Location via proxy:   [ UP ]  
[Report a bug]   [Manage cookies]                

瑠璃色とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 文化 > 色彩 > 青色 > 瑠璃色の意味・解説 

るり‐いろ【瑠璃色】

読み方:るりいろ

紫色帯びた濃い青色

襲(かさね)の色目の名。濃い浅葱(あさぎ)色。

瑠璃色の画像
#1e50a2/R:30 G:80 B:162/C:90 M:70 Y:0 K:0
「瑠璃色」に似た言葉

瑠璃色

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/25 08:55 UTC 版)

瑠璃色
るりいろ
 
16進表記 #2A5CAA
RGB (42, 92, 170)
CMYK (90, 70, 0, 0)
HSV (217°, 75%, 67%)
マンセル値 6PB 3.5/11
表示されている色は一例です
るり色JIS慣用色名
  マンセル値 6PB 3.5/11
ラピスラズリ
lapis lazuli
 
16進表記 #426AB3
RGB (66, 106, 179)
CMYK (80, 60, 0, 0)
HSV (219°, 63%, 70%)
マンセル値 6.5PB 3.5/10
表示されている色は一例です
瑠璃(ラピスラズリ)
オオルリのオス。俗に「瑠璃鳥」ともいう。

瑠璃色(るりいろ)は、紫みを帯びた濃い青。名は、半貴石瑠璃ラピスラズリ: lapis lazuli)による。JIS慣用色名では「こい紫みの青」(略号 dp-pB)と定義している[1][2]

また、「オオルリ」「コルリ」「ルリビタキ」などの瑠璃色を代表する鳥が存在する。

概要

半貴石のラピスラズリを粉砕し精製した顔料は、天然ウルトラマリンである。もともと主にペルシャで産出され、中国を経て日本にわたったと伝えられる。ヨーロッパにはアフガニスタンから海路で運ばれたためマリンの名を冠しているという説がある[3]。ただし、色としてのウルトラマリンブルー群青色とし、瑠璃色と区別する人もいる。瑠璃の色と瑠璃の粉末の色、天然ウルトラマリンの色は異なる。

加工の過程で色合いは変わるが、主要発色成分の化学組成は変わらない。そもそも、ラピスラズリはそれぞれの色合いが異なり、いわゆる色名で指定してもその色合いとは異なり、大なり小なりの齟齬が生じる。 平安時代初期の『竹取物語』には、車持皇子が語る蓬萊の描写として「こがねしろかね、るりいろの水、山よりながれいでたり」という記述がある。女性の名前にも使われている。

顔料としての瑠璃

瑠璃は、西洋では伝統的に聖母マリアのローブの色として用いられていたが、日本では藍銅鉱からとれる群青が主流で、顔料としての瑠璃は高松塚古墳にわずかに使われたとの説があるに過ぎない。

宝石としての瑠璃は、シルクロードの終着駅として大陸との交流が盛んだった時期にさえ、天皇など貴族階級以上のごく一部が宝飾品(正倉院宝物)としてわずかに所有するのみであった。これらは鉛系ガラスの『白琉璃高杯 しろるりたかつき』『白琉璃碗 しろるりわん』『緑瑠璃十二曲長坏』『紺琉璃坏』などとして残されている。後にコバルトで発色させた瑠璃色のガラスも混同されて「瑠璃」と呼ばれるようになったが、これはスマルトに近い。

瑠璃色と紺色紺青

近似色

脚注

関連項目


「瑠璃色」の例文・使い方・用例・文例

  • 瑠璃色
Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



瑠璃色と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「瑠璃色」の関連用語

瑠璃色のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



瑠璃色のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
原色大辞典原色大辞典
Copyright © 1997-2025 colordic.org All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの瑠璃色 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS