MathSciNet
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/04 15:41 UTC 版)
MathSciNet | |
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URL | |
http://www.ams.org/mathscinet/ | |
分野 | 数学・統計[1] |
使用言語 | 英語 |
項目数 | 約300万件[1][2] |
運営元 | アメリカ数学会 (AMS) |
設立 | 1940年[1][2][3] |
現状 | 稼動中 |
MathSciNet(ますさいねっと)は、アメリカ数学会 (AMS) が提供する、世界の数学文献・数学論文をカバーする包括的な書誌・レビュー[要曖昧さ回避]データベースである。
概要
MathSciNetは、米国数学会(AMS)が提供する、世界の数学文献・数学論文をカバーする包括的な書誌・レビューデータベースである。ヨーロッパ数学会(EMS)などによるデータベースZentralblatt MATHと双璧をなす[4]。毎年7万件ほどの書誌が新たに収録され、そのうち5万5千件ほどにレビューがつけられている[5]。
MathSciNetは、「Mathematical Reviews (MR)」を前身にもつ。「MathSciNet」はMR を基に発展した。
MathSciNetは、1800 年代初頭まで遡及した書誌データの追加、電子ジャーナル論文へのダイレクトリンク、参考文献リストの追加、引用情報[6]の追加など、より拡張されたオンライン・データベースとしてインターネットを通じてサービスされている。また、論文のレビューの他、定期刊行物「Current Mathematical Publications: CMP」から書誌、抄録が収録されるとともに、数学主題分類であるMSC(Mathematical Subject Classification: MSC)[7]によって各論文等が類別されている。
現在、文献検索のみでも会員制である。文献検索は、MathSciNetのサイトライセンスを持つ機関(一部の大学図書館)で活用できる。
類似のデータベース
脚注
- ^ a b c “MathSciNet”. 丸善. 2017年2月6日閲覧。
- ^ a b “About MathSciNet”. AMS. 2017年2月6日閲覧。
- ^ “Mathematical Reviews Database”. AMS. 2017年2月6日閲覧。
- ^ Fowler 2004, p. 40.
- ^ Drake 2003, p. 1794.
- ^ ただし参考文献や引用情報のデータベースで利用可能なのは基本的に2000年以降に出版された論文に限られていることに注意。“Citations in MathSciNet”. MathSciNet. 2024年11月5日閲覧。
- ^ MSC2010
- ^ 丸善のMathscinetのページ
参考文献
- Fowler, Kristine K., ed (2004). Using the mathematics literature. Books in Library and Information Science. 66. Marcel Dekker. ISBN 0-8247-5035-7. MR2083017. Zbl 1118.00001
- Drake, Miriam A., ed (2003). Encyclopedia of Library and Information Science. 3 (Second ed.). Marcel Dekker. ISBN 0-8247-2079-2
外部リンク
- “MathSciNet 利用マニュアル” (PDF) (2013年). 2016年9月13日閲覧。
- MathSciNet Tutorials
- MathSciNetのページへのリンク