ファイザー日本法人の五十嵐啓朗社長は29日、都内で就任に伴う記者会見を行い、2025年度中間年薬価改定で懸念される日本への投資減速に対し、「これまでの実績をベースに、昨年さらなる成長のための追加投資をしてもらっている。グローバルと一体になって、さらに日本の患者さんへの貢献を加速していく」と表明した。引き続きグローバル開発への早期参加、小児適応の積極開発を進める。これを受け、27年までに新型コロナウイルスワクチン・治療薬のほか、抗癌剤、ワクチン、希少疾患の治療薬により二桁成長を目指す。
五十嵐氏は、「前任者が築いた強固な土台の上に強いファイザーを築く」と抱負を語り、成長を軌道に乗せていく方針を示した。本社からの投資については、「日本は最重要国の一つ」と強調。「コロナのワクチンと治療薬を届けながら、それ以外の事業を成長させるという積み重ねをしており、信頼がグローバル本社からしっかりあると思っている。その中で、より大きな貢献ができることを示し、本社から日本法人に対し手厚いサポートをいただいた」と説明した。
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