を含む。)並びに労働大臣が定める疾病を定める告示の全部改正について”. 厚生労働省. p. 165. 2024年5月15日閲覧。
  3. ^ a b c d e 資料4 用語集”. 神奈川県総合リハビリテーションセンター. 2024年5月15日閲覧。
  4. ^ 意識障害 Disturbance of Consciousness”. 日本臨床検査医学会. 2024年5月15日閲覧。

関連項目


昏睡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 06:48 UTC 版)

アリエル・シャロン」の記事における「昏睡」の解説

2006年1月4日脳卒中発症し意識不明となる。エフード・オルメルト首相代行就任し権限委譲数日後大腸虚疾患みまわれ大腸切除したこの為、その年の春行われたクネセト総選挙出馬できず(選挙立候補届出の手続き本人サインが必要)、本人意思とは無関係に政界引退余儀なくされた。闘病生活中、意識は戻ることなく昏睡状態のままであった晩年シャロンはやせ細り体重はわずか50キログラム前後落ちたという。家族意向により病院から自宅移され療養生活を続けた2012年11月19日次男ギラードは『エルサレム・ポスト』のコラムで、「ガザ全て更地にすべきだ。アメリカ広島(への原爆投下)だけで終わらなかった。日本人速やかに降伏しなかったから、長崎襲った」と主張した2014年1月2日容態がさらに悪化し危篤状態であることが公表された。1月11日テルアビブ市内病院生涯終えた85歳没。1月13日エルサレム追悼式執り行われた後、ネゲブ砂漠にあるシャロン家の農園国葬執り行われ遺体埋葬された。

※この「昏睡」の解説は、「アリエル・シャロン」の解説の一部です。
「昏睡」を含む「アリエル・シャロン」の記事については、「アリエル・シャロン」の概要を参照ください。

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