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Izumisano Stationとは? わかりやすく解説

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泉佐野駅

(Izumisano Station から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/23 01:13 UTC 版)

泉佐野駅
東口全景
いずみさの
IZUMISANO
所在地 大阪府泉佐野市上町3丁目11番41号
駅番号 NK 30
所属事業者 南海電気鉄道
電報略号 サノ
駅構造 高架駅
ホーム 3面4線
乗降人員
-統計年次-
17,961人/日
-2020年[1]-
開業年月日 1897年明治30年)10月1日
乗入路線 2 路線
所属路線 南海本線
キロ程 34.0 km(難波起点)
NK29 井原里 (1.6 km)
(2.1 km) 羽倉崎 NK33
所属路線 空港線
キロ程 0.0 km(泉佐野起点)
(1.9 km) りんくうタウン NK31
備考 * 1948年 佐野駅から改称
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泉佐野駅(いずみさのえき)は、大阪府泉佐野市上町三丁目にある南海電気鉄道駅番号NK30

利用可能な鉄道路線

  • 南海電気鉄道
    • 南海本線
    • 空港線 - 当駅が起点であるが、ほとんどの列車が南海本線なんば方面と直通する。

和歌山市方面と関西空港方面との間はこの駅で乗換となる。南海本線の区間急行はこの駅以南で各駅に停車する。平日夕方以降の殆どの和歌山市駅行きの区間急行はこの駅で特急「サザン」緩急接続を行う。

堺駅泉大津駅岸和田駅とともに、緩急接続がほぼ終日行われている。日中は、当駅を出たほとんどの普通車は上り列車が岸和田駅まで先着する。下り列車は2本は和歌山市駅まで、2本は尾崎駅まで先着する。

歴史

年表

  • 1897年明治30年)10月1日:南海鉄道が堺駅 - 佐野駅間で開業した際に、佐野駅として開業。開業後1ヶ月間は終着駅であった。
  • 1897年(明治30年)11月9日:南海鉄道が当駅から尾崎駅まで延伸、途中駅となる。
  • 1944年(昭和19年)6月1日:会社合併により近畿日本鉄道の駅となる。
  • 1947年(昭和22年)6月1日:路線譲渡により南海電気鉄道の駅となる。
  • 1948年(昭和23年)4月1日:佐野町の市制施行(泉佐野市へ改称)により、泉佐野駅に改称。
  • 1968年(昭和43年)10月1日:特急の停車駅から除外される[2]
  • 1985年(昭和60年)11月1日:約17年ぶりに、再び特急停車駅に昇格。
  • 1991年平成3年)12月12日:高架化工事着工[3]
  • 1994年(平成6年)6月15日:南海空港線開業。
  • 2002年(平成14年)5月26日:上り線のみ高架化[4]
  • 2005年(平成17年)11月27日:下り線高架化(暫定的に完全高架化)。
  • 2006年(平成18年)
    • 4月18日:新型駅売店「nasco+」(ナスコ・プリュス)が開店。
    • 4月19日:新駅舎完成。
  • 2007年(平成19年)6月19日:改札口から駅東への連絡地下道を封鎖し、地上部を通る仮自由通路に切り替え。
  • 2008年(平成20年)10月1日:高架化工事・駅前広場およびラッチ外コンコース(駅東西連絡自由通路)の整備工事が完成。
  • 2012年(平成24年)4月1日 :駅ナンバリングが導入され、使用を開始[5][6]

鉄道唱歌

鉄道唱歌第5集(関西・参宮・南海篇)(1900年(明治33年)作詞)57番の歌詞にて、当駅が登場する。

佐野の松原貫之が 歌に知られし蟻通 蟻のおもひにあらねども とゞく願ひは汽車の恩

駅構造

待避設備を備えた島式3面4線のホームを持つ高架駅である。南海本線と空港線は方向別にホームを共用する。空港線の起点駅であるため、1番のりば中央付近の向かい側に、同線の0キロポストが設置されている。トイレは設置されている。ホーム自体は10両編成分あるが、現在の停車列車は8両編成以下である。このため、両端1両分ずつは柵で仕切られており、立ち入りできない。

