Location via proxy:   [ UP ]  
[Report a bug]   [Manage cookies]                

Low_Pin_Countとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > コンピュータ > IT用語辞典 > Low_Pin_Countの意味・解説 

low pin count

フルスペル:low pin count
読み方エルピーシー

Intel社によって1997年9月発表されインタフェース規格の名称。

ISAバスサブセットであるXバス後継相当しパソコンからISAバスをなくすという目的を持つ。Xバスにあったメモリー空間制限などをなくし、信号線の本数を減らすことで全体的なコスト削減している。なお、OS特別なドライバなどを用いことなくLPC利用することができる。また、従来では、Xバス接続されていたシリアルパラレル、キーボードコントローラー、フロッピーディスクコントローラーを接続する


Low Pin Count

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/24 06:36 UTC 版)

Low Pin Count インタフェースを持つ IT8705F スーパーI/Oチップ
LPCバスを含む2000年代初頭の代表的なマザーボードブロック図

Low Pin Count バス、またはLPCバスは、低帯域幅のデバイス(BIOS ROMスーパーI/Oチップで接続されるいわゆるレガシーデバイス)をCPUと接続するバスで、IBM互換パーソナルコンピュータで使われている。レガシーデバイスとしては、シリアルポートパラレルポートキーボードマウスフロッピーディスクコントローラ、さらに最近では Trusted Platform Module などがある。LPCバスは物理的には、PCのマザーボード上でサウスブリッジチップに接続している配線である。

LPCバスは1998年、インテルIndustry Standard Architecture (ISA) バスの代替として提案したバス規格である。この頃インテルはパーソナルコンピュータ向けに、高機能化するCPUや最新インターフェース開発に事業を集中しだしており、なかでもレガシーの代替であるUSBの普及を推進していた。しかしいまだに多くのユーザがレガシーデバイスの利用継続を望んでおり、またこの頃は周辺機器メーカーもUSBの採用には消極的であった。しかしインテルはレガシーインターフェースの利用は過渡的なものと判断し、サウスブリッジからのレガシー削減と過渡的な代替ISAバスの提供を決めた。ソフトウェアから見るとISAとよく似ているが物理的には全く異なり、ISAが8.33MHz動作の16ビットバスだったのに対して、LPCバスは4倍の33.3MHz動作でバスは逆に1/4の4ビット幅である。

LPCの利点は信号線が7本しかない点で、常に混み合っている最近のマザーボードにとっては配置が容易になる。また、LPCインタフェースを採用した集積回路は、ISA対応の同等のチップに比べてピン数が30本乃至72本削減できる。さらに組み込みを容易にするため、PCI バスと同じクロックレートを採用している。なお、LPCはマザーボード上でのみの使用を前提とし、そのためLPC用コネクタ規格が存在しない。

LPC仕様では7本の信号線が必須であり、双方向のデータ転送を行う。うち4本はアドレスとデータを重畳させて運ぶ。残る3本(フレーム、リセット、クロック)は制御信号用であり、特にリセットとクロックはPCIのPCIRST#およびPCICLKと共通化できる。

仕様にはオプションの6本の信号線が定義されていて、割り込み、DMA、スリープ状態からのシステム起動、電源が切れることをLPC機器に知らせるといった用途に使用できる。

LPCのデータ転送レートは、バスアクセスの種類(I/O、メモリ、DMA、ファームウェア)に依存するが、いずれの場合もISAより若干高速である。33.3MHzでの典型的なI/O転送レートは約2.56Mbyte/sである。

関連項目

外部リンク


「Low Pin Count」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Low_Pin_Count」の関連用語

Low_Pin_Countのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Low_Pin_Countのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
IT用語辞典バイナリIT用語辞典バイナリ
Copyright © 2005-2024 Weblio 辞書 IT用語辞典バイナリさくいん。 この記事は、IT用語辞典バイナリの【low pin count】の記事を利用しております。
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのLow Pin Count (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS