じん‐たい【×靭帯】
靱帯
学名:Ligamenta
【英】:Ligaments
靱帯は骨を互いに結んでその連結を補強するもので、帯状ないし膜状の強靭結合組織から。大部分は関節に付属し、その過度の運動を防ぎ、運動の支えとなり、そのほか運動を規制する。関節包の線維膜が部分的に厚くなったものも多いが(関節包靱帯)、関節包から区別できるかまたはこれと離れている場合もある(副靱帯)。副靱帯は多くは関節外にあるが(関節包外靱帯)、ときには関節内にみられる(関節包内靱帯)。関節包内靱帯には、完全に滑膜に包まれて関節腔内にあるもの(大腿骨頭靱帯)、関節内に突出する滑膜のヒダに包まれているもの(膝十字靱帯)、関節腔を二分するもの(関節内肋骨頭靱帯)がある。
靭帯
(靱帯 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/21 02:12 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動靭帯(じんたい、羅: ligamentum; 英: ligament)は、骨同士を繋ぐ強靭な結合組織の短い束である。
性質
骨と骨を繋ぎ関節を形作り、また補強する役割を持つ[1]。主成分は長いコラーゲンの繊維である。靭帯には関節の可動域を制限する働きもある。なお、骨と骨格筋を繋ぐのは靭帯ではなく腱である。また、靭帯に関する学問は「靭帯学」(syndesmology) である。
関節包靭帯は関節包の一部となって関節を包み、機械的な強度を増すのに役立っている。関節包外靭帯は骨と骨の剥離を防ぎ、関節を安定させる役割を持っている。
靭帯には若干の弾性があり、張力がかかると次第に伸びていく。脱臼した場合、できるだけ早期に整復する必要があるのは、一つにはこのためである。治療が遅れると靭帯が伸び過ぎ、関節の強度が落ち、習慣的な脱臼の元になる。
種類
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関連項目
脚注
- ^ 監修山田敬喜、肥田岳彦『ぜんぶわかる 骨の名前としくみ事典』成美堂出版、2012年、19ページ、ISBN 978-4-415-31001-5
外部リンク
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- 脊柱(腰椎・胸椎・頚椎・仙椎) ① 脊柱にある靭帯の特徴と緊張・制限作用 | 渡辺指圧マッサージ治療院 - ウェイバックマシン(2014年9月9日アーカイブ分)
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- 膝の関節を支える4本の靭帯について/位置・名称・機能・起こりやすいケガなど (注記:記事の執筆者および運営会社を明記していないサイト)
- Syndesmology - Human Anatomy→Gray's Anatomy[要説明]
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