こうしたデータを得るために、PCR検査が重要。感染拡大が始まったころ、PCR検査は偽陽性が多く意味がないという主張、恐らくは厚労省の医系技官が言い出したfake、を強硬に主張する医療関係者が結構いた。ネトウヨもPCR不要論を執拗に主張していた。PCR検査の感度が高く、プライマーのコンタミを防ぐことで偽陽性は十分低くできる。プライマーの数をn個とすると、本来、特異性は1/4のn乗に比例する。当時も今も、正確な診断のゴールデンスタンダードだ。 当時、私がPCR検査を充実させるべきことをfacebookで述べたら、PCR検査は偽陽性が多いとして、「医学部でもう一度勉強して来い」と罵声を浴びせた某大学のスタッフもいた。彼とは実際会ったこともあった間柄だった。彼は、その後のコロナ禍の推移、PCR検査の有用性をどのように見ているのか。無知蒙昧を棚に上げて、あのような罵詈雑言を他の医師に浴びせられる、そ