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time constantとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 業界用語 > FA用語 > time constantの意味・解説 

時定数

読み方ジテイスウ
【英】:time constant

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一次遅れ要素指数関数特性変化するために、変化早さ一言で示す目安欲しくなる。この変化目安を示す指標が「時定数」。時定数は立ち上がり(0%)時の傾斜のまま最終点(100%)まで到達した仮定した時間表現する。しかし、実測により立ち上がり時の傾斜から時定数を正確に求めるのは困難です。そこで一次遅れの計算式から時定数に相当する時間経過したときの値を求めると約63%になるので、通常63%に到達する時間計って時定数を求める。

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線形一次遅れシステムで、ステップ入力加えたとき、出力が全変化分の63%に達するのに要する時間

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線形一次遅れシステムにおいて、ステップ入力加えたとき、出力が全変化分の63%に達するのに要する時間


時定数

(time constant から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/13 04:52 UTC 版)

物理学工学および社会科学において、時定数(じていすう、ときていすう、ときじょうすう、: time constant[1])は、線型時不変系LTIシステム)における1次の周波数応答を示す値である。ギリシャ文字の τ で表される。過渡現象の応答速度の指標としても理解される[1]Time constantの邦訳語としては「ときていすう」であるとする説もある。学術用語としては「じていすう」としている(JISも同様[2])。

例として電子回路RC回路抵抗器-コンデンサ)、RL回路(抵抗器-コイル)がある[1]。その値は磁気テープ送信機受信機レコードおよび再生装置、デジタルフィルタなどの信号処理系における周波数応答の特徴を表すために用い、1次の線型系としてモデル化および近似する。同じような式の形であっても、電磁気学、機械工学、社会科学の順に、時定数が大きくなり、システムの監視、状態の管理方法が異なる。電気的手法よりも空圧を制御の積分や微分に使うような制御システムも時定数を用いる例として挙げられる。

物理的あるいは化学的[1]には、時定数はシステムが目標値の (1 -e-1) [1]に達するまでの時間を示す。あるいは外力が取り除かれたときに初期値の約37%に達するのに必要な時間でもある[1]。工学、社会科学でも、約63.2%に達するまでの時間を取ると、電磁気学ではマイクロ秒、ミリ秒の事象が多く、機械工学ではミリ秒、秒の単位が多い。社会科学では、時間、日、週、月、年などの単位になることもある。時定数の大きさが、システムの分類に役立つ。

微分方程式

1次の線型系を次の微分方程式で表す。

コンデンサの電圧ステップ応答
インダクタの電圧ステップ応答

RL回路における時定数 τ (単位は)は次のようになる[1]


「time constant」の例文・使い方・用例・文例

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