Location via proxy:   [ UP ]  
[Report a bug]   [Manage cookies]                

Shameとは? わかりやすく解説

shame

別表記:シェイム

「shame」とは、恥・恥ずかし思い・残念のことを意味する英語表現である。

「shame」とは・「shame」の意味

「shame」とは英語の名詞動詞である。名詞「shame」には、主に「恥」「恥ずかし思い」「恥辱」「羞恥心」「不名誉」「不真面目」「残念」「遺憾」「慙愧の念」といった意味がある動詞「shame」としては、「恥ずかし思いをさせる」「不名誉な気持ちにさせる」「辱める」「面目を潰す」といった意味が挙げられる

「shame」の発音・読み方

「shame」の発音記号は、「ʃéim」と表記される。「shame」の読み方カタカナで「シェイム」と表記される。「シェイム」の「シェ」にアクセント付けて発音をする。

「shame」の語源・由来

「shame」の語源は、「恥」「不名誉」といった意味の古英語名詞「scamu」「scemu」、「恥ずかしい」という意味の古英語動詞「scamian」「scemian」から来ている。さらにこれら古英語語源ゲルマン祖語「skamo」に由来するとされている。またドイツ語名詞「Scham」、ドイツ語動詞schämen」、オランダ語動詞「schamen」とも関連している。

「shame」の活用形変化一覧

名詞「shame」の複数形は、「shames」である。また動詞「shame」の活用形は、三人称単数現在形が「shames」、現在分詞が「shaming」、過去形が「shamed」の、過去分詞が「shamed」のと変化する

「shame」と「ashamed」の違い

「shame」と「ashamed」とでは品詞異なる。「shame」は英語の名詞動詞であることに対して、「ashamed」は形容詞である。「ashamedの意味は「恥ずかしい」「面目ない」といった意味を持つ。「私は恥ずかしい」という表現を英語でする場合、「I am shamed」とするよりも、「I am ashamed」とするのが一般的である。

「shame」の類義語

「恥」「恥辱」といった意味の名詞「shame」の類義語として、以下の単語挙げられる

embarrassment恥ずかしさ
・abashment(恥)
・shamefacedness(恥ずかしさ
humiliation屈辱
chagrin無念
loss of face面目を失う
・discomfiture(不快感

不名誉」「不真面目」「残念」といった意味の名詞「shame」の類義語として、以下の単語挙げられる

・ignominy(不名誉
disgrace不名誉
・dishonour(不名誉
scandalスキャンダル
discredit不信
contempt軽蔑
・disrepute(不評
pity(残念)

「shame」の対義語

「恥」「恥辱」といった意味の名詞「shame」の対義語として、以下の単語挙げられる

・boldness(大胆さ
・effrontery(厚かましさ
・brazenness(厚かましさ
・shamelessness(恥知らず
cheek生意気)

不名誉」「不真面目」「残念」といった意味の名詞「shame」の対義語として、以下の単語挙げられる

honour(名誉)
prideプライド
credit信用
esteem尊敬
renown名声

「shame」を含む英熟語・英語表現

「what a shame」とは


「残念です」「もったいない」「とてもひどい」といった意味を指す。またアメリカシンガー・ソング・ライター「レイラ・ブルー(Leyla Blue)」が、2021年リリースしたアルバム作品「Vibras Domingueras」に収録され楽曲が「what a shame」である。ユーチューブ900回以上の再生数を誇る。

「that's a shame」とは


「それは残念だね」「それは気の毒だね」といった意味である。同じ表現に「that's a pity」がある。

「I shame」とは


「(shame以下の人に対して恥ずかし思いをさせる」という意味を指す。「shame」は他動詞のため、必ず目的語を取る。

「Shame on you」とは


恥を知りなさい」「みっともない」「けしからん」といった意味である。「For shame」とも言う。

「put 人物 to shame」とは


人物赤面させる」「人物の能力圧倒する」といった意味を持つ。

「shame」の使い方・例文

「shame」を用いた例文以下の通りである。

・I feel shame at my father's behavior.(私は父親振る舞い恥ずかしいと思っている)
It's a shame that you couldn't come to the party, even though you kindly invited me.(せっかく招待してくださったのに、パーティー来られなくて残念です)
・The behavior of the new employee brought shame on the boss.(その新入社員行動は、上司面目を潰すこととなった
・Her selfishness put him to shame.(彼女のわがままな行為は彼を赤面させた)
It's outrageous to steal someone's things. shame on you.(人のものを盗むなんてとんでもない。恥を知れ

