gravy
「gravy」の意味・「gravy」とは
「gravy」は、英語で肉のジューやソースを指す言葉である。調理過程で肉から出た汁や、それに調味料や小麦粉を加えてとろみをつけたものを指す。特に、ローストビーフやチキンなどの肉料理に添えて提供されることが多い。「gravy」の発音・読み方
「gravy」の発音は、IPA表記では /ˈɡreɪvi/ となる。カタカナ表記では「グレイヴィ」が近い。日本人が発音する際のカタカナ英語では「グレイビー」となる。この単語は発音によって意味や品詞が変わる単語ではない。「gravy」の定義を英語で解説
「gravy」は、英語で「the juices that come from meat when it is cooked, often made into a sauce」を意味する。つまり、肉が調理される際に出る汁、またはそれをソースにしたものを指す。「gravy」の類語
「gravy」の類語としては、「sauce」や「juice」がある。「sauce」は一般的なソース全般を指し、「juice」は肉汁そのものを指す言葉である。「gravy」に関連する用語・表現
「gravy」に関連する用語としては、「roast」や「gravy boat」がある。「roast」はローストした肉を指し、その肉から出る肉汁を「gravy」と呼ぶ。「gravy boat」はソースやジューを注ぐための特殊な形状をした容器を指す。「gravy」の例文
以下に「gravy」の使用例を示す。 1. English: The roast beef is served with a rich gravy.日本語訳: ローストビーフは濃厚なグレイビーソースと共に提供される。 2. English: I made gravy from the meat juices.
日本語訳: 私は肉汁からグレイビーソースを作った。 3. English: Pour the gravy over the mashed potatoes.
日本語訳: マッシュポテトにグレイビーソースをかける。 4. English: The gravy boat is filled with homemade gravy.
日本語訳: グレイビーボートには自家製のグレイビーソースが入っている。 5. English: The turkey was dry, but the gravy was excellent.
日本語訳: 七面鳥は乾燥していたが、グレイビーソースは絶品だった。 6. English: She thickened the gravy with flour.
日本語訳: 彼女は小麦粉でグレイビーソースをとろみをつけた。 7. English: The gravy was too salty for my taste.
日本語訳: グレイビーソースは私の好みには塩辛すぎた。 8. English: The gravy added a lot of flavor to the dish.
日本語訳: グレイビーソースが料理にたくさんの風味を加えた。 9. English: The gravy is made from the drippings of the roast.
日本語訳: グレイビーソースはローストの滴り落ちる肉汁から作られる。 10. English: The gravy was too thin and lacked flavor.
日本語訳: グレイビーソースは薄すぎて、風味が足りなかった。
グレービー【gravy】
グレイビーソース
グレイビーソース(英: gravy)は、調理された食肉から出る肉汁(jus de viande)を元に作られるソースである。
gravyとは第一義的には肉汁そのもののことである[1][2]。gravy sauceという表現は英語圏でも見られる[3]が、gravy自体に「肉汁(gravy)から作るソース」という意味もある[1]。
製法
18世紀のイギリス料理に関するテキストではグレイビーを基本的なソースとして紹介しているが、「多少の肉とタマネギ、スパイス類を茶色くなるまで炒めて小麦粉と水を加えて煮込む」という今日のブラウンソースのようなものだった[4]。
今日グレイビーソースとして一般的なのは、ローストやソテーなどを作った後、残った肉汁を一旦取り出し、焦げの付いた鍋やフライパンにワインや水、ビール、ストックを加えデグラッセする。そこに軽く炒めた小麦粉(ルー)や片栗粉と肉汁を徐々に戻し、滑らかになるようにゆっくりと、かつしっかりと混ぜる。より滑らかにするために牛乳や生クリーム、それに野菜ジュースを足す場合もある。また小さく刻んだ調理済みの肉を戻し、ソースの風味を増すように仕上げることもある。グレイビーソースは食べる直前に作るソースのため、あまり長時間は煮込まない[5]。
日本の洋食においては、ステーキやハンバーグ、ローストビーフなどのドリップにトマトケチャップやウスターソースなどを合わせたものをソースとして用いる例がしばしばみられるが、これらはグレイビーソースではなくドミグラスソースの簡易版として認識されることが多い。
使用される料理
マッシュポテトにグレイビーソースをかけたものは、アメリカ料理の定番である。ステーキやミートローフにも良く使われる。また、アメリカ風ビスケットやヨークシャープディング、ローストチキンやシチメンチョウの詰め物、ロコモコにもかけて食べられる。
カナダ料理では、フライドポテトにチーズカードとグレイビーソースを掛けたプーティンが有名。
通常、鶏肉料理には白いホワイトグレイビー、赤身の肉料理には茶色のブラウングレイビーが用いられる。野菜のみを使用した出来合のベジタリアン向けグレイビーソースも売られている。
脚注
- ^ a b 『リーダーズ英和辞典』初版「gravy」
- ^ Gravy | Define Gravy at Dictionary.com
- ^ ウェブ検索
- ^ Harold McGee 2008, p. 572.
- ^ Harold McGee 2008, pp. 600–601.
参考文献
- Harold McGee 著、香西みどり 訳『マギー キッチンサイエンス』共立出版、2008年。ISBN 9784320061606。
関連項目
- Gravyのページへのリンク