老松
姓 | 読み方 |
---|---|
老松 | おいまつ |
老松
老松
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/14 08:02 UTC 版)
血統書のないサラブレッドはあり得ず、また、本来、軍馬のため、老松はサラブレッドではなく、当時のサラブレッドに対する正確な知識の欠如を示す。一方、後の1917年(大正6年)『馬の飼養蕃殖』には、アラブ種は体高が14ハンド(約142センチメートル)から14ハンド2(同147)、より大きいものもおり、サラブレッド種は14ハンド2から16ハンド2とある。『取調書』に一括してアラビア種とあるため、高砂と老松の種類を分けた特徴は、大正年間に至るまで違いがあるとされた体高の違い以外には見出せない。体高147以上の鹿毛の牝はいないが、1センチメートル、蹄鉄の厚み程度までの誤差を許容すれば、老松は146のナアーマである。あくまで仮定に基づくため、断定は難しい。鹿毛と黒鹿毛は日本でも以前から区別されていたため、147のダラダが老松の可能性も低く、ゆえにナアーマの可能性が高い。 日本軽種馬協会JBBA NEWS 2006年9月号武市銀治郎の記事に、「明治10・11年内藤新宿試験場から香取種蓄場に牽入れられた高砂、四ツ谷、老松、巴黎、吾妻、第二四ツ谷など歴史に足跡を残した」とある。表記順からも吾妻は高砂の子、第二四ツ谷も名前から四ツ谷の子と考えられ、高砂、四ツ谷、老松、巴黎の4頭がナポレオン三世より贈られた馬で、巴黎=巴里で、エルグエタガにあたる。小金牧の将軍の乗馬用の場所で飼育されるはずだった馬の3頭は佐倉牧跡の宮内省の牧場で飼育された事になる。『下総御料牧場沿革誌』明治10年牡4頭牝5頭を東京新宿試験場より牽入、翌年牝5頭を同試験場または米国より購入牽入の記述があり武市銀治郎の記事と一致する。
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