SHAME

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/19 06:33 UTC 版)

SHAME
別名 shame
出身地 日本大阪府
ジャンル ロック
活動期間 1994年 - 2002年
2006年 - 2009年
レーベル heritage record
1994年 - 1998年)、
2006年 - 2007年
東芝EMI
1999年 - 2002年
コロムビア/SONIC BANG RECORDS
2008年
事務所 LEMONed/unlimited records
1999年 - 2002年
公式サイト soundscape
myspace
メンバー CUTTボーカルギター
TAKEYA(ギター)
KOSYO(ベース
旧メンバー ANIKI(ドラムス
USSY(ベース)
大村誠(ドラムス)

SHAME(シェイム)は日本バンドである。1999年東芝EMIよりメジャーデビュー。2001年に解散するが2006年にインディーズとして再結成。2008年9月、コロムビア/SONIC BANG RECORDSより再びメジャーデビュー。2009年5月30日に新バンド名EVERYTHING MUST PASSが発表された。

メンバー

現メンバー

サポートメンバー

旧メンバー

2008年1月1日脱退・現グルグル映畫館&HATE77&夷狄

2015年 桂ざこば (2代目)の元に入門し、桂りょうばの名前で活動を始める

1995年6月頃脱退・現THE SEESAWS・元Sign

  • 大村 誠 (おおむら まこと、197?年?月?日 - )ドラムス

1994年12月頃脱退

来歴

結成からデビューまで

  • 1994年 結成。初のライブの動員は100人を超える。が、その殆どは猛哉の友人だったと後に判明。2回目のライブの動員は9人だった。
  • 1994年1997年 ライブハウスBAHAMAを中心に活動。当時のバンド仲間とは現在も懇意にしている。
  • 1995年 当初ファンであった、TAKEYAの幼馴染KOSYOが才能を買われメンバーとなる。
  • 1997年 初の自主製作盤シングルCD「beautiful」を発表。
  • 1998年 hideに見出され上京。翌年発表されたhide TRIBUTE SPIRITSに参加する。

デビューから解散まで

解散から再結成まで

  • 2002年2005年 各メンバーそれぞれのバンドで活動。
    • CUTT : SKYFISH, ORCA
    • TAKEYA : CHOCOLATE SYRUP → THE GOLDEN SPIDER, plankton
    • KOSYO : ハッカ → ORCA等サポート多数
    • ANIKI : グルグル映畫館, Hate77, サポート多数

再結成からメジャー復帰まで

  • 2006年 5月 インディーズとして再結成。大文字SHAMEの表記となる。初ワンマン「復活祭」はO-WESTと江坂MUSEをSOLD OUT。
  • 2006年 7月 FCサイト「SHAME PORTAL」開設。
  • 2006年 7-9月 全国9ヶ所のカップリングツアー"狂い咲きサンダーロード"を実施。
  • 2007年 タワーレコード独占発売「BEAMING CHAOS」がインディーズチャート1位を獲得。
  • 2007年 8月 全国4ヶ所のワンマンツアー"PILGRIMAGE"を敢行。
  • 2008年 1月1日 長年、ドラムを務めていたANIKIが脱退。ドラムはサポート体制へ。
  • 2008年 7月6日 公式サイトにて、9月3日にシングル「here.」でメジャーデビューすることを発表。
  • 2008年 7月31日 FCサイト「SHAME PORTAL」終了。

メジャー復帰から改名まで

  • 2008年 9月3日 10thシングル「here.」発売。コロムビア/SONIC BANG RECORDSよりメジャーデビュー。
  • 2008年 10月19日 「here.」発売記念購入者対象フリーライブを行う。
  • 2009年 3月28日 2009年初のSHAMEライブ"DIFFUSION"を行う。イロンのサポートが終了。
  • 2009年 4月3日 改名を発表。
  • 2009年 5月30日 新バンド名を発表。SHAMEラストライブ"TRANSMIGRATION"を行う。

限定復活

  • 2015年10月11日「ありがとう!mayuko 7th memorial」
  • 2015年10月25日「Gargoyle KIBA生誕祭"不韋不逞"」
  • 2019年9月23日 デビュー20周年記念ライブ“A Piece of Cake”(東京)
  • 2020年1月11日 デビュー20周年記念ライブ“A Piece of Cake”(大阪)
  • 2020年1月12日 デビュー20周年記念ライブ“A Piece of Cake”(名古屋)
  • 2020年4月26日 Time capsules中止に伴いTwitCastingにてプレミア配信を行う[1]
  • 2022年9月17日 恵比寿aimにて限定復活を行う