列車の出発時には、全列車に対して出発時機合図(≒発車ベル)が鳴動する。

当駅は、駅長が配置され、鶴原駅 - 樽井駅の各駅とりんくうタウン駅を管轄している。

のりば

のりば 路線 方向 行先[7] 備考
1 南海線
空港線
下り 和歌山市 関西空港方面
2 下り本線到着列車の乗降は通常このホームから
3 降車および4番のりばからの乗り換えホーム
4 南海線 上り 5番のりば到着列車からの降車、および3番のりばへの乗り換え専用ホーム。このホームからは乗車不可
5 なんば方面 上り本線到着列車の乗降は通常このホームから
6

2番のりばと3番のりば、および4番のりばと5番のりばは、それぞれ線路を共有しており、列車は両側の扉を開けることが可能な構造となっている。ただし、阪神尼崎駅と違い、列車の通り抜けは車椅子・ベビーカーを除いて禁じられている。

また、和歌山市駅・関西空港駅方に上り線から下り線へ入れる渡り線がある。

配線図

日根野駅・長滝駅・泉佐野駅・羽倉崎駅・りんくうタウン駅・関西空港駅 配線略図

阪和線
天王寺方面




南海本線
難波方面






阪和線
和歌山方面




南海本線
和歌山市方面





凡例
出典:[8]



高架化工事

関西空港アクセスを契機に、高架化工事が進められた。用地買収が遅れ、結局工事の完成は15年近くずれ込むこととなった。そのため、空港線開業後しばらくは空港線下り線と本線上り線が、平面交差していた。地上駅時代には、島式2面4線のホームとともに、南海電鉄の駅でも数少ない地下駅舎が存在したが、全面高架化とともに閉鎖された。

高架化工事の全面完成時には4面5線となる予定であると公式に発表されていたが、当初の予定から山側のホームが削除された3面4線という形で工事は完了した[注釈 1]

利用状況

2019年(令和元年)次の1日平均乗降人員24,520人である(乗車人員:12,068人、降車人員:12,452人)。また南海本線と空港線の連絡人員は34,841人である。。

各年次の1日平均乗降人員数は下表の通り。

年次 1日平均
乗降人員
順位 出典
2000年(平成12年) 23,133 - [10]
2001年(平成13年) 22,473 - [11]
2002年(平成14年) 22,093 - [12]
2003年(平成15年) 21,608 - [13]
2004年(平成16年) 21,359 12位 [14]
2005年(平成17年) 21,395 - [15]
2006年(平成18年) 22,292 - [16]
2007年(平成19年) 21,553 - [17]
2008年(平成20年) 21,762 - [18]
2009年(平成21年) 21,295 - [19]
2010年(平成22年) 21,376 - [20]
2011年(平成23年) 21,441 13位 [21]
2012年(平成24年) 21,983 13位 [22]
2013年(平成25年) 22,102 13位 [23]
2014年(平成26年) 22,303 13位 [24]
2015年(平成27年) 23,101 14位 [25]
2016年(平成28年) 23,462 13位 [26]
2017年(平成29年) 23,955 12位 [27]
2018年(平成30年) 24,358 12位 [28]
2019年(令和元年) 24,520 12位 [29]

駅周辺

改札口は1ヶ所のみで、改札階は東西自由通路よりも幾分高い位置(中2階)となっている。改札階から各ホームへもエレベーター・エスカレーターで結ばれており、バリアフリー化されている。

駅ビル内施設

東口

駅東側には、バス・タクシーターミナルやスーパーマーケット・銀行・信用金庫などがある。かつて「泉佐野市民会館事件」の舞台となった市民会館が存在したが、1996年に市役所付近に泉佐野市立文化会館「泉の森ホール」が設けられたことによりその役目を終えた。跡地はコインパーキング等になっている。

