うるし【漆/漆=樹】
読み方:うるし
1 ウルシ科の落葉高木。山野にみられ、葉は羽状複葉で、小葉は楕円形。雌雄異株で、初夏、黄色い小花が総状に咲く。果実はほぼ球形で白黄色。樹液から塗料をつくり、果実からは蝋(ろう)をとる。中国の原産で、古くから日本でも栽培。皮膚がかぶれることがある。ウルシ科の双子葉植物は木本で、樹脂道をもち、約800種が主に熱帯地域に分布。ハゼノキ・ヌルデ・マンゴーなども含まれる。《季 花=夏 実=秋》
2 ウルシの樹皮に傷をつけて採取した樹液(生漆(きうるし))に、油・着色剤などを加えて製した塗料。乾燥すると硬い膜を作り、水や酸に強い。
しつ【漆】
漆
漆
漆
姓 | 読み方 |
---|---|
漆 | うるし |
漆 | うるしさき |
漆 | うるしざき |
漆 | しつ |
漆
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/07 02:26 UTC 版)
漆(うるし)とは、日本、中国、朝鮮半島ではウルシ科ウルシ属の落葉高木のウルシ(漆、学名: Toxicodendron vernicifluum) から採取した樹液であり、ウルシオールを主成分とする天然樹脂塗料および接着剤である。その他ベトナムなどの東南アジア、ミャンマー、ブータンにも成分や用途は異なるものの一般的に漆と呼ばれる天然樹脂が存在する。漆で出来た工芸品を漆器と言い、とりわけ日本の漆器はその高い品質により中世の頃から南蛮貿易を介して世界中に輸出されていた。
注釈
- ^ ウルシ科の落葉高木、ビルマウルシ。学名: Gluta usitata(シノニム: Melanorrhoea usitata)、ビルマ語: သစ်စေး、IPA: /sɪʔsí~t̪ɪʔsí/[1] スィッスィーあるいはティッスィー。ビルマ語は現代語における綴りと実際の発音との乖離が激しく、ALA-LC翻字法で綴り通りに転写すれば sacʻce" となるが、西欧の文献では thitsi などの表記で見られる[2]。
出典
- ^ 大野, 徹『ビルマ(ミャンマー)語辞典』大学書林、2000年、734頁。ISBN 4-475-00145-5。
- ^ 熱帯植物研究会 編『熱帯植物要覧』(第4版)養賢堂、1996年、270頁。ISBN 4-924395-03-X。
- ^ 漆の艶に包まれて「JAPAN」と国名でも呼ばれた漆『日本経済新聞』朝刊2018年12月9日(NIKKEI The STYLE)。
- ^ 透明性高い漆液 福井県工技センター、パステル調可能『日本経済新聞』朝刊2018年3月13日(北陸経済面)。
- ^ 漆の造り方,林野庁
- ^ 「情報誌 林野 12月号」p5 林野庁 2017年
- ^ “遺跡紹介:垣ノ島A・B遺跡(函館市)”. (公式ウェブサイト). 北海道. 2016年7月21日閲覧。
- ^ 白水智「産業の発達と物資の流通」『山梨県史』通史編2(中世)
漆(うるし)
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「蒲生町 (鹿児島県)」の記事における「漆(うるし)」の解説
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漆
漆
「漆」の例文・使い方・用例・文例
- 月は漆黒の空に青く見えた
- このお箸は漆塗りです。
- 脱活乾漆
- 黒い天使は、その漆黒の翼を大きく広げて、空へと舞い上がる。
- ひとの声に似た不気味な鳴き声、漆黒の羽、死肉を啄む姿などから、鴉は不幸に舞い降りる不吉な鳥として世界に知られています。
- どういうわけか家族の中で僕だけが漆にかぶれる.
- 漆を塗る
- 器物に漆が塗ってある
- 漆がところどころはげている
- 漆にかせる
- 漆に負ける
- 漆喰を塗る
- 漆喰板
- 漆にかぶれる
- 漆喰天井は頭の上へ落ちかぶさる憂いがある
- ミノア漆器の新しいスタイルは、はっきりと定義づけされた
- 漆喰を調合して混ぜる
- 古典的な漆器
漆と同じ種類の言葉
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