ディスコグラフィー

シングル

  発売日 タイトル 規格品番 収録曲 備考
1997年8月23日 Beautiful HRCS-0001
  1. Beautiful
  2. Aries
初の自主制作盤
1999年8月5日 ZERO and INFINITE NMCD-0005
  1. ZERO and INFINITE
タワーレコード限定シングル
1st 1999年10月8日 GOOD-BYE TOCT-22037
  1. GOOD-BYE
  2. FREAK OUT
  3. ANOTHER
デビューシングル
2nd 2000年1月26日 ZERO and INFINITE TOCT-22054
  1. ZERO and INFINITE
  2. DECLARATION
3rd 2000年3月23日 Forget,Forgive TOCT-4196
  1. Forget,Forgive
  2. Doll
CM maxell「CLUB WONDER」
4th 2000年6月21日 P. F. P. TOCT-4216
  1. P.F.P 2. ビリーバーズ
  2. P.F.P(off vocal)
スペースシャワーTV2000年6月度POWER PUSH
ヤミツキ」エンディングテーマ
5th 2001年5月30日 LOSERS TOCT-22149
  1. LOSERS
  2. 21st Century Boy
  3. nack
  4. 降る砂 -vestige-
6th 2001年9月7日 LOVE TOCT-22175
  1. LOVE
  2. HATE
  3. FOR
7th 2006年6月16日 EASTER EP SSHR-01
  1. 蝉時雨
  2. GET READY -we are free-
  3. SEE WHAT'S INSIDE
  4. NEVER BE THE SAME
8th 2006年12月20日 光の世界 SSHR-03
  1. 光の世界
  2. ANOTHER(acoustic)
  3. 花ーsalvation2ー(acoustic)
9th 2007年5月16日 BEAMING CHAOS SSHR-04
  1. BEAMING CHAOS
  2. LET IT ART
  3. I AM THE WALRUS
  4. I wish to meet you up there. (LIVE)
  5. BEAUTIFUL (LIVE)
タワーレコード独占発売
10th 2008年9月3日 here. COCA-16167
  1. here.
  2. aerodynamic heart
  3. clockwork wings
  4. ticket to fly
再デビューシングル
11th 2009年5月2日 TRANSMIGRATION EP SSHR-06
  1. MARIGOLD
  2. SISTER:PARALLEL
  3. ME and MY WORLD
  4. TRANSMIGRATION(a hint)
2009年3月28日ライブ先行発売
12th 2020年12月25日 Time Capsule SS20CD-01
  1. Time Capsule
  2. Rorschach (Live - 2019.9.23 Tokyo)
  3. Inori (Live - 2019.9.23 Tokyo)
  4. Cube (Live - 2020.1.12 Nagoya)
  5. Aries (Live - 2020.1.11 Osaka)
クラウドファンディング リターン

アルバム

  発売日 タイトル 規格品番 収録曲 備考
1st 2000年4月26日 Air Pocket TOCT-24348
  1. ロールシャッハ
  2. DECLARATION
  3. Forget,Forgive
  4. SWITCH
  5. ANOTHER
  6. salvation
  7. Beautiful
  8. Floating
  9. Reset
  10. ZERO and INFINITE
  11. WORDS
  12. GOOD-BYE
  13. GOOD-BYE(reprise)
2nd 2001年10月11日 waveform TOCT-24654
  1. reActivate
  2. waveform
  3. THINK
  4. I wish to meet you up there.
  5. LOVE
  6. bridge
  7. 狂詩曲
  8. Near
  9. wating for nothing
  10. sunrise
  11. 21st Century Boy
  12. LOSERS
  13. the last song
  14. deactivAte
2006年11月22日 BUTTERFLY SONGS SSHR-02
  1. INTRO (BABY-SUN)
  2. ZERO and INFINITE
  3. ロールシャッハ
  4. THINK
  5. P.F.P.
  6. Forget, Forgive
  7. LOSERS
  8. DOLL
  9. LOVE
  10. SUNRISE
  11. 21st Century Boy
  12. GOOD-BYE
  13. SADNESS(未発表曲)
リビルド(ベスト)アルバム
3rd 2007年8月2日 3RD eye BLINKS SSHR-05
  1. 3RD eye BLINKS
  2. BEAMING CHAOS
  3. DON'T DENY YOUR PAST
  4. GRAY NEWYORK RAIN
  5. 花 -salvation2-
  6. SANDGLASS
  7. 125
  8. ALL OF US WITH WINGS
  9. LET IT ART
  10. ROCK!!
  11. NO ONE TO RESCUE ME
  12. SUNBEAM
  13. GET READY -we are free-

