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FJ1300とは? わかりやすく解説

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FJ1300

英語 Formula Junior 1300

1973年日本におけるF2000とFL500の間を埋めるべく誕生した規格当時ヨーロッパで開催されていたF3シャシーに、TS用の1300ccエンジン積んだナショナル・フォーミュラ。日本代表する多くのトップドライバーもこのレース参加した経験がある。一時かなりの隆盛誇ったが、高度なエンジンのチューニングレベルが災いしてマシン費用がかかるわりに興行成績上がらず78年12月有効期限切れとともに低迷し消滅した

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

全日本FJ1300選手権

(FJ1300 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/12 01:51 UTC 版)

全日本FJ1300選手権(ぜんにほんエフジェイせんさんびゃくせんしゅけん)は、かつて日本で開催されていた自動車レースの一カテゴリー。いわゆるジュニア・フォーミュラの一つである。

概要

日本自動車連盟(JAF)は1973年にフォーミュラレース振興策を打ち出した。フォーミュラカーレースの国内トップカテゴリーとして全日本F2000選手権を新設。同時に、ヨーロッパにおけるフォーミュラ・フォードのような入門者用フォーミュラとしてFL500全日本FJ360選手権が新設された。FL500/FJ360からステップアップする者のための中間のカテゴリとして、全日本FJ1300選手権が設けられた。

FJ1300は、F2000と混走するレースなども設け、一時期は多くの参戦チームがあった。しかし1974年以降は特に日産ワークス系のF2000トップランカーがFJ1300に参戦しチャンピオンを獲得することが3年間連続し、エンジンチューナーの松浦賢から「登龍門クラスとしてあるべきFJ1300に、F2000でも勝っているワークスドライバーが出て優勝を持っていくのは何か違うんじゃないか」と疑問を呈していた。JAF側も検討した結果、1977年よりF2000と富士グランチャンピオンレースで5位以内に入賞経験がある者はFJ1300にエントリーできないとするベテランドライバーの掛け持ち参戦規制を作った[1]。この制度の導入により同年はベテランではなくFJ1300参戦初年度でF2000とダブルエントリーしていた中嶋悟がFJ1300で7戦7勝しチャンピオンとなったが、掛け持ち参戦規制により参戦台数が減り、1978年を最後にFJ1300選手権は終了した。

その後、1979年からは後継クラスとして「日本F3チャレンジカップ」(後の全日本F3選手権)が作られ、1980年からは一つ下の入門者カテゴリーとしてFJ1600が開始され再編された。

マシンについて

エンジンはカテゴリー発足時から当時のファミリーカーの標準的なエンジンだった排気量1.3Lのエンジンが使用された。中でも日産サニーチェリーなどが一大勢力を築き、特に東名自動車(現・東名パワード)がチューニングを手掛けたA12型が優位に立っていた[2][3]。他には無限のMF318(ホンダ・シビック用がベース)[4]三菱コルト/ランサー)などが参戦していた。

シャシーは、初期にはブラバム/マーチ等の輸入シャシーも多く使われたが、後にノバ・エンジニアリングやベルコ(鈴木板金)、コジマエンジニアリングなどの国産シャシーが主流になった。

歴代チャンピオン

チャンピオン 使用車両
1973年 真田睦明 ベルコ・98A
1974年 長谷見昌弘 KE・733 サニー
1975年 長谷見昌弘 KE・753 日産・サニー
1976年 星野一義 マーチ・733 日産・チェリー
1977年 中嶋悟 ノバ・513
1978年 中本憲吾 マーチ・743

脚注

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関連項目



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この記事は、ウィキペディアの全日本FJ1300選手権 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

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