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着艦誘導装置とは? わかりやすく解説

着艦誘導装置

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 09:53 UTC 版)

航空母艦」の記事における「着艦誘導装置」の解説

第二次大戦当時アメリカ海軍では、飛行甲板後方舷側にいる着艦指導指揮官Landing Signal Officer, LSO)が着色被服手旗によって着艦機に対し指示与えていた。これに対し日本空母では艦に誘導灯備えており、パイロット自身がこれを見て機位を保つようにして着艦していた。 その後艦載機ジェット化伴って着艦速度高速化すると、LSO指示では間に合わずパイロット自身判断によって着艦を行う必要が出てきたことから、戦後イギリス海軍では、ミラー着艦支援装置開発した。これは誘導灯元に発展させたようなシステムで、アメリカ海軍では、5個のフレネルレンズ中心としたフレネルレンズ光学着艦装置(FLOLS)を採用している。 また現代空母では、視界不良時使用するための計器着陸装置備えていることが多く地上飛行場着陸誘導管制ground-controlled approach, GCA)になぞらえて着艦誘導管制 (carrier-controlled approach, CCA) と称されるこのような艦の場合航法用の中距離捜索レーダーのほかに精測進入レーダー (Precision approach radar) を備えている。空母特有のレーダー波を発射することは、相手空母存在知らせてしまうことから、電子戦では不利も指摘されているが、全天候作戦能力の向上の方が優先するとして装備化された。

※この「着艦誘導装置」の解説は、「航空母艦」の解説の一部です。
「着艦誘導装置」を含む「航空母艦」の記事については、「航空母艦」の概要を参照ください。

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