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IUCNとは? わかりやすく解説

国際自然保護連合

(IUCN から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/21 15:54 UTC 版)

国際自然保護連合
IUCNロゴ
IUCN本部(スイス
略称 IUCN
設立 1948年10月5日
種類 国際非政府組織, 学術出版社
目的 自然及び自然資源の保全に関わる国家、政府機関、国内及び国際的非政府機関等の協力促進
本部 グラン
事務総長 ブルーノ・オベール英語版
ウェブサイト https://www.iucn.org
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国際自然保護連合(こくさいしぜんほごれんごう、英:International Union for Conservation of Nature and Natural Resources、IUCN)とは、1948年に創設された[1]、国際的な自然保護団体である。

国家、政府機関、NGOなどを会員とする。本部はスイスのグランにある。

日本1978年環境庁が日本の政府機関として初めて加盟、1995年に国家会員として加盟した。また、日本国内の18団体(NGOなど)が加盟している。

1993年には、旭硝子財団よりブループラネット賞が贈られた。国連総会オブザーバー資格を取得している[2]大正大学内に「IUCN日本リエゾンオフィス」が設けられている。ラムサール条約の事務局をになっている[3]自然遺産候補を専門機関として調査している[4]

組織運営と活動資金

組織運営

最高の意思決定機構は世界自然保護会議英: World Conservation Congresと称して会長以下、会員団体の総会を4年に一度開き、次の4年間の事業計画と予算を立てる[5]

主要な統治組織をIUCN評議会と呼び、活動の戦略方向性を与え、方針の課題を協議したり財政と会員増強に関して指針を示す。会長以下、副会長4名(評議員の互選)、監査役、6つの委員会の委員長、8つの法定地域を代表する地域評議員3名ずつに加え、本部を置くスイスから1名が派遣される。2023年7月時点の会長はラザン・アル・ムバラク英語版[6][7](アラブ首長国連邦の元アブダビ環境庁長官[8])。同じく事務総長はブルーノ・オベール英語版[9]、前任者はインガ・アンダーセン英語版

事務総長の任命権は評議会にあり、IUCN の管理と事務局運営全般を委嘱する。設立以来、歴代の事務総長を一覧にする[10]


IUCN

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/17 15:05 UTC 版)

保全状況」の記事における「IUCN」の解説

詳細は「レッドリスト#IUCNレッドリスト」を参照 種の保全状況評価したリストとして有名なものの1つに、IUCNが作成したレッドリストがある。このレッドリストでは全世界生物対象評価行っており、数万種類生物について保全状況評価なされている。このレッドリストでは、絶滅瀕した(Threatened) 生物を、絶滅寸前 (Critically Endangered, CR)、絶滅危惧 (Endangered, EN)、危急 (Vulnerable, VU) の3つのカテゴリ分類している。また、分布域全体調査したにもかかわらず、1個体発見できなかった生物絶滅Extinct, EX)、絶滅の危険性が低い生物種軽度懸念 (Least Concern, LC) に分類している。 また、IUCNの中心のもと批准され絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約ワシントン条約CITES)では、絶滅の危険がある生物国際的な取引規制している。

※この「IUCN」の解説は、「保全状況」の解説の一部です。
「IUCN」を含む「保全状況」の記事については、「保全状況」の概要を参照ください。

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