B-25の衝突事故
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 03:03 UTC 版)
「エンパイア・ステート・ビルディング」の記事における「B-25の衝突事故」の解説
詳細は「1945年エンパイア・ステート・ビルディングB-25爆撃機衝突事故」を参照 1945年7月28日9時49分、濃い霧の中をニュージャージー州のニューアーク・リバティー国際空港に着陸しようとしたアメリカ陸軍の中型爆撃機 B-25が、79階の北側に衝突して機体が本ビル内に突入するという事故が起こった。79階で火災が発生し、衝突時の衝撃で機体から脱落したエンジンが破壊したエレベーター扉と同シャフトを経て80階へ延焼したが、約40分後に消火された。乗員3名を含む死者14名を出したものの、比較的小型の機体であった上に着陸直前で燃料残量が少なかったことから建物自体への損害は比較的少なく、事故後2日で営業を再開している。なお、この事故でエレベーター1基のケーブルが切断され、エレベーターガールを乗せたまま約300メートル落下した。エレベーターガールは全治8か月の重傷を負ったが一命を取りとめた。 9.11でビンラディンらが航空機突入の標的として本ビルを狙わなかったのは、この事件の教訓から「航空機を突入させても本ビルは倒壊に至らない可能性を考えたから」だという説がある。
※この「B-25の衝突事故」の解説は、「エンパイア・ステート・ビルディング」の解説の一部です。
「B-25の衝突事故」を含む「エンパイア・ステート・ビルディング」の記事については、「エンパイア・ステート・ビルディング」の概要を参照ください。
- B-25の衝突事故のページへのリンク