ドラッグデリバリーシステム
英語:Drug delivery system、DDS
薬剤の動態を量的・空間的・時間的に制御し、目標の患部や病原体などに的確かつ集中的に作用させる技術。薬物動態学における研究対象である。
ドラッグデリバリーシステムに該当する例は多岐にわたるが、薬剤を膜などで包んだり、ナノテクノロジーを利用した専用のカプセルを用いたりして、体内で徐々に放出(徐放)させ、薬剤を目的部位まで届けるシステムはその一例である(放出制御型DDS)。また、薬剤のコーティングを工夫することにより、胃酸による分解を防ぐとともに、腸での吸収を効率化することが目指されることもある(吸収制御型DDS)。吸入により肺や気管支に直接薬剤を作用させるなど、経口投与や注射よりも効率的な投与方式の選択がドラッグデリバリーシステムの定義に含まれることもある。
ドラッグデリバリーシステムの中でも、近年特に盛んに研究が行われているのが、「標的指向型DDS」と呼ばれるシステムである。標的型DDSにもさらに細かい分類があるが、中でも「能動的標的指向型DDS(ミサイルドラッグDDS)」と呼ばれているシステムは、抗体や糖鎖などを用いて、薬剤に標的認識機能を付与することを軸としたシステムである。このシステムでは、薬剤をがん細胞や病原体の細胞のみに特異的に作用させることが目指されている。
ドラッグデリバリーシステムの利点としては、必要量以上の薬剤の投与を避けることができる点が挙げられる。これにより、薬剤の効果を最大限に発揮させるとともに、副作用を抑制することが可能になる。また、服用回数を少なくすることができる場合もあり、それによって患者と医療関係者の双方の負担が減少する。
医薬品の他には、化粧品にもドラッグデリバリーシステムの手法が応用されている例が多い。
ディー‐ディー‐エス【DDS】
読み方:でぃーでぃーえす
《digital data storage》磁気テープを利用した記憶装置の規格の一。音楽用のDAT(ダット)をベースに、ソニーや米国ヒューレットパッカード社などにより開発された。
ディー‐ディー‐エス【DDS】
読み方:でぃーでぃーえす
ダプソン
分子式: | C12H12N2O2S |
その他の名称: | ジホン、ノボホン、ズミトン、ダプソン、ウドラック、エポラール、ジスルホン、ジフェナソン、アブロスルホン、クロイスルホン、スルファジオン、スルホナ-マエ、DDS、1358F、DADPS、Eporal、Udolac、Dapsone、Diphone、Dumitone、NSC-6091、Disulfone、Novophone、Avlosulfon、Croysulfone、Diphenasone、Sulfona-Mae、Sulphadione、Avlosulphone、Croysulphone、4,4'-Sulfonyldianiline、ジアフェニルスルホン、Diaphenylsulfone、Dapson、ジスロン、Sumicure S、Araldite HT-976、HT-976、Sulfona、Metabolite C、Croysulphon、DSS、Avlosulphon、Reconan、Disulone、Avlosulfone、スミキュアS、スミクレS、スルホナ、代謝物C、メタボライトC、ジフォン、ウドラク、レコナン、F-1358、4,4'-Sulfonylbisaniline、4,4'-Diamino[sulfonylbisbenzene]、Bis(4-aminophenyl) sulfone、4,4'-Sulfonylbis(benzenamine)、エポラル、DDS【pharmaceutical】、DDS【医薬品】、4,4'-Sulfonylbisbenzenamine、レクチゾール、4,4'-(Sulfonyl)di(aniline)、4,4'-Diaminodiphenylsulfone、プロトゲン、Protogen、Lectisol、Sulfonylbis(1,4-phenylene)diamine、Di(4-aminophenyl) sulfone |
体系名: | ジ(4-アミノフェニル)スルホン、4,4'-スルホニルビス(アニリン)、4,4'-ジアミノジフェニルスルホン、4-[(4-アミノフェニル)スルホニル]アニリン、4,4'-ジアミノ[スルホニルビスベンゼン]、ビス(4-アミノフェニル)スルホン、4,4'-スルホニルビス(ベンゼンアミン)、4,4'-スルホニルビスアニリン、4,4'-スルホニルジアニリン、4,4'-スルホニルビスベンゼンアミン、4,4'-(スルホニル)ジ(アニリン)、スルホニルビス(1,4-フェニレン)ジアミン |
dds
DDS
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/27 08:03 UTC 版)
DDS
- デジタル・データ・ストレージ (Digital Data Storage)
- 歯科医師 (Doctor of Dental Surgery)
- 歯科模型デジタルデータ化サービス (Dendal Data Service)
- DDS(オランダ語: De Digitale Stad) - 1994年1月15日に開かれた世界初のスマートシティ。2023年に世界の記憶に登録[1]。
- 団探偵学園 Dan Detective School(D.D.S.)
