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calliopeとは? わかりやすく解説

カリオペー

(calliope から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/29 13:58 UTC 版)

シモン・ヴーエの1634年頃の絵画『ウラニアとカリオペ』のカリオペーを描いた部分。

カリオペー古希: Καλλιόπη, Kalliopē, 「美声」の意)は、ギリシア神話に登場する文芸の女神ムーサたち(ムーサイ)の1柱。名はカリオペイア古希: Καλλιόπεια, Kalliopeia)とも。日本語ではカリオペカッリオペイアなどとも表記される。

すべてのムーサたちと同じく大神ゼウスムネーモシュネーの娘。9柱のムーサたちの長女で、クレイオーエウテルペータレイアメルポメネーテルプシコラーエラトーポリュムニアーウーラニアーと姉妹[1][2][3]。「叙事詩」(叙情詩、エレジー)を司る。表される際の持ち物は、書板と鉄筆であるが、この様にムーサたちが細分化されたのはローマ時代のかなり後期になってからである。黄金の冠を着用している場合もあり、ヘーシオドスはこれをほかのムーサイに対するカリオペーの優位を示すものとしている。

アポローンもしくはオイアグロス英語版とのあいだにオルペウスリノス英語版をもうけたほか[4]レーソス[5]セイレーンたちの母とする説もある[6]

弁舌の女神ともされ、ムーサたちの中で最も賢いとされる。アドーニスをめぐるアプロディーテーペルセポネーとの争いを仲裁するなど、ムーサたちの中で最も活躍の場が多い女神でもある。

ギャラリー

脚注

  1. ^ ヘーシオドス、76行-79行。
  2. ^ ヘーシオドス、915行-917行。
  3. ^ アポロドーロス、1巻3・1。
  4. ^ アポロドーロス、1巻3・2。
  5. ^ アポロドーロス、1巻3・4。
  6. ^ セルウィウス『アエネーイス注解』5巻864行。

参考文献

関連項目


Calliope

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 23:48 UTC 版)

サンドマン (ヴァーティゴ)」の記事における「Calliope」の解説

作家として行き詰っていたリチャード・マドックは、老齢作家からギリシア女神ムーサ一柱であるカリオペ譲り受け自宅監禁してレイプすることで霊感を得る。カリオペ三位一体母神メレテームネーメーアオイデー呼び出して救い求めるが、女神たちにその力はない。一縷の望みとして、かつてカリオペとの間に子をもうけたオネイロスドリーム)の名が挙げられ、彼と憎み合う関係になっていたカリオペ絶望する。やがて長年幽閉から逃れたドリーム救出現れ、かつての冷厳さを知っていたカリオペ驚かせるドリームマドックに無限のアイディア与えて狂気追いやった。

※この「Calliope」の解説は、「サンドマン (ヴァーティゴ)」の解説の一部です。
「Calliope」を含む「サンドマン (ヴァーティゴ)」の記事については、「サンドマン (ヴァーティゴ)」の概要を参照ください。

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