ぎ【疑】
ぎ 【疑】
疑
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/10 14:58 UTC 版)
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仏教用語 疑, ヴィチキッツァー | |
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パーリ語 | vicikicchā |
サンスクリット語 | विचिकित्सा (vicikitsā) |
チベット語 |
ཐེ་ཚོམ་ (Wylie: the tshom; THL: tétsom) |
中国語 | 疑 |
日本語 |
疑 (ローマ字: gi) |
英語 |
doubt indecision skepticism indecisive wavering |
クメール語 |
វិចិកិច្ឆា (UNGEGN: vichek-kech-chha) |
仏教用語の 疑 (ぎ)とは、パーリ語vicikicchāに由来し、「疑念」や「躊躇」といった意味を持つ。四諦の教えに対しての躊躇と定義され、健康な生き方への取り組みの妨げとして機能する[1][2] 。
疑は、以下として示されている。
- 禅定の妨げとなる五蓋のひとつ[3]
- 大乗仏教における煩悩心所のひとつ
- 上座部仏教における不善心所のひとつ
- パーリ経典における十結のひとつ[4]
- 説一切有部の五位七十五法のうち、(心所法-)不定法のひとつ[5]。
仏教の示す真理に対して思い定むることなく、まず疑ってかかる心である[3]。このような心をもつ限り、いかなる教えも自心は受け付けることはない。
脚注
参考文献
- 中村元『龍樹』講談社学術文庫、2002年。ISBN 4-06-159548-2。
関連項目
疑
疑
疑 |
「疑」の例文・使い方・用例・文例
- 私は彼の陳述の正確さを疑い始めた
- 被告人は容疑のうち2つについては無罪となった
- その容疑者は住所不定である
- 警察は容疑者を追っている
- 容疑者に不利な証拠
- 疑いの余地がない
- 殺人容疑者
- 2, 3の疑問点
- 私たちにはよくあることだが,彼は自分に理解できないことは何でもすぐ懐疑的になる
- その容疑者は尋問のために連行された
- 消費者はその新製品の品質に疑いを向けた
- 私は彼の誠実さに対する疑念を捨て去ることができなかった
- 大統領は偽証罪の嫌疑を受けた
- その女性は保険金詐欺の容疑で逮捕された
- 警官は容疑者を調べた
- 容疑者は無罪を主張した
- 疑いようのない癌の症例
- 彼はようやく殺人の嫌疑が晴れた
- 彼の顔を見たときに私の疑いは消えた
- 医師は私には病気の疑いはないと言った
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