W型エンジン
シリンダーの配置形状がW型状になったエンジンで、V型エンジンを1本のクランク軸の周りに複合した形である。3つのシリンダーパンクが矢印形をなすものはアロータイプエンジンとも呼ばれる。多気筒エンジンにおいて全長をコンパクトにできる利点があるが、構造が複雑になり生産性が悪化するという弱点をもつ。自動車用エンジンとしての実施例は少ないが、VWグループのプガッティ車用W型18気筒エンジン、フェートン用W12気筒、パサート用W8気筒などがあり、例えばパサートのW8は角V型4気筒を1本のクランク軸に複合させている。
参照 シリンダー配置W型エンジン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/16 03:05 UTC 版)
W型エンジン(ダブリューがたエンジン)とは、一本のクランクシャフトに対し、3バンクまたは4バンクのシリンダーをW字状(扇状)に配置したレシプロエンジン。4列で放射状に配列したものはX型エンジン、それ以上はラジアルエンジン(放射状エンジン)の範疇であるが、隣り合うバンクの同じロウ(行と列の「行」)のコネクティングロッドが一つのクランクピンを共用する点はV型エンジンの発展型とも言えるもので、1つのクランクピンに1本のマスターロッドが嵌り、そのマスターロッドに他のシリンダーのサブロッドが連結している星型エンジンとは異なる。3バンクのものは英国政府支給品のマークに似ているためブロードアロー型とも呼ばれる。[1][2]
- 1 W型エンジンとは
- 2 W型エンジンの概要
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