白美【ハクビ】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第7588号 |
登録年月日 | 1999年 11月 30日 | |
農林水産植物の種類 | ゆり | |
登録品種の名称及びその読み | 白美 よみ:ハクビ | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | 2004年 12月 1日 | |
品種登録者の名称 | 三井化学株式会社 | |
品種登録者の住所 | 東京都千代田区霞が関三丁目2番5号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 眞鍋勉、隅田直治、松原浩一、津江道浩 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「中生あさま」にウケユリを交配して育成されたものであり,花はやや小輪の淡黄緑色で中肋部が明黄緑色のテッポウユリ型の切花向きの品種である。草丈は100~129㎝,茎の直径は2.5~4.9㎜,上部の色は緑,中部の色は淡褐,下部の色は褐,毛じは無,節間長は茎の中央部及び止葉下ともに5~9㎜である。葉序は3/8,葉の全体の形は長楕円形,ねじれは無,葉幅は10~19㎜,葉長は6~8㎝,光沢は無,数は多,着生角度は60~89゜である。つぼみの形はⅨ型,花の向きは60~89゜,花房の形状は散形花序,全体の形はテッポウユリ型である。花径は90~119㎜,内花被の幅は60~79㎜,長さは13~17㎝,外花被の幅は40~49㎜,長さは12~15㎝である。花色は花弁の基部は淡黄緑(JHS カラーチャート3303),地色は淡黄緑(同3102),中肋部は明黄緑(同3505),縁部は淡黄緑(同3102),裏面は淡緑黄(同2702)である。内花被及び外花被1枚の斑点の数は0,つぼみの色は浅黄緑(同3103),内花被の形はⅠ型,外花被の形及び内花被先端の形状はⅡ型,反転の程度はⅧ型,外花被先端の形状はⅥ型,反転の程度はⅧ型,花被のねじれは1/8未満,花被上の乳状突起は無である。花糸の色は白,花粉の色は黄褐,第1花梗の長さは120~149㎜,花梗の太さは中,色は緑,花梗への葉の着生は有,第1花梗の向きは15゜未満,1花茎の花数は少,花の香りは弱である。「あさま」と比較して,花弁の地色及び花弁縁部の色が淡黄緑であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,平成3年に育成者の所属する農場(徳島県板野郡上坂町)において,「中生あさま」にウケユリを交配し,その実生の中から選抜,以後,組織培養で増殖を行いながら特性の調査を継続し,7年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお,出願時の名称は「三井バイオリリー」であった。 |
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