DVD

  • SHAME LIVE ARCHIVE Vol.1 "2006/6/21 EASTER~復活祭~TOKYO"(2006年8月6日)
  • SHAME LIVE ARCHIVE Vol.2 "PILGRIMAGE 2007/8/24 TOKYO"(2007年9月29日)
  • "Time Capsules -3RD eye BLINKS-" shame 20th Anniversary album concept studio live vol.1(2020年12月25日)
  • "Time Capsules -WaveforM-" shame 20th Anniversary album concept studio live vol.2(2020年12月25日)
  • "Time Capsules -Air Pocket-" shame 20th Anniversary album concept studio live vol.3(2020年12月25日)

参加作品

  • ラジカルパンチ!(1998年6月23日)
    • Good-bye
  • LIGHTNING & THUNDER(1998年10月1日)
    • DOLL
  • Cafe Le Psyence-hide LEMONed Compilation(2002年5月16日)
    • GOOD-BYE
    • 21st Century Boy
    • Hello, Good bye
  • FM802 HEAVY ROTATIONS J-HITS COMPLETE’99~’01(2004年12月8日)
    • P.F.P.
  • SPLIT OUR SPIRIT(2006年11月12日)
    • FREAK OUT
    • CUBE
  • ガーゴイズム(2008年5月17日)

参加作品(ビデオ)

デモテープ

  • INSIDE(1996年)
  • 祈り / reset(1997年)
  • leave / Good-bye(1997年)
  • Shame Starter Kit(1997年)reset/GOOD-BYE/Aries
    • 未公開/オーディション応募用/このテープが巡り巡ってhideの耳に止まる
  • Good-Bye / reset / floating(1998年)ZEPPET STOREワンマンO.A.時に配布
  • ZERO and INFINITE / Salvation / for(1999年)上京後初ワンマン"Trial"時に配布

ミュージックビデオ

監督 曲名
UGICHIN 「LOSERS」「LOVE」
須永秀明 「Forget,Forgive」「P.F.P.」
藤舘祐介 「here.」
不明 「GOOD-BYE」「LEMONed I Scream」「ZERO and INFINITE」

タイアップ一覧

使用年 曲名 タイアップ
2000年 Forget,Forgive maxell「CLUB WONDER」TV-CFソング[2]
ABCテレビテレビ朝日系『ターニングポイント』エンディングテーマ[3]
P.F.P. 日本テレビ系『ヤミツキ』エンディングテーマ

主なライブ

  • 1998年08月06日 - MIX LEMONed JELLY
  • 1999年10月11日 - HEADROCKS'99~START UP THE HAMMER MUSIC~
  • 2000年05月13日 - FM802 & SPACE SHOWER TV presents SWEET LOVE SHOWER 2000 SPRING
  • 2000年07月30日 - FM802 MEET THE WORLD BEAT 2000
  • 2000年08月26日 - MIX LEMONed JELLY
  • 2000年12月31日 - LIVE COUNTDOWN Adios 2000
  • 2001年01月21日 - たまそう音楽大学入学式
  • 2001年08月25日 - 瀬ッ戸STOCK2 サウンドマリーナ2001
  • 2001年08月31日 - Rolling Rocks EPISODE 5
  • 2001年10月21日 - MINAMI WHEEL 2001
  • 2006年08月31日 - hide presents「MIX LEMONed JELLY 2006 11th」
  • 2006年10月06日 - MINAMI WHEEL 2006
  • 2007年05月02日 - hide Memorial Day 2007
  • 2008年11月03日 - MINAMI WHEEL 2008
  • 2008年12月13日 - MIX LEMONed JELLY 2008 ★ feat. hide Birthday
  • 2015年04月19日 - SPLASH "BACK AGAIN TOUR 2014-2015"
  • 2015年10月11日 - ありがとう!mayuko7th Memorial
  • 2015年10月25日 - KIBA50祭~不偉不逞~

脚注

  1. ^ https://twitcasting.tv/cuttjapan/shopcart/3549
  2. ^ Forget,Forgive”. ORICON NEWS. 2023年10月18日閲覧。
  3. ^ Air Pocket”. ORICON NEWS. 2023年10月18日閲覧。

関連項目

外部リンク


羞恥心

(Shame から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/13 22:08 UTC 版)

