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Airportとは? わかりやすく解説

airport

別表記:エアポート

「airport」の意味・「airport」とは

「airport」は英語で、日本語では「空港」と訳される航空機離着陸するための施設であり、旅客出入国手続きや貨物積み下ろしなどが行われる場所である。具体的には、滑走路ターミナルビル管制塔などが含まれる

「airport」の発音・読み方

「airport」の発音は、IPA表記では /ˈɛərˌpɔːrt/ となる。IPAカタカナ読みでは「エアーポート」となり、日本人発音するカタカナ英語では「エアポート」と読む。

「airport」の定義を英語で解説

An airport is a location where aircraft such as airplanes, helicopters, and blimps take off and land. It is equipped with facilities for passengers to board and disembark from aircraft, as well as for loading and unloading cargo.

「airport」の類語

「airport」の類語としては、「aerodrome」や「airfield」がある。ただし、「aerodrome」は主に英国英語で使用され一般的に小規模な航空機使用する所を指す。また、「airfield」は軍用飛行場を指すことが多い。

「airport」に関連する用語・表現

「airport」に関連する用語としては、「runway」(滑走路)、「terminal」(ターミナルビル)、「control tower」(管制塔)などがある。これらは全て空港内存在する施設設備を指す。

「airport」の例文

1. I'm at the airport waiting for my flight.(私は空港飛行機待っている
2. The airport was crowded with travelers.(空港旅行者混雑していた)
3. He works at an airport as a security officer.(彼は空港でセキュリティオフィサーとして働いている)
4. The airport is equipped with a state-of-the-art radar system.(その空港最新鋭レーダーシステム備えている)
5. The airport has a runway that can accommodate large aircraft.(その空港には大型機を収容できる滑走路がある)
6. The terminal at the airport was renovated last year.(空港ターミナルビル昨年改装された)
7. The control tower at the airport ensures the safe operation of aircraft.(空港管制塔航空機安全な運行確保している)
8. The airport has a duty-free shop.(その空港には免税店がある)
9. The airport is located 30 kilometers from the city center.(空港市中心部から30キロメートルの場所にある)
10. The airport handles millions of passengers every year.(その空港毎年百万人もの旅客取り扱っている)

エアポート【airport】

読み方:えあぽーと

空港エアステーション

「エアポート」に似た言葉

AirPort

読み方エアポート
別名:AirMac

AirPortとは、AppleMacintoshシリーズ向けに提供している無線LANシステム総称である。無線LAN技術、および、同技術による無線LAN製品などを指す。

AirPortは、宇宙船のような形状質感特徴的なベースステーション」や無線LANカードなどからなる価格の手頃さ、インテリア的なセンスのよさとともに家庭用パソコンワイヤレス化する手段として人気集めたMacintosh用ではあるが、WiFi規格準拠しているので、同様にWiFi規格対応している他社製品通信することができる。例えば、AirPortでWindows接続することも可能である。

ちなみにAppleの「AirPort」は、日本限っては「AirMac」の名称で展開されている。これは他社が既に「AirPort」の名称で無線LAN商標出願していたためである。

パソコンのほかの用語一覧
Macintosh:  ADB  Adjustable Keyboard  After Dark  AirPort  AppleEvent  AppleShare IP  Aqua

【空港】(くうこう)

Airport.
公共輸送機関としての航空輸送のために用いられる飛行場

関連エプロン 滑走路 誘導路 管制塔 場外離着陸場

日本における空港の種別

日本国内開設されている空港は、根拠法令航空法」などにより、以下のように分類されている。

  1. 拠点空港
    国際航空輸送及び国内航空輸送拠点としての役割を果たす空港。
    かつては第一種空港」及び「第二種空港」と呼ばれていたものこれにあたる

    1. 会社管理空港
      設置管理主体が、法令空港法)の規定により設立された会社組織である空港。
      いずれも第一種空港
      成田空港関西国際空港大阪国際空港伊丹空港)及び中部国際空港の4ヶ所。

    2. 国管理空港
      設置管理主体政府国土交通省)である空港。
      東京国際空港羽田空港)、新千歳空港函館空港大分空港宮崎空港那覇空港など全国19ヶ所。

    3. 特定地方管理空港
      設置管理主体地方自治体である空港のうち、かつて第二種空港分類されていた空港。
      旭川空港帯広空港秋田空港山形空港山口宇部空港の5ヶ所。

  2. 地方管理空港
    旧「第三種空港」。
    地方自治体設置管理主体となり、国際航空輸送網又は国内航空輸送網を形成する上で重要な役割を果たす空港。
    神戸空港能登空港下地島空港など全国54ヶ所。

  3. その他の空港
    空港法定められた空港のうち、旧第一種第三種空港及び共用飛行場属さないもの。
    主として自家用機やコミューター機などが発着する
    全国に以下の12ヶ所がある。

    飛行場・空港名所在地その他
    調布飛行場東京都調布市正式名東京都調布飛行場」。
    1990年代まで場外離着陸場扱いだった。
    大利根飛行場茨城県稲敷郡河内町主にグライダー離着陸使用
    阿見飛行場茨城県稲敷郡阿見町管理・運営東京航空が行っている。
    龍ヶ崎飛行場茨城県龍ヶ崎市新中央航空本社事務所併設
    三保飛行場静岡県静岡市清水区静岡県及び赤十字飛行隊訓練施設として使用
    名古屋飛行場愛知県西春日井郡豊山町別名「県営名古屋空港」「小牧空港
    中部国際空港開港伴って第二種空港から格下げ
    航空自衛隊小牧基地(JASDF Komaki Air Base)
    及び愛知県警名古屋市消防局航空隊基地併設
    八尾空港大阪府八尾市法令上の経過措置により「当面の間、国の管理下に置く」こととされている。
    陸上自衛隊八尾駐屯地(JGSDF Camp Yao)
    及び大阪府警大阪市消防局航空隊基地併設
    但馬飛行場兵庫県豊岡市別名「コウノトリ但馬空港
    岡南飛行場岡山県岡山市南区岡山空港
    岡山県警岡山県消防防災航空隊及び岡山市消防航空隊基地併設
    天草飛行場熊本県天草市
    大分県央飛行場大分県豊後大野市当初農道空港として開設
    大分県防災航空隊基地併設
    薩摩硫黄島飛行場鹿児島県鹿児島郡三島村当初、「中日本観光開発」社が建設したリゾートホテル付帯施設として開設
    1994年ヤマハリゾート社から移管され、日本初村営飛行場となる。

  4. 共用飛行場
    防衛省自衛隊)やアメリカ国防総省在日米軍)が設置管理主体となっている飛行場で、民間空港として機能備えられているもの。
    全国に以下の8ヶ所がある。

    飛行場・空港名併設基地その他
    千歳空港航空自衛隊千歳基地
    (JASDF Chitose Air Base)
    他に海上保安庁千歳航空基地(JCG Chitose Air Station)も併設
    札幌飛行場陸上自衛隊丘珠駐屯地
    (JGSDF Camp Okadama)
    通称丘珠空港
    北海道警察航空隊及び北海道防災航空隊基地併設
    三沢飛行場アメリカ空軍三沢基地
    及び航空自衛隊三沢基地
    (USAF/JASDF Misawa Air Base)
    アメリカ海軍第72任務部隊(CTF-72)
    第7艦隊隷下哨戒機部隊司令部併設
    百里飛行場航空自衛隊百里基地
    (JASDF Hyakuri Air Base)
    通称茨城空港
    茨城県警察航空隊基地併設
    小松飛行場航空自衛隊小松基地
    (JASDF Komatsu Air Base)
    石川県消防防災航空隊基地併設
    美保飛行場航空自衛隊美保基地
    (JASDF Miho Air Base)
    愛称米子鬼太郎空港
    他に海上保安庁美保航空基地(JCG Miho Air Station)も併設
    徳島飛行場海上自衛隊徳島航空基地
    及び陸上自衛隊北徳島分屯地
    (JMSDF Tokushima Air Base
    /JGSDF Vice-Camp Kitatokushima)
    愛称徳島阿波おどり空港
    徳島県警察航空隊及び徳島県消防防災航空隊基地併設
    岩国飛行場アメリカ海兵隊岩国航空基地
    及び海上自衛隊岩国航空基地
    (USMC Iwakuni Air Station
    /JMSDF Iwakuni Air Base)
    愛称岩国錦帯橋空港

  5. 公共・非公共用ヘリポート
    ヘリコプター運用特化され離着陸施設
    以下に一部挙げる
    ヘリポート所在地その他
    足寄ヘリポート北海道足寄郡足寄町
    占冠ヘリポート北海道勇払郡占冠村リゾート施設「アルファリゾート・トマム」の一部として建設されたが、
    現在は事実上休止中
    ニセコヘリポート北海道虻田郡ニセコ町
    増毛ヘリポート北海道増毛郡増毛町
    乙部ヘリポート北海道爾志郡乙部町
    豊富ヘリポート北海道天塩郡豊富町
    砂川ヘリポート北海道砂川市
    米沢ヘリポート山形県米沢市
    東京ヘリポート東京都江東区警視庁東京消防庁川崎市消防航空隊
    及び国土交通省関東地方整備局防災ヘリ運航基地所在
    アークヒルズヘリポート東京都港区
    つくばヘリポート茨城県つくば市茨城県防災航空隊運航基地併設
    群馬ヘリポート群馬県前橋市群馬県警察及び群馬県防災航空隊運航基地併設
    高崎ヘリポート群馬県高崎市常駐機なし。
    栃木ヘリポート栃木県下都賀郡芳賀町栃木県消防防災航空隊運航基地併設
    静岡ヘリポート静岡県静岡市葵区静岡県消防防災航空隊静岡市消防航空隊運航基地併設
    津市伊勢湾ヘリポート三重県津市三重県警察及び三重県防災航空隊運航基地併設
    若狭ヘリポート福井県小浜市
    奈良県ヘリポート奈良県奈良市奈良県警察及び奈良県防災航空隊運航基地併設
    舞洲(まいしま)ヘリポート大阪府大阪市此花区大阪港一角所在
    かつて大阪市中心部にあった朝日ヘリポート」の代替施設として設置
    神戸ヘリポート兵庫県神戸市中央区神戸市消防局及び兵庫県消防防災航空隊運航基地併設
    広島ヘリポート広島県広島市西区旧広島空港広島西飛行場2012年11月に空港としては廃港)。
    広島市消防航空隊運航基地併設
    佐伯ヘリポート大分県佐伯市


この他、「場外離着陸場」などの空港法規定のない離着陸施設もある。


航空機 空港 Aircraft/Airport

航空機 (画像をクリックする拡大します)  

AirMac

(Airport から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/28 13:46 UTC 版)

AirMac
AirMacユーティリティのアイコン
開発元 Apple
種別 Wi-Fiベースステーションおよびカード
発売日 1999年7月21日
販売終了日 2018年4月26日[1]
ウェブサイト www.apple.com/jp/compare-wifi-models/

AirMac(エアマック、日本市場以外ではAirPort)は、Appleが提供していたIEEE 802.11方式による無線LANシステムである[2]

Appleは1999年に世界的に「AirPort」の名称で発売したが、日本では関西電機によりすでに「AirPort」の名称が商標登録されていたことから、日本では「AirMac」の名称で発売された。なお関西電機との提携により、アイ・オー・データ機器が「AirPort」というブランド名で、無線LAN製品を販売している。