また、南海商事の運営する「ショップ南海 泉佐野」もかつては東口側に存在し、パン屋・すし屋・書店等が入居していたが、先述の駅前広場拡張工事に伴い閉鎖、2007年秋に解体された。その後テナントを全面的に入れ替えた上で駅ビル内に再オープンしている。

西口

西口

駅西側には、いずみさのコミュニティバスの泉佐野駅西口前停留所があり、孝子越街道へ向けて駅前通り商店街が延びている。駅直近には銀行、ビジネスホテル、学習塾、飲食店などがある。また、駅西側にはかつて漁業や廻船業などで繁栄した佐野村の本集落(佐野町場)が広がり、迷路のような街路と古い家並みがよく残っている。

路線バス

南海ウイングバス南海バスいずみさのコミュニティバス、いずみさの観光周遊バス、いずみさの・たじりコミュニティバスが駅前バスターミナルへ乗り入れている。

南海ウイングバス

泉佐野市内のほか、熊取町内へ向かうバスが出ている。かつては関西空港行きのバスが終日設定されていたり、東佐野駅方面や新家駅・一丘団地方面へ行くバスも設定されていたが、南海電鉄バス時代または分社化直後に廃止された。

1番のりば

  • 南海熊取ニュータウン線
  • 熊取山手線
    • 746,796,746C系統:泉陽ヶ丘、熊取駅前経由、山の手台・小谷循環
  • 府営熊取団地線
    • 788,789系統:ダンバラ公園前、熊取駅前、熊取団地、大阪体育大学前(788系統のみ)経由、つばさが丘北口行き
    • 743系統:788系統の大阪体育大学前止め
    • 744系統:788系統の熊取団地止め

2番のり場

  • 犬鳴線
    • 721系統:野々地蔵、日根野駅前、久の木、土丸経由、犬鳴山行き
    • 722系統:721系統の久の木止め
    • 723系統:野々地蔵北、日根野駅前、久の木、土丸経由、犬鳴山行き
    • 724系統:723系統の日根野駅前止め

南海バス

深夜バス
関西空港 - りんくうタウン駅前 - 泉佐野駅前 - 日根野駅
泉佐野駅前行き・日根野駅前駅行き(朝方の1便のみ)は降車のみ、関西空港行きは乗車のみ

いずみさのコミュニティバス

平日、土曜日のみ運行。

北回り
泉佐野駅前 - 佐野台 - 東佐野駅前 - 鶴原駅筋 - 井原の里駅筋 - 泉佐野駅西口前 - りんくう総合医療センター - 泉佐野駅前
中回り
泉佐野駅前 - 泉佐野保健所 - 井原の里駅筋 - りんくう総合医療センター - 羽倉崎駅前 - 日根野駅筋 - 健康増進センター - 泉佐野駅前
南回り
泉佐野駅前 - 日根野駅前 - 長滝駅前 - 蟻通神社前 - 明治大橋 - 健康増進センター - 羽倉崎駅前 - 泉佐野駅前

いずみさの観光周遊バス

日曜日、祝日のみ運行。両方向を交互に運行している。

泉佐野駅前 - 総合文化センター - 日根野駅前 - 泉佐野丘陵緑地パークセンター - 蟻通神社前 - 羽倉崎駅前 - ワシントンホテル - 青空市場 - 泉佐野駅前

いずみさの・たじりコミュニティバス

平日、土曜日のみ運行。

泉佐野駅前→りんくう総合医療センター→ふれ愛センター前→吉見ノ里駅上→嘉祥寺→(ふれ愛センター前→田尻町役場前→嘉祥寺→)羽倉崎駅前→健康増進センター→りんくう総合医療センター→泉佐野駅前

