線量
放射線を浴びた場合、被ばく影響は、その吸収線量(Gy:グレイ)の大きさだけでなく、放射線の種類やエネルギーによっても異なる。従って、放射線防護を目的とした共通の尺度で評価するために使用する量。(旧名称の線量当量(dose equivalent)に相当することば。放射線障害防止法の改正で2001年4月より用語が変更)。
この単位は、シーベルト(Sv)という単位で表され、旧単位としてはレムが用いられていた。(参考:1Sv=100rem)
関連用語:実効線量、内部ひばく、外部ひばく、1cm線量当量、3mm線量当量、70μ線量当量
線量
線量(せんりょう)
線量
線量
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/05/06 20:52 UTC 版)
アルファ線・ベータ線・ガンマ線などの放射線の放射エネルギーのうち 生体の分子などに吸収されるエネルギーの総和を吸収線量と呼ぶ。 さらに、吸収線量の人体への影響を放射線の種類ごとに重み付けをした線量は単位シーベルト(Sv)で現される。
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「線量」の例文・使い方・用例・文例
- 放射性物質は線量計で検知できる。
- 放射能源によって放たれた放射線量を測定する
- 英国の放射線科医で、その栄誉をたたえて、グレイ(放射線の吸収線量に対するエネルギーのSI単位)が名付けられた(1905年−1965年)
- 人体組織に1レントゲンのX線と同じ損傷を起こす電離放射線量
- シーベルトという,線量当量の単位
- 物質に吸収された放射線の量を表す吸収線量のメートル法単位の一つ
- レプという,人体に対する放射線の吸収線量を表す単位
- クーロン毎キログラムという,放射線量を表わす単位
- 原子力発電所の周辺に住む一般人の放射線被曝線量の限界についての目標値
- レントゲンという,エックス線およびガンマ線の照射量を表す照射線量のメートル法単位
- 放射線量を測定する計器
- 3月の福島第一原子力発電所での原子力事故の後,同区域内では高い放射線量が検出されている。
- 除染作業を行う前に,作業員がそれらの住宅の内外の放射線量を測定した。
- 県は,これらの処置が放射線量を下げるのに効果的かどうかを調べる。
- 福島の放射線量,リアルタイムで提供へ
- 空間放射線量に関する情報を提供するため,文部科学省は福島県内の小学校に線量計を設置し始めた。
- 線量計は原発の避難区域内にある小学校を除いて,県内のすべての小学校に設置される。
- 小学校に加えて,中学校や高校,幼稚園にも線量計が置かれる予定で,年末までに合わせて約2700個が設置される見通しだ。
- 線量計は高さが約1.3メートルあり,上部に太陽電池パネルがついている。
- 除染後,プールの水の放射線量は飲料水用に定められたものより低いことが判明した。
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