- ダイレクト・デジタル・シンセサイザ (Direct Digital Synthesizer)
- デジタル・デビル・ストーリー (Digital Devil Story) - 西谷史の小説
- デジタル・デビル・サーガ (Digital Devil Saga) - アトラスのゲームソフト
- DirectDraw Surface DirectDrawのテクスチャのフォーマット(.dds)
- ドラッグデリバリーシステム Drug Delivery System(DDS)
- Data Distribution Service - Object Management Groupによる出版-購読型分散システムの標準仕様
- ドライデッキ・シェルター (Dry Deck Shelter)
- ジアミノジフェニルスルホン (4,4’-Diaminodiphenyl sulfone)-天疱瘡やハンセン病に使われる医薬品
- DDS症候群 -上記DDSを服用した際の副作用の一つ
- DDS (ユニット) - 東京ヤクルトスワローズのパフォーマーユニット。2008年結成。
- 株式会社ディー・ディー・エス (DDS Inc.) - 愛知県名古屋市に本社を置く生体認証機器メーカー
- DDS (チャド)(フランス語: Direction de la documentation et de la sécurité) - チャドの秘密警察組織。
- DDS-Debt Debt Swap-劣後ローン化(経済用語)
- Double Decker Shinkansen-新幹線E1系先行試作車の暫定愛称
脚注
- ^ “UNESCO Memory of the World Register”. UNESCO. 2023年5月27日閲覧。
DDS
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/09 00:40 UTC 版)
DDS (Data Distribution System) は、CECを実現するのに必須となる高速・大容量のリアルタイム・データ・リンクである。 CEC導入以前、アメリカ軍は、部隊の運用統制に使用するノン・リアルタイム (分単位での情報更新) の通信システムであるGCCS-Mと、艦隊の火力統制に使用する“リアルタイム” (秒単位での情報更新) の通信システムである戦術データ・リンク (リンク 11, リンク 16)を運用していた。しかし、リアルタイムと称する戦術データ・リンクのうち、より高速のリンク 16ですら、その情報更新は秒単位であり、直接に射撃諸元を伝達できるほどのものではなかった。このことから、サブ秒の単位で情報更新でき、射撃指揮に直接使用できる精度の情報をやり取りできる超高速・大容量のデータ・リンクとして開発されたのがDDSである。 DDSは、耐妨害性と通信容量から、Cバンドの電波を使用する。この周波数の特性上、DDSは、見通し線(LOS)内でしか使用できない。その一方、DDSで扱われる情報はいわゆる「Targettingの精度」であるため、DDSを通じて受信した目標に対しては、自艦装備のセンサーで再探知せずに攻撃を加えることができる。すなわち、火力の投射を担当する艦が無線封鎖の状態にあったり、地形上の問題で目標を探知できなくても攻撃が可能となる。 当初DDSのアンテナにはリンク16/TADIL Jに似た形の円筒形のアンテナが装備されていたが、後に4枚の長方形アンテナを配したPAAA(Planer Array Antenna Assembly) に換装されている。
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DDSと同じ種類の言葉
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