富山県 金剛堂山(山スキー)
3年前の雪辱を。
2月10日(日)は、金剛堂山の様子を見に行きました。
記録と写真
2010年1月以来、子どもが生まれたり右肩の脱臼の手術をするなどで山スキーからは遠ざかっていた。
2013年は、1月に福井の取立山で復帰の練習。
今回は、3年前にあまりの雪を前に登山口で敗退した富山県の「金剛堂山」を目指すことにした。*1
土曜日の夜に京都を出発、琵琶湖の湖西道路を通って敦賀から北陸道に乗り、金沢を過ぎたPAで仮眠。朝5時に起きて富山県の南砺市利賀村へ。
利賀スノーバレースキー場にクルマを置いて出発。駐車場のすぐそばにある尾根に取り付く。
1346ピーク(片折岳)までは先行パーティのトレースがしっかりしている。
1346ピークから先は小さな下りがある。あわよくばピークを巻いて登り下りを避けたかったがいつの間にかピークへ。トレースとシュプールに誘われて一度まったく逆の方向に滑り込んでしまい、思いがけず時間をロスしてしまう。
この先は一人旅。単独で雪山をラッセルするのは久しぶりだ。
装備は大丈夫だろうか。足下は大丈夫だろうか。
半日もあれば登れる日帰りの山なのに、にわかに心細くなる。
いつしかスキー場の音楽も聞こえなくなった。自然の懐に入るのを、身体が畏れているのだろうか。
1346ピークから先は傾斜は緩やかになる。
ようやく、描いていた雪山の風景に出会えたような気がした。
雪がしんしんと降る。風は弱い。
スキーでくるぶしの上まで埋まる程度のラッセルが続く。
ピークに近づくにつれて斜面がところどころ氷化してきた。
足下と雪庇に気をつけながらやりすごす。
樹氷はそれほど育っているようでもなかった。
山頂。ほこらが隠れているくらいに雪が積もっている。
ここから南へ続く景観は、1600m台の山とは思えない雄大なものだった。
今日は、山頂を踏んだことで折り返すことにする。
登り返しと平行移動が多いので、1346ピークまではシールを着けたままで下った。
1021ピークから下は藪のなかを根性で下る藪スキー。
ようやく、車が見えてきた。
13時前にはクルマに戻って地元の温泉「天竺の湯」へ。
入浴料は600円。地元の人で賑わっていた。
帰りは東海北陸自動車道で。
ひるがの高原からスキー帰りの渋滞(14km)に巻き込まれて、帰ったのは午前2時前。
走行距離は890kmでした。
*1:2008年7月、夏に登った記録:「富山県 金剛堂山と東海北陸自動車道(ハイキング+ドライブ) - 忘却防止。」