かき‐の‐たみ【部=曲/民=部】
読み方:かきのたみ
⇒かきべ
かき‐べ【部=曲/民=部】
読み方:かきべ
律令制以前における豪族の私有民。それぞれ職業を持ち、蘇我部・大伴部のように主家の名を上に付けてよばれた。大化の改新後は廃止され、特に天武朝後は公民となった。かき。かきのたみ。→部(べ) →部民(べみん)
ぶ‐きょく【部曲】
読み方:ぶきょく
⇒かきべ(部曲)
部曲
部曲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/22 06:00 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動部曲 (かきべ、ぶきょく)は、古代の中国、朝鮮、日本の私有民や私兵などの身分のことである。日本では民部とも書く[1]。中国が起源で、賤民であり、隷属的集団。
中国
部曲 | |
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各種表記 | |
簡体字: | 部曲 |
拼音: | bùqū |
発音: | ブーチュー |
部曲は古代中国の漢代から魏晋南北朝時代において、人間集団の組織、とくに軍隊組織において大隊を部、中隊を曲といい、部曲は軍団を意味した[2]。南北朝時代には私兵を意味していた。
その後、北周の時代から私賤民の呼称として用いられ、唐の時代に賤民としての用法が定着した[2][3]。奴婢とは違って売買されず、法的には奴婢より上位に置かれた。
日本
部曲(かきべ、かきのたみ、かき)は、大化の改新以前の豪族の私有民である。天武朝以後は公民となった[1]。
朝鮮
この節は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。2013年10月) ( |
部曲 | |
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各種表記 | |
ハングル: | 부곡 |
漢字: | 部曲 |
発音: | プゴク |
部曲(プゴク)は、新羅、高麗の賤民である。良民が住む地方は郡、県とされたが、賤民が住む地方は郷、所、部曲として区別された。李氏朝鮮時代にはなくなった。釜谷、富谷はこの転訛であるといわれている。
脚注
参考文献
- 仁井田陞陞国立国会図書館デジタルコレクション 「部曲・奴婢法」 『支那身分法史』 東方文化学院 、1942年 。
- 深津行徳「律令「浮浪」「逃亡」規定について」学習院史学 28, 46-55, 1990年。
関連項目
部曲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/08 05:41 UTC 版)
特定の国に所属し、同じ武将の下に集まった仲間たち。名前の下に部曲名が表示される。
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