異世界の人々
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 03:17 UTC 版)
「サイボーグクロちゃんの登場人物」の記事における「異世界の人々」の解説
フォックス(シスカ) 声 - 田中真弓 鉄くず拾いをしている砂上海賊船の船長。クロ達から離れ離れになったコタローを助けた。非常に逞しくシビアな性格だが、根は優しく、年相応の未熟さと無鉄砲さも持ち合わせている。本人曰く趣味は「強い者いじめ」。仮面を被り、マントをまとっているため、顔や体型は傍目には一切わからない。マントの下には、火器をぎっしりと武装している。 実は女性であり、本名はシスカ。かつて砂漠の世界を統治していた王の隠し子であった。タブーが砂漠の民を救うと信じ、その研究に一生を捧げた父を尊敬している。父の死後の覇権を争って戦争を繰り返す将軍たちを軽蔑しており、その争いから距離を置くために孤独な海賊に身をやつしていた。 異世界に迷い込んだコタローと会うが、泣きじゃくるだけの彼を砂漠に突き落とし、船にしがみつく彼を今度はひきずりまわすなど、その根性を試すためか厳しい対応をとる。が、小競り合いを起こした兵士の狙撃から救われたことで打ち解ける。さらに、彼が父の集めた資料を解析してタブーの秘密を解き明かしたことで、彼と共に父もたどり着かなかったタブーと新世界の秘密へたどり着き、砂漠の民を解放することに成功する。最後は、現代へ帰るコタロー達に別れを告げ、砂漠の民を率いて新世界の開拓へ踏み出す。 コタローはこっそり彼女の仮面を忘れ形見として持ち帰っており、現代に帰ってから彼女に恋煩いをしていたことに気づいた。 ガーニー 声 - 長嶝高士 フォックスのためなら何でもやる忠実な部下。壮年の男性で、大柄。船の操舵がうまく、射撃の腕も一流である。一歩引いた態度をとり続けており目立たないが、フォックスにとって決して欠かせない相棒である。要所要所で、自分より若くて未熟なフォックスやコタローに重要なアドバイスを与えており、最後は新世界を周るのについていくといった彼に、コタローにはコタローが生きていくべき世界があると伝え、思い留まらせた。 将軍(兄) 声 - 千葉一伸 砂漠で覇権をめぐり戦争を繰り広げている二陣営のうちの片方の首領。ミーとロミオが異世界で初めて会った人。顔立ちそのものは普通の人間だが、ロミオに酷似した体型と鼻をしており、右肩にオウムをのせている。出会った頭からロミオを殺そうと銃を撃ったが、ロミオに当たった銃弾が跳ね返ってしまい、そのまま死亡。以降ロミオが影武者となり兄軍を指揮する。 将軍(弟) 声 - 菅原淳一 将軍の弟。彼と戦争を繰り広げるもう一つの陣営の首領。軍艦島は彼の軍の本拠地であり、住んでいる民間人を盾にしていた。兄に似ず、剛のような寸胴の肥満体。ナナに一目ぼれし、妾にしようとする変な性格。軍艦島への総攻撃により大打撃を受け、さらにはサイボーグ・クランによって暗殺されかけるが、クロの乱入により命からがら逃亡する。 最後は残った兵をかき集め、兄軍とタブーで決着をつけようとするが、戦闘中に海賊フォックスが王の隠し子と気づいて戦艦で追跡する。最後は地の果てから落ちてしまい、船と運命を共にした。 フランケンジョーズ 異世界の砂漠を泳ぐ鮫のようなサイボーグ。マタタビたちを襲った。何でも食べてしまい、原作では屋形船を食べようとしていた。マタタビが彼らを撃退した残骸で、クロの新しい武器・ツインキャノンが製造された。 クロバスくん 異世界のサイボーグ。河豚のような形をしている。墜落したクロを飲み込んだが、バイスによって破壊(解体)された。
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