2018年4月26日にAppleはAirMacシリーズの製造終了と在庫限りでの販売終了を発表した[1]

概略

1999年7月に発表されたAirMac無線LANの標準規格であるIEEE 802.11bに基づいており、他のIEEE 802.11b装置と互換性があるとしてWi-Fi AllianceによるWi-Fiの認定を受けた。2003年1月にはIEEE 802.11g仕様に基づく製品ファミリーとしてAirMac Extremeが発表され、54Mbpsへのスピードアップおよび古いIEEE 802.11b互換のAirMac製品との相互運用性が提供された。2004年6月にはAirMac Expressモバイルベースステーションが発表され、より小型で安価でありながらAirMac Extremeと同様のIEEE 802.11g仕様に準拠し 、iTunesとの運用で家庭内のオーディオ機器に無線でストリーミング送信する機能が提供されていた。2007年1月にはIEEE 802.11nドラフトに基づいた AirMac Extremeが発表され、最大270MbpsへのスピードアップおよびUSB機器の共有機能、従来のAirMac製品との相互運用性が提供されている。AirMac製品の一般的な用法は、プロトコル(802.11b および 802.11g、802.11nドラフト)と拡張カードおよびベースステーションを参照のこと。

AirMacカードおよびAirMac ExtremeカードはMacにのみ利用可能。しかしすべてのAirMacベースステーションおよびカードは、Wi-Fiの認定を受けたサードパーティーベースステーションおよびワイヤレスカードと互換性がある(それらがIEEE 802.11bまたはIEEE 802.11g、IEEE 802.11nドラフトに適合している限り)。この相互接続性により、新旧のMacおよびWindows、そしてLinuxシステムにさえもサービスする何種類かのAirMacベースステーションからなるワイヤレスネットワークも珍しくない。ただし、AirMacベースステーションは設定に「AirMacユーティリティ」を必要とするため、使用したいAirMacベースステーションをサポートするAirMacユーティリティに対応するシステムが最低1台は必要である。例えば、AirMac Extreme (ME918J/A) の設定は、2014年4月時点ではiOS 6以降又はMac OS X v10.7.5以降のシステムが必要となる[3]

なお、AirMacカードと AirMac Extremeカードは物理的に互換性がない。

歴史

AirMacニューヨークで開催されたMacworld Expoにおいて1999年7月21日に初登場した。最初に提供されたのはAirMacベースステーションに加え、Appleの新型のiBookノートブック向けオプションの拡張カードが含まれた。AirMacカードは、PowerBookeMaciMac、およびPower Macを含むすべてのApple製パーソナルコンピュータにオプションとしてその後追加された(Xserveにはラックマウント型サーバという性格上AirMacカードオプションがない)。初代のAirMacシステムは40ビット暗号化にしか対応しないが、最大11Mbpsの転送レートが可能であり、複数のコンピュータの間でインターネットアクセスの共有とファイル共有を行うためによく使われた。AirMacカード M7600J/C以降は128ビット暗号化に対応した。

2003年1月7日、AppleはIEEE 802.11g仕様に基づくAirMac Extremeを発表した。AirMac Extremeは最大54Mbpsのデータ転送が可能で、45メートル範囲まで使え、競合相手となるIEEE 802.11aとは違い既存のIEEE 802.11bワイヤレスネットワークカードおよびベースステーションと完全に下位互換性がある。PowerBookiBookおよびiMacを含むいくつかのApple製コンピュータは、AirMac Extremeカード標準装備で出荷された。AirMac Extreme発表後のMacは内蔵モデルを除き、AirMac Extremeカードのための拡張スロットを備えている。

初代のAirMacカードは2004年6月で生産中止となった。

2004年6月7日、AppleはIEEE 802.11g仕様に基づくAirMac Expressを発表した。AirMac ExpressはAirMac Extremeと同等の最大54Mbpsのデータ転送が可能でありながら、手のひらに収まるサイズと低価格化を両立しモバイルベースステーションと形容して発表された。また、デジタルとアナログの複合オーディオ端子を内蔵しており、家庭内のオーディオ機器等に接続し、iTunesと連携して無線でストリーミング送信する機能が追加されている。

