通信設備
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/28 06:10 UTC 版)
「アカデミーク・セルゲイ・コロリョフ」の記事における「通信設備」の解説
船橋左右の「クワッド・リング」アンテナや船体中央部のVチューブ短波アンテナをはじめ、中波や極超短波などの通信アンテナを合計50基搭載した。 人工衛星や宇宙船の通信、制御は極超短波で行われ、船体前方の直径12mのパラボラアンテナと、船橋上のレドームに覆われた直径2.1mのパラボラアンテナが用いられた。通信と制御は、別々の通信室が上構後部に設けられた。地上の管制室との通信は、船体後方の直径12mのパラボラアンテナとモルニヤ衛星を介して行われた。3基のパラボラアンテナは3軸方向のスタビライザーを有し、手動で稼働できるほかプログラムによる自動制御や追跡も可能だった。 人工衛星や宇宙船の軌道や測定などの情報は2台の電子計算機で操作されたほか、船内の共通管制室で一元管理された。ここでは、測定や指揮、通信の情報の表示し、研究室の個々のシステムを監視したり、船内電話やインターホンの操作を行った。また、計測機器や短波送信機は液体窒素による冷却装置を備えた。
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