Location via proxy:   [ UP ]  
[Report a bug]   [Manage cookies]                

Microsoft Power Pointとは? わかりやすく解説

マイクロソフト‐パワーポイント【Microsoft PowerPoint】

読み方:まいくろそふとぱわーぽいんと

マイクロソフトオフィスパワーポイント


Microsoft PowerPoint

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/30 02:30 UTC 版)

Microsoft PowerPoint
開発元 マイクロソフト
最新版
Windows版 2019
macOS版 2019 / 2018年12月
対応OS Microsoft Windows 10以降、OS X Yosemite以降、iOS 10以降
種別 プレゼンテーションソフトウェア
ライセンス プロプライエタリ
公式サイト www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/powerpoint
テンプレートを表示

Microsoft PowerPoint (マイクロソフト パワーポイント)は、マイクロソフトWindowsmacOSiOSおよびAndroid向けに開発・販売しているMicrosoft Officeに含まれるプレゼンテーションソフトウェアである。

概要

もともとアメリカ合衆国Forethought社によってMacintosh用のアプリケーションソフトウェア "Presenter" として開発されたものであるが、1987年にPowerPoint 1.0 がリリースされた後、会社ごとマイクロソフトによって買収された[1]

2016年現在、Windows版、macOS版、iOS版の基本的インターフェイスは統一されているが、互換性のあるバージョンであっても、いくらかの違いがあり、同じファイルを開いても、特にアニメーションなど含む複雑なスライドほど、異なる挙動結果になることがある。

PowerPointはOffice Personal Editionには含まれないため、市販のPCにプリインストールされていることは稀であったが、プレゼンテーション用ソフトウェアとして普及している。またOffice 2007ではOEM版にPersonal with PowerPointというエディションも登場し、Office 2010以降は代替としてHome and Business(OneNoteも含まれている)のOEMも増えたため、プリインストールされている機種も増えつつはある。Office上位パッケージに含まれているほか、単体でも販売され、使用期限を設けて価格を抑えたパッケージの販売もされている。

macOS版Microsoft Officeでは、単体での販売はされていないが、すべてのエディションにPowerPointが含まれている。

本来の使い方とは異なるが、大量の図形を組み合わせることで絵を描くことも可能である[2]

バージョン

バージョン 1
Forethougt が1987年にMacintosh向けにリリースしたもの。
バージョン 2
Macintosh版は1988年にリリースされ、Windows版はWindows 3.0用で1990年にリリースされた。
バージョン 3
Macintosh版は1992年にリリースされ、Windows版はWindows 3.1用にMacintosh版と同じ年にリリースされた。
バージョン 4
Windows版の PowerPoint 4.0 は1993年にリリースされ、Macintosh版のPowerPoint 4.0は1994年にリリースされた。
バージョン 7
他のOfficeソフトウェアとバージョン番号が統一されたため、バージョン番号が3繰り上がった。このバージョンはPowerPoint 95としてWindows版のみリリースした。日本語版はこのバージョンから用意された。
バージョン 8
Windows版のPowerPoint 97が1997年にリリースされ、Macintosh版のPowerPoint 98は1998年にリリースされた。
バージョン 9
Windows版のPowerPoint 2000が1999年にリリースされ、最後のMac OS 9版PowerPoint 2001は2000年にリリースされた。
PowerPoint 2000では従来アウトライン画面・スライド画面・ノート画面を別々の画面で操作していたものを、一つの画面で操作できるようになったことで、プレゼンテーション制作の生産性を大幅に向上させた。
バージョン 10
Windows版のPowerPoint 2002が2001年にリリースされ、初のMac OS X版のPowerPoint Xも同年にリリースされた。
バージョン 11
Windows版のPowerPoint 2003が2003年にリリースされ、Mac OS X版のPowerPoint 2004は2004年にリリースされた。
バージョン 12
Windows版のPowerPoint 2007が2007年にリリースされ、Mac OS X版のPowerPoint 2008は2008年にリリースされた。
ファイルフォーマットOffice Open XML移行によってPowerPointの標準のファイル保存形式が変更され、PowerPoint 97から2003まで使用していた形式からOpenXML Presentation形式に変更された。後にOpenDocument Presentation形式にも対応した。
図形や書式に対する基本機能の強化が行われ、以前に比べより多彩で、魅力的なプレゼンテーション作成が可能となった。
バージョン 14
Windows版のPowerPoint 2010が2010年にリリースされ、Mac OS X版のPowerPoint 2011も同年にリリースされた。
写真やビデオの編集が可能で、背景の削除などの効果を行えるようになった。PowerPoint 2010ではDirectX 9[注釈 1]経由でGPUを用い、ページの切り替えやアニメーション機能などにハードウェアアクセラレーションを利用するようになった[3]。また、ファイルを動画ファイルとして保存することが可能になった。
バージョン 15
Windows版のPowerPoint 2013が2013年にリリースされた。
バージョン 16
Windows版、OS X版、iOS版のPowerPoint 2016が2015年にリリースされた。
バージョン2019
2018年に法人用、2019年に一般用が販売された。
バージョン2021
2021年に販売された[4]

閲覧方法

以前はActiveXを利用したMicrosoft PowerPoint Animationと言う閲覧専用ソフトウェアもあったが、現在は配布を終了している。このソフトウェアは拡張子.ppz のファイルの再生専用であり、このファイル自体はPowerPoint本体、OpenOffice.org Impress、PowerPoint Viewerで開くことができない。

そのほか、Internet ExplorerでPowerPoint 2002/2003のWebプレゼンテーションを閲覧するためのアドインとして、「Office アニメーション ランタイム」が提供されている[5]

Windows版のみであるが閲覧用の単独アプリケーションとしてPowerPoint Viewerがマイクロソフトから無償で提供されていた。Microsoft PowerPointで作成されたプレゼンテーションの表示・印刷などに限られる。2018年4月に更新およびダウンロード提供が終了し、Office MobileOffice Onlineなどへの移行が案内されている[6]

脚注

注釈

  1. ^ Mac版ではOpenGLが利用される。

出典

関連項目

外部リンク


「Microsoft PowerPoint」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Microsoft Power Point」の関連用語

Microsoft Power Pointのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Microsoft Power Pointのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
IT用語辞典バイナリIT用語辞典バイナリ
Copyright © 2005-2024 Weblio 辞書 IT用語辞典バイナリさくいん。 この記事は、IT用語辞典バイナリの【Microsoft PowerPoint】の記事を利用しております。
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのMicrosoft PowerPoint (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS