10年以上この仕事してると不思議と慣れなのか、DNAを見るとその人の外見が頭に浮かぶようになった。
なんとなくこの人は肌の色がこんな感じかなとか髪質はこんな感じかなと。
なんとなくそのDNAからその人の「顔」が浮かび上がってくる。
分析してて「この人はこんな感じかな」って思ったら、どうしてもその本人を見たくなっちゃうのよ。だから、こっそり患者さんの姿を確認しに行くこともある。あくまでチラッと見て、思った通りだ!とか意外と違ったな~って感じで楽しんでる。
最近はイラストも描き始めた。患者さんの顔を直接見る機会がない時なんかは、自分の頭の中で描いたイメージを紙に描き起こして、こんな人かな?って遊んでる。
これが意外と楽しくてね!塩基配列を見ては髪型や目の色、鼻の形なんかを想像してこのDNAの持ち主はこんな感じだ!って、気分はもうシャーロックホームズ。