sauce
「sauce」の意味
「sauce」は、料理に添えられる液状の調味料やソースを指す言葉である。主に、肉や魚、野菜などの料理の味を引き立てたり、食感や見た目を向上させる目的で使用される。ソースは、様々な種類があり、マヨネーズやケチャップ、バーベキューソースなどが代表的である。「sauce」の発音・読み方
「sauce」の発音は、IPA表記では/sɔːs/となる。IPAのカタカナ読みでは「ソース」となり、日本人が発音するカタカナ英語では「ソース」と読む。発音によって意味や品詞が変わる単語ではないため、特別な注意は必要ない。「sauce」の定義を英語で解説
A sauce is a liquid or semi-liquid substance that is served with food to enhance its flavor, texture, or appearance. Sauces can be made from a variety of ingredients, such as fruits, vegetables, herbs, and spices, and they can be either sweet or savory. They are often used to complement the taste of the main dish or to add moisture to dry foods.「sauce」の類語
「sauce」にはいくつかの類語が存在する。例えば、「gravy」は、肉料理に添えられる肉汁をベースにしたソースを指す。「dressing」は、サラダにかける液状の調味料である。「condiment」は、料理に味を加えるために使用される調味料全般を指す言葉である。「sauce」に関連する用語・表現
「sauce」に関連する用語や表現には、以下のようなものがある。「saucy」は、挑発的で無礼な態度を表す形容詞である。「saucepan」は、ソースや煮物を作るための浅い鍋を指す。「sauceboat」は、ソースを入れて提供するための容器である。「sauce」の例文
1. She made a delicious sauce for the pasta.(彼女はパスタに合う美味しいソースを作った。)2. The chef added some spices to the sauce.(シェフはソースにスパイスを加えた。)
3. The sauce was too salty.(ソースが塩辛かった。)
4. I prefer my steak with barbecue sauce.(私はステーキにバーベキューソースが好きだ。)
5. The sauce needs to simmer for a few minutes.(ソースを数分間煮詰める必要がある。)
6. The salad came with a side of sauce.(サラダにはソースが添えられていた。)
7. The sauce was too thick and needed more water.(ソースが濃すぎて、水をもっと足す必要があった。)
8. She drizzled the sauce over the vegetables.(彼女は野菜にソースをかけた。)
9. The sauce was made from tomatoes and garlic.(ソースはトマトとニンニクで作られていた。)
10. The fish was served with a lemon sauce.(魚料理にはレモンソースが添えられていた。)
ソース【sauce】
Sauce
ソース (調味料)
ソース(英: sauce)は、調理において食品に添えたり調理に用いられる液状またはペースト状の調味料の総称である。ソースは単体で消費されることはなく、他の料理に風味や水分、および装飾を加える。sauce は、ラテン語で塩味のを意味する salsus を語源とするフランス語に由来する。ソースの多くは液状であるが、パスタのような料理では固形物を含む。
概要
ソースには、醤油のように調理のために購入する加工製品と、ベシャメルソースのように、通常の調理時に作るものがある。前者はガラス瓶もしくはプラスチック製のボトルやパック(弁当用などの個包装)に入れて販売される。特に、サラダ向けのソースはドレッシングと呼ばれる。
他に、食肉を調理した肉汁(フォン)が残されたソースパン(片手鍋)に香味(エシャロット微塵切りなど)を加えて作ったパンソースがある。香味がなじんだ後、液体(煮出し汁、ワイン、または水)を加えて鍋底のフォンを溶かす(デグラッセと呼ばれる工程)。更にバターを加えて即席ソースを作ることもできる。
ソースは世界中の料理において基本要素のひとつである。
フランス料理でのソース
フランス料理でのソースは、中世にさかのぼる。伝承された多数のソースがあった。「古典的」フランス料理(19世紀から20世紀「ヌーベルキュイジーヌ」以前)では、ソースはフランス料理の特性を主に定義するものであった。
19世紀において、シェフのアントナン・カレームが「マザーソース」4種類を定め、基準としてソースを4つに分類した。
- ソース・アルマンド sauce Allemande、卵黄とレモン汁少量をベースとする
