王笏のマーク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/10 05:43 UTC 版)
「ベルリン王立磁器製陶所」の記事における「王笏のマーク」の解説
フリードリヒ大王は、1763年9月19日にベルリンの商人ヨハン・エルンスト・ゴツコフスキーから製陶所を取得した時に、王室の製作所としての特権と並んでブランデンブルク選帝侯の紋章からコバルトブルーの王家の笏を製品マークとして与えた。磁器の目印は、焼成から釉薬付の前の段階で付けられる。磁器の上に青い王笏の書き、釉薬を塗る前に製陶所の厳しい品質条件に適ったものか検査する。その後、釉薬をつけ焼く。この時、王笏のコバルト色が釉薬と強く結びつく。2番に選別される磁器は、王笏に線が引かれ、絵付けは基本的にはなされない。このマークを模造品から守るため、マークはたびたび変えられてきた。例えばセルブに疎開していた時期、1944年から1957年までは、王笏にSを付けている。
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