席次
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席次(せきじ)とは、儀式など催しにおける座席の順序のことである。転じて成績をさす事もある。
国家間における席次
国賓を歓待する場や、王族・皇族の即位の場での席次はおおよそ次のようになる。敬称で言うと、「陛下>殿下>閣下」となる。
陛下や殿下は君主やその王族・皇族、閣下は大統領などである。年齢や、即位(または在職)している期間、王朝や国の歴史の長さなども、席次を決める根拠となる。日本では、儀礼上三権の長より皇族の席次が上である。
例として、サミットでは首脳らの集合写真撮影が行われるが、在任期間が他国首脳に比べ短命に終わりやすい日本の内閣総理大臣は、中央近辺にくる事が少ない。これは、写真撮影では中央が上座であるので、上記の基準から、在任期間が長い首脳や議長国の席次が優先され決まるからである。
一般的な席次
日本では、親族らの中では、年長者や家長、長男など家督を継ぐ者が席次が上である。
結婚式や葬式などは、その主催者に近いものらから一般に席次が決まる。
実例
中央に位置する場は基本的に席次が上である。他にも上座、下座などで明確である。会議の場合は議長が最も席次の高い席に座る事になる。これは、封建時代または武士の時代まで遡ることができる。最高指導者である将軍が常に上座 と呼ばれる最高位の席に座ることになる。上座は部屋の入り口から最も離れた“床の間”と呼ばれる書の巻物、絵、伝統的な花などで飾られている少し高台の近くになる。
対して、下座と呼ばれる下の席に下級のメンバーが順に座り、最下級のメンバーが入り口付近に座ることになる。これは、より高位の者を攻撃から守るためであった。現在、正式な会議は洋式の会議室で多く開催されているが、同じ原則が適用され、今日まで続いてる。
和室は、部屋の入り口から一番遠い場所か仏壇、あるいは床間から床脇、入り口に向かって席次は下がる。電車や車の場合、窓際が上席である。
結婚式披露宴の場合、上座は主賓→上司(目上の方)→勤務先や学生時代の先輩→友人・同僚→親族→家族→両親 の順となる。両親は、当日はホストのため出入り口に近い「下座=末席」となる。親族は父母が末席、関係が遠い親戚や年配者ほど上座。[2]
脚注
- ^ Takaoka (MBA), Butch Yoshinobu (2021年10月16日). “Seating Protocols (Sekiji 席次) During Business Meetings and Business Dinners in Japan” (英語). EJable. 2022年8月2日閲覧。
- ^ “席次表 How to★《配置編》円卓・長テーブル、上座はどこ?”. ファヴォリ クラウド. favori‐cloud.com (2023年7月25日). 2023年10月27日閲覧。
関連項目
次席
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 04:13 UTC 版)
「島原の乱#1630年と1637年のフィリピン侵略計画」も参照 1633年4月9日には次席(ヘルト)となり、1636年2月には館長代理となったが、この年にノイツの釈放に成功している。またこの年に、バタヴィア商務総監のフィリプス・ルカスから日本の事情に関する31問の質問に回答する形で『日本大王国志』を執筆した。当初出版を予定したものではなかったが、1645年に東インド会社の社史の付録として出版され、1661年にはカロン自らが校正した上で単行本として出版された。 1637年9月、長崎奉行榊原職直と馬場利重はフランソワ・カロンに対してマカオ、マニラ、基隆侵略の支援をするよう高圧的にせまった。カロンはマニラを襲撃する気も、日本の侵略軍を運ぶ意志もなく、オランダはいまや兵士よりも商人であると答えた。これに対して長崎代官であった末次茂貞はオランダ人の忠誠心は、大名が将軍に誓った忠誠心に等しいと念を押している。この点は、この文書がオランダの上層部で議論されるようになったときにも失われることはなかった。将軍に仕えるという評判を捨てて、貿易に影響を与えるか、それとも侵略に人員と資源を投入して、会社の全艦隊が破壊されるかもしれないという大きな危険のどちらかを選ばなければならなかったのである。彼らは危険を選び、日本の侵略軍をオランダ船6隻でフィリピンに運ぶことに同意した。その後まもなく長崎代官の末次茂貞(末次平蔵の息子)から、商館長のニコラス・クーケバッケルに対し、翌年にフィリピンを攻撃するため、オランダ艦隊による護衛の要請があった。これに対し、オランダ側はスヒップ船4隻とヤハト船2隻を派遣することとした。しかしながら、翌年に島原の乱が発生したこともあり、フィリピン遠征は実現しなかった。
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