- ソース・ベシャメル sauce béchamel、小麦粉と牛乳をベースとする
- ソース・エスパニョール sauce Espagnole、焼いた骨を含むブイヨン(牛肉など)をベースとする
- ソース・ヴルーテ sauce velouté、鶏肉、魚、子牛肉などの、焼いた骨を含まないブイヨンをベースとする
20世紀初頭、シェフのオーギュスト・エスコフィエが分類を更新し、「ソース・アルマンド」を卵ベースの乳化液状(オランデーズとマヨネーズ)に置き換えて、「トマト」を追加した。エスコフィエの分類は今日のシェフにも教えられている。
調理中に使われるソースのほとんどは上記の基本ソースのひとつから派生したものである。基本ソースがレストランで使われることはないが、多くはベアルネーズなどの派生物である。
他の料理でのソース
他の料理でも、ソースと香辛料は重要な役割を演じる。
- イギリス料理:グレイビーは、(定番として)ジャガイモ、食肉、茹で野菜と付け合わせのヨークシャー・プディングからなる肉料理で伝統的に使われる。ブレッドソースは、イギリス料理での最も古いソースのひとつである。アップルソースとミントソースは肉料理(それぞれ豚肉とラム肉に)使われる。サラダクリームはサラダに使われる。ケチャップとブラウンソースはファストフード類に使われる。英国の辛口マスタードは(フランス、アメリカ同様に)様々な食品に使われ、ウスターソースも同様である。カスタードはデザートソースとして一般的である。これらのソースの慣習はアメリカ合衆国と同様に、元植民地の地域に広まっている。
- イタリア料理のソースには、アルフレード(アルフレッド)、バルサメッラ(ベシャメル)などのホワイトソース、シチリアーナ、ペスカトーレ、ナポリターナ、ピッツァイオーラ、アマトリチャーナ、ラグーなどのレッドソース、主にオリーブ・オイルとニンニクをベースとするペストソースがある。
- サルサ(スペイン語の「ソース」)であるグァカモレ(ワカモレ)、ピコ・デ・ガヨ、サルサ・ベルデ、サルサ・ロハは、アメリカとヨーロッパのラテン系料理の重要な要素である。主にトマト、ニンニク、香辛料が含まれ、濃いソースにはアボカドも含まれる(グァカモレ)。
- 日本料理で使われる主なソースは醤油、味噌、出汁をベースとする。柑橘類風味の醤油であるポン酢醤油、甘みと旨味を加えた醤油である「焼き鳥のたれ」は、醤油ベースのソースの例である。割り下やかえし等も醤油ベースのソースである。味噌ベースのソース(タレ)には、すりゴマを加えた「ゴマ味噌(ごま味噌)」、甘みを加えた「江戸甘味噌」、唐辛子などを加えた「辛味噌(唐辛子味噌)」がある。
- 中華料理では、発酵した大豆をベースとしたソース(醤油、黒豆醤、海鮮醤)、チリソース、オイスターソース他のソースなどの加工済みソースが知られている。珍しい(定番の)ソースに甘酢あん(甜酸醤)があり、他の地域の料理のほとんどで見られない2つの基本風味の組み合わせが並列する。
- タイ料理やベトナム料理のような東南アジア系料理では、魚を発酵した魚醤が使われる。
アジアの加工済みソースには、小麦粉などのとろみを加える成分が入らないため粘り気が無い。コーンスターチなどを調理の最後に加えてとろみを加える。
ソースのバリエーション
トマトベース(トマトケチャップやトマトソースといった)、他の野菜や様々な香辛料ベースの多数のソースがある。日本では単に「ケチャップ」という場合トマトケチャップを指すが、他の野菜または果物もケチャップに使われる。
ソースには甘いものもあり、冷やしてまたは温めて、デザートにかけたり、添えたりする。
ソースの他の種類は煮詰めた果物で、こして果皮と繊維を取り除き、場合により糖分を加えて作る。そのようなソースには、アップルソースやクランベリーソースがあり、他の特定の食品と(アップルソースは豚肉、ハム、またはポテトパンケーキと、クランベリーソースは家禽と)共に食され、またはデザートに添えられる。
ソースの一覧
西洋のソース
- ホワイトソース
- マッシュルームソース
- ソース・アルマンド
- ソース・アメリケーヌ
- ソース・ヴルーテ
- 乳化ソース
- ヴィネグレットソース(フレンチドレッシング)
- ソース・オランデーズ
- ソース・ベアルネーズ
- サラダクリーム
- アイオリソース
- マヨネーズ
- バターソース
- ソース・ブールブラン
- カフェ・ド・パリ・ソース
- ムニエルソース
- オイルソース系
- アンショワード(アンチョビとオリーブ油)
アジアのソース
その他各種のソース
- ウスターソース(イギリス)
- とんかつソース(日本。広義のウスターソースに分類される)
- 中濃ソース(日本。広義のウスターソースに分類される)
- ザジキ(ギリシア)
- ソース・アラシッド(西アフリカ)
- チャツネ (南アジア)
- ブレッドソース (イギリス)
- モーレ (ラテンアメリカ)
- 各社から発売されている各種辛味ソース(商標としてヴィシャス・ヴァイパー、タバスコ、チョルーラ・ホットソース、デスソース、ダティル・ペッパーソース など)
- 蓼酢
スイートソース
スイートソースについては、デザートソースの一覧も参照。
関連項目
外部リンク
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