軍帽
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/07 03:02 UTC 版)
制帽(官帽)はソ連軍タイプのいわゆるフラーシュカである。外出服の場合、将官級の顎紐が金モールであることを除いては将校下士官の意匠に違いはない。ただし下士官兵や下級将校の場合クラウン部の骨が不十分のため、綿を詰めることでかろうじて高さを保っている。1990年代初頭よりソ連・ロシアの影響でクラウン部が高くなった。 正装は陸軍は赤、空軍は青の鉢巻が入っていた。将官の場合、正装・礼装ともに鉢巻部に金の装飾が付き、この装飾は92年に若干の改正がなされたが2012年までに全廃された。 帽章は金属だが、将官は金の刺繍となる。 女性は兵士はベレー帽、士官はクラッシュキャップ(天井両脇をへこませている)式の官帽であったが、1970年代にベレー帽へと統一された。しかし2011年4月頃より陸軍・空軍の軍官及び長期服務士官と学校生徒、軍官候補生にクラッシュキャップが復活 、また、将官は男性と同タイプの官帽を被るようになった。 帽章 クラッシュキャップを被った博物館員たる女性軍官(2011年8月) 一方、戦闘帽はソ連とは異なりケピ帽のような独自の形状をしている。これは官帽よりも先に制定され、デザイン自体は朝鮮戦争前後の時代から現在にいたるまでほぼ変化はない。両側には防寒のため耳当てが付いており、国民革命軍の使用した規格帽を髣髴とさせる。軍官は全面に2本の赤線(空軍は青)が入るが、物資不足のためか希に下士官でも着用していることもある。また、元帥クラスはあご紐に金モールが付く。2011年ごろの改定で高くなった。 陸軍大将。あご紐に金モールが付いている(南日) 赤いパイピングの入ったものが軍官用、そうでないものが兵卒用である 改定後の戦闘帽(2011年8月)
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