その他

隣の駅

南海電気鉄道
南海本線
特急「サザン」
岸和田駅 (NK24) - 泉佐野駅 (NK30) - 尾崎駅 (NK37)
急行(-急行-は当駅止まり)
貝塚駅 (NK26) - 泉佐野駅 (NK30) - 尾崎駅 (NK37)
区間急行(当駅 - 和歌山市駅間の各駅に停車)
貝塚駅 (NK26) - 泉佐野駅 (NK30) - 羽倉崎駅 (NK33)
準急(難波行きのみ運転)・普通
井原里駅 (NK29) - 泉佐野駅 (NK30) - 羽倉崎駅 (NK33)
空港線
空港急行
貝塚駅(南海本線) (NK26) - 泉佐野駅 (NK30) - りんくうタウン駅 (NK31)
普通
井原里駅(南海本線) (NK29) - 泉佐野駅 (NK30) - りんくうタウン駅 (NK31)

脚注

注釈

  1. ^ なお、「市報いずみさの」に、「南海本線泉佐野駅については、空港線の需要に合わせて、当初計画の駅舎よりも規模を縮小して整備されることとなっています」という記載がみられる[9]

出典

  1. ^ 南海電気鉄道株式会社 (2021年8月). “2021 HAND BOOK NANKAI”. p. 77. 2021年11月6日閲覧。
  2. ^ 「南海本線・高野線 優等列車運転の変遷」『鉄道ピクトリアル』1995年12月臨時増刊号、電気車研究会、1995年、153頁。 
  3. ^ http://www.nankai.co.jp/library/company/company/handbook/pdf2020/07.pdf
  4. ^ 『RAIL FAN』第49巻第8号、鉄道友の会、2002年8月1日、14頁。 
  5. ^ 南海 駅ナンバリング 導入”. 鉄道コム (2012年2月27日). 2023年2月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月13日閲覧。
  6. ^ 南海電鉄全駅に「駅ナンバリング」を導入します”. 南海電鉄. 2021年10月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月13日閲覧。
  7. ^ 泉佐野駅 立体構内図”. 南海電気鉄道. 2023年6月11日閲覧。
  8. ^ 川島令三、『東海道ライン 全線・全駅・全配線 第10巻 阪南・紀勢西部』、18-19頁、 講談社、2009年11月、ISBN 978-4062700207
  9. ^ 「新世・開都 いずみさのをめざして」”. 市報いずみさの. 2008年4月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月4日閲覧。
  10. ^ 大阪府統計年鑑(平成13年) (PDF)
  11. ^ 大阪府統計年鑑(平成14年) (PDF)
  12. ^ 大阪府統計年鑑(平成15年) (PDF)
  13. ^ 大阪府統計年鑑(平成16年) (PDF)
  14. ^ 大阪府統計年鑑(平成17年) (PDF)
  15. ^ 大阪府統計年鑑(平成18年) (PDF)
  16. ^ 大阪府統計年鑑(平成19年) (PDF)
  17. ^ 大阪府統計年鑑(平成20年) (PDF)
  18. ^ 大阪府統計年鑑(平成21年) (PDF)
  19. ^ 大阪府統計年鑑(平成22年) (PDF)
  20. ^ 大阪府統計年鑑(平成23年) (PDF)
  21. ^ 大阪府統計年鑑(平成24年) (PDF)
  22. ^ 大阪府統計年鑑(平成25年) (PDF)
  23. ^ 大阪府統計年鑑(平成26年) (PDF)
  24. ^ 大阪府統計年鑑(平成27年) (PDF)
  25. ^ 大阪府統計年鑑(平成28年) (PDF)
  26. ^ 大阪府統計年鑑(平成29年) (PDF)
  27. ^ 大阪府統計年鑑(平成30年) (PDF)
  28. ^ 大阪府統計年鑑(令和元年) (PDF)
  29. ^ 大阪府統計年鑑(令和2年) (PDF)

関連項目

外部リンク


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