V型エンジン
一般に、偶数気筒のエンジンでシリンダー列を前から見てV型に配置したエンジン。多気筒エンジンにおいてエンジンの全長を短縮するため、シリンダー列を2つに分け、1本のクランクシャフトに各シリンダーのピストンをコネクティングロッドによりつなげている。例えば、2輪車用のV2気筒、以前は自動車用4気筒においてもタウナス(ドイツ・フォード)、ランチアに用いられたが例があり、現在はVWが超狭角V型を用いているが、多くは6気筒以上である。2つのシリンダー列がなす角度をパンク角といい、V6では90度か60度が、V8では90度が一般的である。また12気筒エンジンの場合は60度が一般的であるが、現代のレーシングエンジンにおいてはV10が主流であり、バンク角を72度にすると点火間隔が等しくなるが、エンジン全高を抑えるためこれより大きく設定される。なお、水平対向エンジンに対し、バンク角が180度のものをフラットV型と呼ぶ。
参照 直列エンジンV型エンジン
V型エンジン
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