2007年1月9日、AppleはIEEE 802.11nドラフト仕様に基づくAirMac Extremeを発表した。この新型AirMac Extremeベースステーションは最大270Mbpsのデータ転送が可能(5GHzでの通信時のみ。2.4GHzでは最大130Mbps)となり、USBインタフェースを備え、プリンターハードディスクドライブなどのUSB機器を共有する機能が追加されている。

2010年以降、Appleが販売しているすべてのMacがWi-Fiに標準対応(2009年以前のMac ProはAirMac Extremeカードを標準装備こそしていないものの、BTOにより装着可能だった)。

2016年11月21日、ブルームバーグはAppleの無線ルーター製品開発チームが解散したと報道した[4]

ベースステーション

初代 (グラファイト) AirMac Base Station

ベースステーションとは、AirMacを利用可能なコンピュータをインターネット、あるいは他のAirMac利用可能なコンピュータ、あるいは有線LAN、あるいはその他の装置へ接続するために使われる、いわゆるアクセスポイントの、AirMac シリーズ製品における通称である。2018年4月27日、全製品の在庫限りでの販売終了が発表された[5][6]

AirMac

グラファイトとして知られる初代AirMacベースステーションは、モデムポートおよびイーサネットポートを1つ備えている。これはルーセント製WaveLan PC Cardをベースにしており、組み込み型486プロセッサが使われていた。1999年7月21日に発売された。

デュアル・イーサネットまたはスノーとして知られる第二世代モデルは2001年11月13日に発表された。これは2つ目のイーサネットポートが追加され、有線および無線クライアントの両方と有線ネットワーク接続を共有することを可能にした。このモデルはモトローラPowerPC860プロセッサが組み込まれていた。

AirMac Extreme

AirMac Extreme

AirMacベースステーションは、2003年1月8日の、AirMac Extremeベースステーションの発表[7]後に生産が中止された。最高54Mbps にスピードアップされたワイヤレス接続の提供に加え、外部アンテナ・ポートおよびプリンター共有用のUSBポートが追加された。

アンテナポートは信号ブーストアンテナの追加を可能にし、USBポートはUSBプリンターの共有を可能にした。接続されたプリンターはBonjourの"Zero configuration"技術とIPPを通じ、ネットワーク上のすべての有線あるいは無線クライアントが利用できるようにされる。モデムおよび外部アンテナポートのない第2モデルが短期間提供されていたが、これは後述するAirMac Expressの登場後、生産中止された。

2004年4月19日、第3モデルが公開された。これはPower over Ethernet (PoE) をサポートし、つり天井の上のエリアのようなエア・ハンドリング・スペースでの安全な利用のための規格 UL2043(プレナム定格)に従っている。3つのモデルすべてが、Wireless Distribution System (WDS) 標準規格に対応する。

2007年1月9日、AirMac Extreme 802.11n (第 1 世代)[8] MA073J/Aが発表された[9]。筐体デザインが一新され、Mac miniと類似した形状の薄く四角いデザインとなり、LAN内向け有線LANポートが3ポート化された。ワイヤレス接続に関してはIEEE802.11n規格ドラフトに対応したことにより最大270Mbpsのデータ転送が可能となった(但し、2007年当初は国内法規により帯域幅は仕様上可能な上限の半分に制限されていた)。また、従来の AirMac製品との相互接続も可能である。その他、市販のUSB接続のハードディスクの共有機能も新たに取り入れられた。

なおMacのうち、IEEE 802.11n規格に対応するのはCPUIntel Core 2 Duoプロセッサを採用する製品(iMacの最下位モデルを除く)とAirMac ExtremeカードのあるMac Proに限られる。また、初期の製品については別途802.11n Enablerが必要となる。802.11n Enablerはベースステーションに同梱されるほか、Appleから1.99ドル(日本では250円)で提供される。

2007年8月7日、AirMac Extreme 802.11n (第 2 世代) MB053J/Aが発表された。有線LANポートがギガビット・イーサネット化された。

2008年3月20日、Firmware 7.3.1[10]とTime Machine Update[11]により、IEEE 802.11n対応機種が一見Time Machineへ対応したかに見えるが、実際には問題があり、サポート外の利用となる[12]。これまで同様に公式には対応していない[13]

2009年3月3日リリースのAirMac Extreme 802.11n (第 3 世代)[14] MB763J/Aでは、無線通信は2.4GHz帯と5GHz帯の双方の同時稼働が可能となった。

2009年10月20日リリースのAirMac Extreme 802.11n (第 4 世代) MC340J/Aでは、アンテナデザインの改良によりデータ転送速度が上がり通信範囲が広がった。

2011年6月21日、AirMac Extreme 802.11n (第 5 世代) MD031J/Aがリリースされた。チャンネルボンディングとMIMOの双方を利用することで最大450Mbpsのデータ転送が可能となった。2023年7月現在、Firmware 7.8.1(2019年6月20日リリース)が最終となっている[15]

2013年6月11日、筐体を縦型に刷新したAirMac Extreme 802.11ac ME918J/Aがリリースされた[16]IEEE 802.11acに対応し、チャンネルボンディングと3x3 MIMO、ビームフォーミングアンテナを利用することで最大1.3Gbpsのデータ転送が可能となった[17]SoCには、ARM Cortex 9を採用したブロードコムのBCM53019が利用されている[18]。2021年6月現在、Firmware 7.9.1(2019年5月30日リリース)が最終となっている[19]

AirMac Express

AirMac Express ベースステーション

AirMac Expressは2004年6月7日にAppleより発表された。AirMac Extremeをシンプルかつコンパクトにしたベースステーションであるが、AirMac Extremeベースステーションに取って代わるものではない。

AirMac ExpressはWDSブリッジングの利用によって既存のAirMac Extremeネットワークの範囲を拡張するためにしばしば用いられる ([3])。

AirMac Expressの主要なプロセッサはBroadcom社製BCM4712KFBワイヤレス・ネットワーキング・チップセットである。これは200MHz MIPS プロセッサが組み込まれている。オーディオはテキサス・インスツルメンツ社製PCM2705 デジタル/アナログ・コンバータによって処理されている。

最大の特徴として、AirTunes(後のAirPlay ストリーミング)と呼ばれる新機能を持ち、アナログ/光オーディオ・ミニジャック出力、プリンター共有用のUSBポート、1個のイーサネットポートを内蔵する。

AirTunesは、iTunesに登録された音楽データの再生時に、AirMac Expressに接続されたスピーカーへ音楽を無線にてストリーミングで配信する。また、iPhoneiPadiPod touchのAirPlayストリーミングにも対応しており、AirMac Expressと同じネットワーク内であれば、端末から音声を再生することも可能。

さらに、Macの機器セットによる有線LAN接続でのストリーミング配信やMacとの同時再生も可能であり、この同時再生機能と有線LAN接続を逆手に取ることで、iTunesをインストールしたMacまたはPCから音声出力した際に音質が向上する触媒作用の機能を持つ。

USBポートは主にプリンターとの接続であるが、他の使い方はKeyspan製USB接続型赤外線リモコンを使用してAirTunesを制御する事である。外付けHDDとの接続には対応していない

イーサネットポートはルーターとの接続で、無線LANの親機にも子機にもすることが出来る。100BASE-T規格で、いわゆるギガビット・イーサネットには対応していない

2008年3月17日、IEEE 802.11nドラフト2.0に対応したAirMac Expressが発表された[20]