羞恥心(しゅうちしん、: shame)、(はじ)、恥じらい(はじらい)とは、対人場面における何らかの失態の結果や、失態場面の想像によって生じる対人不安の一種である[1]

「恥 (shame)」という言葉は、かつて「覆い隠す( "to cover")」という意味の古い言葉から派生したと考えられている。直接的にも比喩的にも「自身を覆い隠す」ものが恥の自然な表現である [2]

概要

恥じらい、あるいは羞恥心というのは、恥ずかしいと感じる気持ちのことである。つまり恥を感じている気持ちのことである。

日本の心理学者である菅原健介は、羞恥心が生じる重要な要因として、他者から期待される役割イメージからの逸脱を挙げている[1]。人間には所属欲求があり、所属した社会から排斥されないために、公的な自己像からの逸脱をコントロールしようとする。羞恥心は、他者からの期待や信頼に背くなど、社会からの排斥を想像させる苦境場面に自己が置かれていると認識することによって喚起される、生得的な警告反応である。この期待と現実のギャップによって起きる反応は、他者からの期待が現実を大きく超えた賞賛などでも生じる[1]

罪悪感ないし羞恥心を測定する「TOSCA-A」の項目 "shame" によると、羞恥心は以下のとおり4つの下位尺度に分類される[要出典]

  1. 自己の存在が取るに足らない物と感じ、自己を否定したいと思う「全体的自己非難」
  2. 恥を感じる状況から逃げたい、もしくは恥を感じた記憶を消したいと思う「回避・隠蔽反応」
  3. 自分が周囲から孤立したと感じる「孤立感」
  4. 人に見られている、人に笑われていると思う「被笑感」

自己意識的で否定的色彩があることなど共通する要素が多く、社会的行動に影響を与える感情として、羞恥心はしばしば罪悪感と比較される[1]。罪悪感が自己の起こした特定の行動の相対的評価を問題視するのに対し、羞恥心は自己全体への否定的評価を問題視する[3]

「TOSCA」を作成したJ.P.タングニーの研究では、羞恥心を感じやすい人は、罪悪感を持ちやすい人より攻撃的で、責任を転嫁しやすい傾向があるという[1][注 1]

羞恥心は、外部への帰属、他者への強い焦点、復讐といった感情や行動を発生させる屈辱感を伴い易いからである。

幼い子供であれば、トイレに行くのが間に合わず失禁してしまったり、また思春期前後の世代では空腹時の腹鳴が周囲の人に聞こえてしまったり、スポーツの技量などで友達に力が及ばなかったり、集団の中での自己にいきなり焦点が当てられたりという場面において、この感情が出てくる。この感情は、集団の中の自己を意識するようになって初めて生まれてくるものである。成人になると、性的な場面や社会的な業績・成果といったものにとりわけ関係するようになる。

ナルシシズム

成人のナルシシズムは、恥への防衛機制と関連しているとの論があり[4]、また自己愛性パーソナリティ障害についても同様であるとされる[5][6]

精神科医のGlen Gabbardによると、自己愛性パーソナリティ障害は、壮大、傲慢、面の皮の厚い「忘却型」タイプと、過敏で恥ずかしがりやの「過敏性」タイプという、2つの亜型に分類できるという。「忘却型」タイプは、賞賛、羨望、感謝のために、隠された弱い内面化された恥ずべき自己とは正反対の壮大な自己を周囲に提示する。一方で「過敏型」タイプは、他人を不当な虐待者と見なすことで切り下げを中和する[5]

スティグマ

脚注

注釈

  1. ^ 菅原は恥とShameが一致する概念なのか検証の余地があるとしている[1]

出典

  1. ^ a b c d e f 菅原 2011, pp. 84–87.
  2. ^ Lewis, Helen B. (1971), Shame and guilt in neurosis, International University Press, New York, p. 63, ISBN 0-8236-8307-9 
  3. ^ 菊池 2003, p. 36.
  4. ^ Wurmser L, Shame, the veiled companion of narcissism, in The Many Faces of Shame, edited by Nathanson DL. New York, Guilford, 1987, pp. 64–92.
  5. ^ a b Gabbard GO, subtypes of narcissistic personality disorder.[リンク切れ] Bull Menninger Clin 1989; 53:527–532.
  6. ^ Young, Klosko, Weishaar: Schema Therapy – A Practitioner's Guide, 2003, p. 375.

参考文献

関連項目




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Shame」の関連用語

Shameのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Shameのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
実用日本語表現辞典実用日本語表現辞典
Copyright © 2025実用日本語表現辞典 All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのSHAME (改訂履歴)、羞恥心 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS