ぎょく【玉】
読み方:ぎょく
[音]ギョク(漢) [訓]たま
〈ギョク〉
1 美しく価値のある石の類。「玉砕・玉石・玉杯/攻玉・紅玉・硬玉・珠玉・碧玉(へきぎょく)・宝玉」
2 美しくすぐれているものの形容語。「玉肌(ぎょくぎ)・玉露/金科玉条・金殿玉楼」
3 天子または他人を敬って物事に添える語。「玉音(ぎょくいん)・玉音(ぎょくおん)・玉稿・玉座・玉章・玉体」
〈たま(だま)〉「玉垣・玉砂利/親玉・善玉・手玉・火玉・水玉・目玉・槍玉(やりだま)・数珠玉・鉄砲玉」
[名のり]きよ
ぎょく【玉】
読み方:ぎょく
1 美しい石。たま。
2 硬玉・軟玉の総称。翡翠(ひすい)・碧玉(へきぎょく)など。
4 取引所で、取引の対象となる株式や商品。また、信用取引や先物取引で、売り建てまたは買い建てをして未決済のままの約定。
6 芸者のこと。
たま【玉/球/▽珠】
読み方:たま
[名]
㋐球形をなすもの。「—の汗」「露の—」「目の—」
㋓(球)球技などに用いるボール。まり。また、投球などの種類。「遅い—」「—を打つ」「—をとる」
㋔(球)玉突きの球。転じてビリヤードや、そのゲームをいう。「友人と—を突く」
㋖そろばんで、はじく丸い粒。そろばんだま。「帳簿を開いて—を置く」
㋗(「弾」「弾丸」とも書く)銃砲の弾丸(だんがん)。「—が飛びかう」「—を込める」
2
㋐丸い形の美しい石の総称。宝石や真珠など。「—を磨く」「—で飾る」
3 人を丸め込むために策略の手段として使う品物・現金。「ゴルフ会員権を贈賄の—に使う」
5 あざけりの気持ちで、人をその程度の人物であるときめつける語。やつ。「あいつもたいした—だよ」
[接頭]名詞に付く。
1 神事や高貴な物事に付いて、それを褒めたたえる意を添える。「—垣」「—襷(だすき)」
2 玉のように美しいもの、玉をちりばめたものなどの意を添える。「—藻」「—櫛笥(くしげ)」
[下接句] 傷無き玉・傷に玉・衣(ころも)の裏の珠・掌中の珠・掌(たなごころ)の玉・手の内の珠・驪竜(りりょう)頷下(がんか)の珠・連城の璧(たま)
ぎょく 【玉】
玉(たま)
玉
玉
玉
玉
玉
- 〔花〕妓品のことに云ふ。美醜に就いて「上玉」と云へば美人で芸娼妓として上等なもののこと。又「玉に使ふ」とか「替玉」とか云ふのも之である。花代、揚代のことは「ギヨク(玉)」と云ふ。鶏卵のことも「ギヨク」と呼ぶ。又犯罪者仲間では贓物に就いて「タマ」と呼んでいる。即ち「上玉である」とか云ふ様に使はれる。
分類 花
玉
玉
玉(ギヨク)
玉
玉
- 1 飯食店などにて鶏卵をいふ。2 蒟蒻のこと。宮女の詞。
- 被害者となる目的の人物。〔詐欺師〕 或は金銀宝石類。婦女子のことを云ふ。握飯ともいふ。
- ⑴女をいう。⑵鶏卵、即ち玉子のこと。⑶〔犯〕被害者のこと、玉は宝を意味し目当の玉を持つている者の意。
- 時計、被害者。諜者。〔掏摸〕
- 淫売婦、犯人、時計、被害者、スパイなどを適宜に、その時その時で、指す言葉。一種の代名詞。〔一般犯罪〕
- ①被害者(犯人からはお客の意)。〔盗〕 ②芸娼妓。〔花〕 ③犯人。「たま」は宝玉のことではじめは大切なもの、大事なものの代名詞であつたが、転じて目的物又は人を指し善悪良否共に用うる。〔不〕
- 売春婦。犯人、時計、被害者、密告者などを適当にその時その時で指す言葉。一種の代名詞。
玉
玉
玉
玉
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/26 17:56 UTC 版)
たま
- 丸い物。パチンコ玉・ビー玉・ボールなど。球も参照。
- 日本の硬貨を指す時、末尾につくことがある言葉。(例:1円硬貨→1円玉)
- 神社の御霊代に用いるもの。著名なのは宗像大社で、その沖津宮は青玉を、中津宮は紫玉を以て御霊代としている[1]。
- 献上や儀式の玉。出雲大社の宮司である出雲国造は新任すると皇居に参上し、天皇に白玉・赤玉・青玉などを献上する。また出雲大社ではこの他の神事でも「玉」を用いることがある[2]。
- 日本の地名
- 日本語の名
ぎょく
- 宝石のこと。主にヒスイを指す。玉石混淆の玉はこの意。「たま」とも。
- 玉璽のこと。
- 将棋の駒の1つ、玉将のこと(王将と同一)詳しくは玉将の項を参照
- 投資用語のひとつ。玉 (投資用語)を参照。
- 「美しい」を意味する接頭辞。
- 天子(天皇・皇帝)の身の周りのものを尊称するための接頭辞。玉体・玉音など
- 天皇のこと。江戸時代末、薩摩藩・長州藩藩士が隠語として用いたといわれる。
- 漢姓の1つ。玉 (姓)を参照。
- メセン(Mesembryanthemaメセンブリアンテマ亜科群)、就中「玉型メセン」の品種名に多く用いられる接尾辞。日輪玉・花・紋玉・琅干玉など。
- 玉代のこと。転じて娼妓芸妓のこと。
- 販売用の商品、商材の俗語。
- (おもに「ギョク」の表記で)鶏卵あるいは卵焼きの口語表現。寿司屋などで使われる。
上記どちらにも当てはまらないもの
脚注
関連項目
- Unicode康煕部首(Unicode Kangxi Radicals) の「⽟」(U+2F5F; 玉部)に酷似する。
- タマ (曖昧さ回避)
- Tama (曖昧さ回避)
- 玉ちゃん (曖昧さ回避)
- 魂 (曖昧さ回避)
- ボール (曖昧さ回避)
- オーブ (曖昧さ回避)
玉
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 06:34 UTC 版)
丸いキレイな玉。複数の色があり、同じ色の玉を3つ以上隣接させると泡に変わり消える。全ての玉を消すことが目的。
※この「玉」の解説は、「魚ポコ」の解説の一部です。
「玉」を含む「魚ポコ」の記事については、「魚ポコ」の概要を参照ください。
玉
玉
「玉」の例文・使い方・用例・文例
- 白地に青い水玉のスカート
- 毛糸の玉
- 玉の汗
- 玉突き台
- 玉突きをする
- シャボン玉を吹いて作る
- シャボン玉を飛ばす
- 目玉焼き
- そのプログラムの目玉はそのロックバンドの演奏だ
- この玉ねぎの箱は2キロ足りない
- 玉突き衝突
- その玉ねぎは,口の中にいやな後味を残した
- お年玉
- 卵2個を両面を焼いた目玉焼きをお願いします
- 彼女は白い水玉模様のピンクのワンピースを着ていた
- 目玉焼きは飽きた
- 彼を替え玉として使ってはどうだろう?
- 彼が玉ねぎとにんにくを弱火でじっくりと炒める
- 彼が水玉模様のネクタイを締める
- そうだと思います。黒地に白の水玉模様のです。
玉と同じ種類の言葉
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