2012年6月12日、IEEE 802.11nデュアルバンドに同時に対応するAirMac Express 802.11n (第 2 世代) [21]が発表された[22]。デザインがApple TVとほぼ同じ形となり、電源は付属するメガネ型ケーブルを使う。また、イーサネットポートは新たにWANポートとLANポートの2個に増えたが、ギガビット・イーサネットには非対応である。AirMac Expressには"ワイヤレスネットワークを拡張"または"ワイヤレスネットワークに接続"の接続方法が選択できるが、後者の方はAirPlayやプリンターの共有は利用できるものの、無線LANの拡張や背面のLANポートは利用できない。AirMacシリーズの中で唯一AirPlay 2に対応しており、1台の再生端末から複数のAirPlay 2端末で音楽をストリーミング再生をすることが可能である[23]。2023年7月現在、Firmware 7.8.1(2019年6月20日リリース)が最終となっている[15]

AirMac Time Capsule

セキュリティ

AirMacおよびAirMac Extremeは、盗聴(あるいは「傍受」「漏洩」)およびネットワークの不正アクセスを防ぐためのセキュリティ技術に対応する。

AirMacベースステーションの初代製品ファミリーは他のWi-Fi製品と同様に40ビットまたは128ビットのWired Equivalent Privacy (WEP) を用いている。AirMac Extremeベースステーション・カードおよび AirMac Expressベースステーションも互換性の観点からWEPを使用することもできる。

AirMac Extremeベースステーション・カードおよびAirMac ExpressではWi-Fi Protected Access(WPA) もサポートしていたが、2005年7月14日からはWPA2の使用が可能となり、また推奨されている。AirMacカードも当初はWEPのみのサポートであったが、2006年からはWPA2が追加サポートされている。

脚注

  1. ^ a b アップル、AirMac製品の製造終了。ハードとソフトのサポートは今後も継続”. Engadget 日本版 (2018年4月28日). 2018年4月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年5月15日閲覧。
  2. ^ [1]
  3. ^ http://www.apple.com/jp/airmac-extreme/specs/ 2014年4月29日閲覧
  4. ^ Apple Abandons Development of Wireless Routers
  5. ^ AirMac Extreme”. Apple(日本). 2018年4月27日閲覧。
  6. ^ AirMac Express”. Apple(日本). 2018年4月27日閲覧。
  7. ^ [2]
  8. ^ AirMac Extreme 802.11n (第 1 世代) - 技術仕様
  9. ^ アップル、802.11n対応の新しいAirMac Extremeを発表
  10. ^ Time Capsule and AirPort Base Station (802.11n) Firmware 7.3.1
  11. ^ Time Machine and AirPort Updates v1.0
  12. ^ Time Machine via AirPort Disk Is Unsupported, Apple Says
  13. ^ Mac OS X 10.5: Time Machine を使って AirMac ディスクにバックアップできない
  14. ^ AirMac Extreme 802.11n (第 3 世代) - 技術仕様
  15. ^ a b AirMac ベースステーション ファームウェア・アップデート 7.8.1 について (日本)”. support.apple.com. 2023年7月15日閲覧。
  16. ^ Appleが次期OSのOS X MavericksとiOS 7を公開
  17. ^ AirMac Extreme 802.11ac - 技術仕様
  18. ^ AirPort Extreme A1521 Teardown” (英語). iFixit (2013年6月12日). 2021年6月24日閲覧。
  19. ^ AirMac ベースステーション ファームウェア・アップデート 7.9.1 のセキュリティコンテンツについて”. Apple Support. 2021年6月24日閲覧。
  20. ^ アップル、802.11n対応の新しいAirMac Expressを発表
  21. ^ AirMac Express 802.11n (第 2 世代) - 技術仕様 - Apple サポート
  22. ^ アップル、Ivy Bridge搭載になった「MacBook Air/Pro」 - PC Watch
  23. ^ AirPlay のシステム条件 - Apple サポート

関連項目



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